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初心者におススメ!FE 24-70mm F4 Zeiss【作例あり】

こんにちは。
今回は、私が今までで1番長く、一番使った頻度の高い、コスパ最強レンズについて紹介します。そのレンズが、このVario-Tessar FE 24-70mm F4です。この記事は、初心者の方へ向けて書いているので、すこし解説多めで書きます。

■このレンズとの出会い

このレンズは、まだ私がカメラを初めて4か月くらいたったころに出会いました。その当時はapscカメラにキットレンズをつけて撮影しており、購入当時もこのレンズめがけて購入したというよりも、福岡にあるカメラのキタムラで偶々、『お!F4ズームある』『かの有名なZeissレンズ!』『美品で6万!?安っ!!』くらいにしか思わず、迷った挙句、キットレンズを売り払って購入した覚えがあります。

■このレンズの特徴&感想

 

1.F4ズームレンズ(小三元ズームの1つ)

『F4ズームレンズ』『F4通し』などと呼ばれることがありますが、なんのこっちゃですよね。
キットレンズなどのズームレンズだと、F値が3.5~5.6など変動する高倍率ズームレンズが一般的です。このようなレンズだと、24mmの時F3.5だけど70mmの時、F5.6までしか明るくならない。。。といったことになります。しかし、F4ズームだと、24mmでも50mmでも70mmでもF4まで明るく撮影できます。

また、「F4のズームレンズ」を「小三元ズーム」といい、
sonyでは、SEL1635Z、SEL2470Z、SEL70200Gが該当します。

※F値とは、別名「絞り」「被写界深度」と言い、ピントが合ったところの広さ(ボケ量に関わる)や明るさのことです。F値が小さい、例えば、F4とF1.8だとF1.8の方が小さいとなり、より暗い環境下で撮影ができます。

F4だとどのくらいの環境下で撮影できるかというと、都会の夜間撮影なら何ら問題ありません。

手ぶれ補正があるので、都会なら問題なく使えます。
熊本県の黒川温泉で撮影

さすがに、温泉街の夜はかなり厳しかったです。。。

浅草で撮影しました。この動画は撮影時間が深夜3時辺りです。

2.Zeissとsonyの共同開発レンズ

このSEL2470Zは、ドイツに本社を置くCarl Zeissとsonyの共同開発製品です。Zeissレンズの主な特徴としては、青色と緑色の発色が素晴らしく、逆光に強いことにあります。私も、このレンズを機にzeissレンズにどっぷりつかり、現在ではzeiss batis 2/40を使っています。

北海道の苫小牧近くで撮影
福岡県の英彦山で撮影
熊本県の阿蘇山近くで撮影

3.レンズ内手振れ補正がある。

SEL2470Zには、OSSというレンズ内手振れ補正があります。補正効果は2段分くらいだと言われていますが、実際には広角側24mmだとジンバルなしで手持ち撮影可能なくらいだと思います。実際に上記の浅草動画では、手持ち撮影で撮影しています。

レンズ内手振れ補正が効くのはどんな時かと言うと、
 夜間撮影時。とりわけ、1/焦点距離(※apscでも表記の焦点距離でok)より遅くなった時です。なので、1/30、1/60くらいまでなら撮り方を工夫することで何とでもなります。このレンズを愛用していた時は1/15までなら手振れ補正が効くので手持ち撮影できました。

4.最短撮影距離が30cm

このレンズは、ズームレンズにしてはかなり寄れます。実際に最短撮影距離付近で撮影した作例は、こんな感じです。

北海道の洞爺湖で撮影
福岡県西新で撮影
熊本県の黒川温泉で撮影

5.軽量

このレンズはsonyの公式HPによると426g。対して、よくこのレンズと比較されるSEL24105Gは663g。SEL2470Zの方が200gほど軽いです。

また、α7IIIやα7IV、α7Rシリーズ、α7Cに搭載されているsuper35mmモードを使ったり、aps-cセンサーのα6000シリーズやzv-e10だと36mm~105mmレンズとして使うこともできます。
実際に、昼間の撮影だけなら、このレンズ1本だけで十分でした。

6.F4でも十分ボケる

よく、「F4だとボケないんじゃないか」という意見ありますが、そんなことはありません。確かにとろけるようなボケではないですが、きちんとボケてくれます。

7.価格が安い。

さいごに、このレンズはとてもお買い得レンズです。
記事執筆時の2022年4月段階では、新品が115,000円(sonyストア価格)、中古だと65,000円から(カメラのキタムラ)と大変お買い得になっています。

ただ、このレンズ注意してほしいことが1つあります。よくネットで「SEL2470z 酷評」という記事がありますが、これには訳があり、(私も販売員さんからチラッと聞いた話ですが)発売当初出されたものはあまりにも写りが悪かったので途中でロットを変えた、という話を聞きました。中古レンズだと新旧が混ざっているのでその見分け方がレンズの前玉付近に、
  Carl Zeissと書いてあるもの→旧ロット
  Zeissと書いてあるもの→新ロット 
だそうです。ちなみに私が愛用していたのは新ロットの方でした。

■さいごに

このレンズは、α6000シリーズのカメラをお持ちの方にも、α7シリーズのフルサイズカメラをお持ちの方にも、迷ったらこの1本!とおススメしているレンズです。知人にも、ボディは新品で、レンズはSEL2470Zを中古(美品か良品)で買えば後悔しない組み合わせだと勧めています。
では、最後にこのレンズで撮った作例を載せて記事を締めようと思います。

熊本県阿蘇山で撮影
熊本県、黒川温泉で撮影
黒川温泉で食べたとろろうどん
黒川温泉で撮影した猫さん
大分県九重町のケーキ屋さん
上色見熊野坐神社の狛犬
福岡県にあるお気に入りのコーヒー店
福岡県太宰府市の竈門神社からの景色
福岡県の竈門神社で撮影
奈良公園から撮影



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