漫画みたいな毎日。「頭の中にさかなクンを住まわす。」
渡邊惺仁さん『30代を走る現役医師。占い師としても活動中。好物は活字。趣味は人助け。2児の父として奮闘しています。noteではエッセイを中心に医学や占い関連にも触れていきます。フォロー頂けると何かに役立つ情報が流れてくるかも。(ご自身のヘッダー紹介文より。)』
いつも秀逸な文章と鋭い観察力、そして、優しさ溢れる記事を書いていらっしゃり、興味深く読ませていただいている。
その渡邊さんの記事にやや緊張しつつ、初めてコメントしたのがこちらの記事。
渡邊さんの鋼メンタルの奥様のこの一言。
「頭の中にギャルを飼うと良い。」
大変感銘を受けた私は、脳内にギャルを住まわせることができるか?と挑戦したものの、どうにも、脳内に既に住まわっているヤンキーが、「オラオラオラ〜!」と、起きた事柄に物申すので、どうしたものか、と思っていた。
「マジ、ありえないんだけど~!」「ちょーウケる~!」とか言いたい!
言いたいのだが、「あぁ?」「はぁ?」とガン見してしまう、私の中のヤンキー。
そんな時、子どもたちが「さかなクン」の出演するTV番組を観ていた。
魚類に詳しく、個性的な絵を描き、サックスで演奏し、東京スカパラダイスオーケストラとも共演している多才なさかなクン。わが家の子どもたちは彼を敬愛している。特に長男は魚も好き、自分もトランペットを習っているので、親近感があるようだ。
どんな番組ゲストにも、紳士的で優しいさかなクン。
絡みにくいコメントにも「ギョギョッ!」「それは、おギョろきです!」と魚語?!を操り、その場を上手くまとめ、全く嫌味がない。
番組の中で、外来種であるブラックバスの説明をするときにも、
「この子たちも、ここに来たくて来たわけではないんです〜。過去に人の都合によってつれてこられてしまったんですよぉ〜。」
その口調は、穏やかで、誰かを責めるものでは決してなかった。
これがわが家の長男であれば、
「人間ってホントに自然界に於いて迷惑。自分の都合しか考えなくてどうしようもない。」と一蹴するだろう。
素晴らしい、さかなクンの対応!
さかなクンは、私の中でジェントルマンとして認定された。
「さかなクンとなら、うまくやれるかもしれない。」
そう思った私は、脳内にさかなクンに住んでもらうことにした。
末娘が約2年ぶりに幼稚園に行くと言い出した為、腹を括って一緒に幼稚園通いをすることになったが、毎日、毎日、様々な価値観の集う場に出向いて行くことが、正直、負担に思えていた。
しかし!
脳内のさかなクンが、どんな場面でも、
「ギョギョギョ!」
「それはおギョろきです!!!!」
「すギョい!!!」
と現れてくれるので、そこから先は、必要以上に考え過ぎることがなくなったのだ。
違和感を深く掘り下げる作業も嫌いではない。どちらかと言えば、好きな作業だ。
しかし、それを毎日、ひとつひとつやっていたら身が持たない。末娘と幼稚園に通えなくなってしまうだろう。
今、私が最優先すべきは、掘り下げ作業ではなく、末娘の〈幼稚園に行きたい〉という気持ちである。
通えなくなる程、くたびれきっている場合ではないのだ。
さかなクンは、そんな私の違和感を「ギョギョギョ~!」と単なる驚きで表現してくれ、そのまま終わらせてくれる存在となったのだ。
そこに善悪のジャッジも価値判断もない。
「すギョい!!!!」ということで、なんとなく、相手が面白い存在に見えてくることさえある。そして自分の在りたいと願う方を再確認させてくれる存在であると感じ、感謝の気持ちが湧くことも少なくない。
ヤンキーとギャルは同居できなかったが、さかなクンは、ヤンキーに対しても、フラットで、紳士的である。
なんとなく、仲良く脳内で暮らしてくれており、私の心の平和は守られているのだ。
ありがとうギョざいます!さかなクン!
子どもたちがさかなクン語を楽しみ、
「ギョちそうさまでした!」
「ギョかえりなさい!」
「うギョくな!」などと話している。
家庭内にも平和をもたらしてくれている、さかなクンなのだった。
今日も幼稚園にレッツギョ~♪
渡邊さま、記事のシェアを快諾していただき、ありがとうギョざいます!!!これからも渡邊さまの記事を楽しみに、学ばせていただきたいと思います。
(ヘッダーの画像は〈富山経済新聞・富山・南砺市でさかなクンの講演会 イラストを使って魚の魅力解説〉からお借りしました。)
学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!