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漫画みたいな毎日。「末娘の聞き間違いシリーズ。長男よ、アナタもか?!」

末娘が、台所に走ってやってきた。

「お母さん、しーえむで、『バカモノはノーギョーをがんばってる!』って言ってる~。バカモノって何?」

・・・若者、です。

若者が農業を頑張っている、と言っているのですよ。娘よ。


同じ日の夕飯時の長男。

「お母さん、あのさ、ラジオのニュースでさ~『バカモノが放火しました』って言っててさ、へー、今って、ラジオで、バカモノとか言うんだ!って思ったら、若者だった。」

アナタもか!

若者はバカモノか?!

・・・ある意味、その行為はバカモノなのかもしれない、と思ったが、そこは心にしまった。


そして考える。

大人と書いて、バカモノ、と若者たちからルビをふられないようにしたい。

これは、私にとっては、切実な問題だ。


大人と書いて、まぁまぁ、とか、

大人と書いて、いい感じ、とか、

大人と書いて、悪くないね、ってルビをふられたら最高。

かつては、完全なるバカモノな若者だった母は、そんなことを思うのでした。


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