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バルセロナ滞在記#3 リーグ戦文化の作用

サッカーコーチをしている砂川太希です!
1/30から2/22までバルセロナに滞在します!
自分用のメモも兼ねて、滞在記として更新していきます!

リーグ戦文化の作用


バルセロナに来て4日目。
この日は帯同させてもらっているU-14のチームの
リーグ戦前日のトレーニング。
事前にトレーニングメニューを共有してもらうことができ、練習の中身やコーチングの内容はある程度理解することができました。

第一監督のセルジは少しナイーブになっている印象。
相手を想定したゲーム形式のトレーニングでしたが、選手も少し硬かったように感じます。
ここは日本でもあるあるですね。自分も試合が近づくにつれ、ぎこちなくなってしまうことがあります。

ただ、後述しますが、
日本の育成年代のそれとは一味も二味も違う緊迫感があります。

トレーニングを満足いかない状況から好転させていく力をこの日のセルジから感じました。


翌日はホームでのリーグ戦。
ゲーム自体はまさか開始1プレー目で得点を挙げ、優位に進められました。
追加点も前半で獲得し2-0で勝利。

自分が印象深かったことは試合前のロッカールームの雰囲気。
非常に緊迫したものでした。
日本代表やJクラブのロッカールームの映像はSNSなどでも流れてきますが、
あの雰囲気です。

東京23FC時代のトップチームのロッカールームも非常に雰囲気ありましたが、
それが育成年代で毎週作られているかと言えば、
そうではありませんよね。

本気度が違う。

それはもちろんピッチ上でも現れていると思います。

前述した前日のトレーニングの緊迫感の話がありましたが、
やはりスペインは育成年代でも
成績が乏しかったり内容が伴っていなければ監督の解任が発生するということに由来していると思います。
選手も同様に、翌シーズンの契約が更新なのか、満了なのかの篩にかけられます。

だからこそ、本気度が違う。
もちろん日本の育成年代でも成績や内容により監督の解任はあると思いますが、まれですよね。
これはスペインでは日常のようです。
日本の練習試合の週末では絶対に作れない。

コーチの想いは選手にも伝わります。
毎週のように色んな意味で強度の高いリーグ戦を闘う選手たちの成長スピードは恐ろしいです。

月曜日からは2週目なります。選手ともコミュニケーションを取りたい。。


サッカーはサッカー。

この日は他のカテゴリーでリーグ戦も観戦。
U-10~U-19、そして夜はUEコルネジャとバルセロナBのトップカテゴリーのリーグ戦も観ました。

子どもの試合でも
高校生の試合でも
大人の試合でも
共通点が多いです。

・入場セレモニー
・観客の声援の雰囲気
・得点後の振る舞い
・ハーフタイムにロッカールームに戻り観客の声援を受けながらピッチに戻る
・試合後の振る舞い


FCバルセロナのU-10のハーフタイムは
人工芝ピッチにスプリンクラーで水を撒いていました。


表現が難しいですが
「子どものサッカー」で「大人のサッカー」で分断されていないというか。
ざっくり言えば
日本だと、少年サッカーとJリーグは試合会場の雰囲気は違いますよね。
スペインはそれが同じように感じます。

ピッチ上でのプレーや現象も子どもと大人で分断されていない印象です。
「スペインの子どもは大人っぽいプレーをする。」
この文脈さえ間違っていて、
大人っぽいとか子どもっぽいとか、そんな概念さえなく、
子どもも大人もサッカーをプレーしている。
そう感じます。

まだバルセロナに来て6日目。
もっともっと解明していきたいです。

バルセロナ滞在記#1
『CEエウロパの衝撃』

バルセロナ滞在記#2
『共に学びあう関係性』

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