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漫画みたいな毎日。「ここに居ない誰かを想うこと。」

先日、夫と末娘と3人で買い物に行きました。

その日は、ドラッグストアーに立ち寄り、私に届いた「お誕生日クーポン」を使って、ちょっとまとめ買いしておこうと思っていました。

10月は、私の誕生月であるので、あちらから、こちらから、「お誕生日クーポン」なるものが送られてきます。

これが、嬉しいのですが、「じゃあ、折角だから、お買い物しなくちゃ!」と思ってしまうので、販売側の策略にまんまとはまっている、賢いとは言えない消費者であります。でも、こうやって、ある程度の経済がまわっているはず・・・と自分に言い訳しています。

さて、ドラッグストアーにて、いつも使う豆乳をカートに乗せ、オリゴ糖を買おうと店内を探します。見つけたオリゴ糖は、棚に10本ほど陳列されていました。今日、まとめて買っておいたら、お得だし、便利だと思っていたので、店員さんに在庫を尋ねると、「今は、棚にあるものが在庫の全部」とのこと。

それは、それで、仕方ない。まぁ、あるもので十分だろうとカートに入れていきました。

棚の残りが3本くらいになった所で、末娘が、こう言ったのです。

「次に買う誰かに、残しておいてあげたほうがいいんじゃない?」

私と夫は顔を見合わせました。

うん、それって、ステキな考え方だよね。

私達は、棚に数本のオリゴ糖を残し、お店を後にしました。


自然界においても、植物でも、動物でも、資源でも、「次のことを考えて、今、使う分だけ、わけてもらおう」という考え方は、古来からあったものだと思います。

現代において、後先を思うことなく、「自分の欲しい分だけ、満足するまで得る」という行動や考え方が、今の環境問題や、動物の絶滅や、様々なデメリットに繋がっているのだというのは、明らかでしょう。とても残念なことなのですが。


目の前の子どもたちに何を遺すか、何を遺さないか。

そして、今、自分の目の前には居ないけれど、ずっと先に存在しているであろう何世代も先の人たちに、何を遺せ、何を遺さないようにするのか。

末娘が、何からそのように思ったのはわかりませんが、そんな風に、「自分の目の前に居ない誰か」に思いを馳せる姿に、子どもは親の背中を見て育つというけれど、親が子どもの小さな背中から学ぶことの方が多いよね、と感じるのでした。


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