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【小1の壁】息子の問題行動を変えたのは、〇〇 【後編:希望の光】

(★前編では、何をやってもうまくいかず、問題行動連発。息子にとっても私にとっても苦しい1年だった小1時代について書きました。しかし、2年生になって息子は別人のようになりました。絶望の世界に希望の光が見ました。)

1 変化の兆し

2年生になり、クラス替えもあり、1番親しくしていた友達とも別のクラス。
先生も変わり、最初は不安でした。

でも、2年生になって、少しずつ良い変化が表れ始めました。

〇白紙だった連絡帳を毎日書いてくる
〇宿題を自分からやる
〇帰ってきても機嫌が悪くない、私に八つ当たりをしない

どうしたんだろう??

小1の秋、いろんな問題が起き始めてから月1でスクールカウンセラーさん(学校に週数日常駐する臨床心理士さん)に話をきいてもらっていたので、月1面談の際に聞いてみると、

”学習頑張っているようです”
”担任の先生が上手にやってくれていて、いつも楽しそうに先生とおしゃべりしています”
”きっと甘えたい気持ちにこたえてもらっているんでしょうね”
”彼は、叱られているとき、なにかあるとき、怖い顔をするときがあるんですが、2年生になってかわいい顔の時間が増えました”

2 本当は認めてほしかった、褒めてほしかった息子


新しい担任の先生は、”元気で明るい女性の先生”
生徒たちを温かく包み込む太陽のような先生でした。

夏にあった担任の先生との個人面談で、
息子に起きた変化の謎が解けました。

①子どもの反抗的な態度は、繊細な自分を守るための防御反応だった



”息子さん、とても頑張ってくれています”
4月のころは、去年のまま戦闘モードだったんです。
でもそれは、自分が傷づかないように、
ガラスの中に入っているような状態
。”

”私がよいところを褒めると
最初は「僕褒められるの苦手なんですよ~」といっていました。
でも、私が、”私はあなたの味方なんですよ~”と
強いメッセージを出し続けていたら
少しずつ、柔らかくなってきて、
打ち解けてきてくれました


②友達を叩いてしまったときの先生の言葉



”最初は、お友達に手を出してしまうことも時々ありました。
でも、彼はいじわるじゃないんです。
悪気があるわけじゃなくて、
怒ってしまうことには毎回必ず理由がありました

自分が並んでいたのに別の子に邪魔されてしまった、とか、
自分のペースを乱されてしまったとか。

でも、その理由に寄り添ってもらえなくて
とった行動をみて叱られてばっかりだったから、
どんどん殻に閉じこもってしまうようになった
んだと思います。”

だから、そんな様子をみて、私は
この子変わるな、と思いました。

”ある日、お友達を叩いてしまったとき、
私が「どうしたの?」と聞いたんです。

すると、わかりやすく理由を説明してくれました。

私が「わかりやすく理由を説明してくれてありがとう」
というと、

彼は、”え・・何で悪いことしたのに、褒められるの?”
と少し不思議そうな顔
をしていました。

(そういえば、小1の時の担任の先生と話したとき、
あまりにも注意を受けるので、
”息子は何も理由がないのに叩いたりしないと思います。
何か理由があるんだと思います。
何があったのでしょうか。”
と聞いてみたことがあります。

でも、担任の先生は、
理由はどうあれ叩くのはいけないので
ご家庭でもよく注意してください、
とおっしゃっていました。

担任の先生が言うのもその通り。
でも、理由も状況もわからない私が、
息子に家で、学校であった行動のことを注意しても
全く響かなかった
んです。。

私が子どもと一緒に遊んでいるときであれば、
トラブルの種を見つけて
仲裁にはいったりもできるんですが、
学校で起きていることは止められない…
だから本当に困っていた
んです。)

③信頼関係を育む先生の関わり



小2の担任の先生(S先生)は、やめてほしいことを息子がしてしまったとき

”次同じことしたら、抱きしめちゃうぞ~”
と声をかけたらしいです。

すると息子は
ちょっと嬉しそうに、でも照れくさそうに
”え・・それはやだな”といって、
悪い行動をやめた
そうです。

息子が言葉使いが悪く
お友達に”おい!どけ!”と声をかけたことがあるそうです。

それに対してS先生は、
「あなたは王様ですか?」と声をかけたそうです。
そうすると息子は
「どいて」と言い直したそうで。
それに対して先生は、
「どいてください」ですね、
とどういったらよいかを具体的に教えてくれたそうです。

④とにかくいいところを見つけて褒める、褒める


去年は叱られてばっかり。
毎日叱られて、
”僕は悪い子”と自分でも悪い子のレッテルをはり、
どんどん悪者になってしまった息子。

息子も私もどんどん自信を無くし
絶望状態でした。

でもそんな息子のことをS先生は、
沢山いいところを見つけて、褒めて、褒めて、褒めてくれました。

その結果
褒められるのが嫌いだといっていた息子が
家でも、褒められると「えっへん!」とうれしそうな顔をしたり
「もっと褒めて~」というようになり、
僕は褒められる子、だと自分を認めることができるようになりました


授業は上の空だった1年のころとは変わって
学習もまじめに取り組み、
授業中も、手を挙げてよく発言するようになったそうです

職員室では
息子のことを、1年のころとは雰囲気が変わった
かわいい顔になった
1学年大きくなっているのに、
子どもの顔になった、
と話しているそうです。

息子は生まれたときからすごく繊細な子。
強がっているけど、本当は誰よりも
怖がりで傷つきやすい一面をもっていました。

本当は優しくしてほしい
褒めてもらいたい
そう思っていたのです。
(実際保育園でも、アメリカの幼稚園でも
信頼関係が築けた先生のもとでは
問題の行動を起こすこともなく
先生のいうこともよく聞いて頑張っていました。)

そんな息子の性格を一瞬で見抜き、
優しく包み込み、この子は変われると信じてくれたS先生。

感謝してもしきれません。
先生の愛と信頼”で子どもが別人のように成長するんだ、
ということを体感しました。

心理的安全性のある場所では
人は本当に成長する


苦手なことにはあまり取り組みたがらなかった息子は
今年はとりあえずやってみよう、と
自己効力感をもって、取り組むことができました。

その結果、成績もぐっと上がったんです。

小1のころの通知表は、
息子は開こうとしませんでした
(きっと学校でみて、あまりよくないことを
確認していたのだと思います)

それが今年は
通知表をもらうのが楽しみだといい、
受け取った通知表を自慢げにみせてくれていました。

もし、去年の我が家のように、
苦しい思いをされている家族がいたら、
私は伝えたいです。
あなたたちが悪いわけじゃないと。

”先生との関係性”
”環境”

問題行動が出てしまうときには、いろんな理由・要素がある。
きっと解決策はあります!!



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