河村光彦

1984年、黒澤明監督の『乱』を自主制作で独占ビデオ取材。1985年関西学院大学卒業と…

河村光彦

1984年、黒澤明監督の『乱』を自主制作で独占ビデオ取材。1985年関西学院大学卒業と同時に上京。1988年より70mmフィルムドキュメンタリー大型映画を監督。

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2022年11月1日からTVODで配信決定!『Life work of Akira Kurosawa』  90分版 監督:河村光彦

現時点で『黒澤明のライフワーク』92分日本語版のTVOD配信が確定しているのは以下の通りでございます。 2022年11月1日~ ・Google Play/YouTube(有料配信) ・Amazonプライム・ビデオ ・U-NEXT ・J:COMオンデマンド ・ひかりTV ・VIDEX.jp ・MOVIE Full + ・ビデオマーケット ・GYAOストア ・楽天TV ・dtv

    • #オッペンハイマー 登場人物が多すぎて良くわからないという批判があるが、重要なのは、誰がどんな証言をしたかではなく…

      映画の冒頭から量子力学者が頭の中で描く原子と中性子のイメージをフラッシュで見せられる。 そのイメージが三位一体装置たる原爆実験シーンで巨大な爆破エネルギーとして視覚化されて、観客を襲う。 無音の閃光に遅れて爆音が鳴り響く演出は、被爆を体験した広島と長崎の市民を襲った恐怖の一瞬を劇場に再現したと言える。 オッペンハイマー氏は爆風を受けたその瞬間にすべてを悟り、原爆投下の是非に疑問を抱き始める。 ソ連のスパイ容疑をかけられて、原爆投下を非と考えることや水爆開発に反対する事

      • オッペンハイマー氏は頭の中で何度も被爆を疑似体験して、広島と長崎への原爆投下の被害の恐ろしさを体験していた!

        IMAXで見て大正解だった。 観客は彼が疑似体験した被爆を大スクリーンの前で大音響とともに体験する。 オッペンハイマー氏自身が良心の呵責に苦しんでいながら、それが国への非忠誠だと攻めたてられて苦しんだ事実をこの映画は見せてくれた。 クリストファー・ノーラン監督の良心に満ちた傑作だ。 被爆国日本だからこそ見るべき映画だ。

        • #GOD がプロデュースする波動シンガー#SIZUKU が歌う日米合同プロジェクト #大谷翔平 応援歌「ショータイム翔平」本日解禁!

          この #三神 の曲がラジオ日本でオンエア 昨日、同応援歌を披露する記者会見が日本プレスセンターで 盛大に行われました。 #黒澤明 のライフワークLife work of Akira Kurosawa を監督した 私河村光彦も会場に駆けつけて、祝辞を送りました。 https://youtu.be/0o3mToM6BE4?si=Uncj71RL80b3LQ6v 実は昨年、38年越しでやっと完成したLife work of Akira Kurosawaを劇場公開するその日に脳梗

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        2022年11月1日からTVODで配信決定!『Life work of Akira Kurosawa』  90分版 監督:河村光彦

        • #オッペンハイマー 登場人物が多すぎて良くわからないという批判があるが、重要なのは、誰がどんな証言をしたかではなく…

        • オッペンハイマー氏は頭の中で何度も被爆を疑似体験して、広島と長崎への原爆投下の被害の恐ろしさを体験していた!

        • #GOD がプロデュースする波動シンガー#SIZUKU が歌う日米合同プロジェクト #大谷翔平 応援歌「ショータイム翔平」本日解禁!

          3月13日 夕方 販売(4月14日号)された #日刊ゲンダイ にインタビュー記事として監督河村が胃がんと脳梗塞を乗り越えてプロデュースした#黒澤明 のライフワークLife work of Akira Kurosawa の製作秘話が掲載されました!

          #ローソン とファミマでならまだ買えるかもです。 是非ご一読ください!

          3月13日 夕方 販売(4月14日号)された #日刊ゲンダイ にインタビュー記事として監督河村が胃がんと脳梗塞を乗り越えてプロデュースした#黒澤明 のライフワークLife work of Akira Kurosawa の製作秘話が掲載されました!

          吉永小百合主演『愛と死をみつめて』

          中学3年生のころ、どんなに悲しい映画を見ても涙がこぼれた経験はまだなかった。これが記念すべき1本目となった。 顔半分の切除手術が終わった後、残る右目も、とうとう霞んで見えなくなってしまう。それに気づいたマコは、気づかないふりをしてミコに見せた写真の説明を続ける。するとミコが 「うその嫌いなマーコ、どうして嘘ついた?」と笑顔で問いかける。 その繰り返される問いに、マコは答えられない。 そのシーンで涙がこぼれた。 60歳を超えた今では、映画の中盤から涙が止まらない。 顔半分を失

          吉永小百合主演『愛と死をみつめて』

          #黒澤明              『生きる』の主人公は、こんな雪の日に一人、自分が作った児童公園で死んでいった・・・。

          だが、 彼の死因は凍死ではなかった。 彼は胃がんで死んだのだ。 果たして彼は、 自分が胃がんだと知っていたのか? それとも、 知らずに死んだのか? その謎を、 職場の同僚の証言で解いていく。 それが、映画『生きる』の物語。 

          #黒澤明              『生きる』の主人公は、こんな雪の日に一人、自分が作った児童公園で死んでいった・・・。

          2024/2/3(土)東京都高円寺に黒澤明監督の魂が降臨する!13:00~シアターバッカスで映画『乱』の撮影現場で演出する黒澤監督を記録した映画が上映される。

          #黒澤明 #高円寺シアターバッカス このドキュメンタリー映画 『Life work of Akira Kurosaw黒澤明のライフワーク』91分 の上映に引き続き、黒澤監督の鎮魂歌が披露される。 創り、歌うのは、 世界的音楽家高谷秀司(和琴、ギター奏者、文化公演者)だ! 高谷氏は、縄文土 作編曲の 大谷翔平選手の応援歌を演奏し、夏には、縄文土と共に パリオリンピックで応援ソング『You & I Paris〜君とパリス』を披露する。 JR高円寺駅前のミニ映画館シアター

          2024/2/3(土)東京都高円寺に黒澤明監督の魂が降臨する!13:00~シアターバッカスで映画『乱』の撮影現場で演出する黒澤監督を記録した映画が上映される。

          You can watch 『Life work of Akira Kurosawa』

          #akirakurosawa #youtube https://youtu.be/5QZE7AidLpk

          You can watch 『Life work of Akira Kurosawa』

          フェリーニの甘い生活(1959年製作の映画)星5つ

          俗世界 の上流層を覗き見てきたタブレット誌の記者がうつ病になってしまい、愛について結婚について、幸福な人生について悩み始める物語。 こう解釈すると、ストーリーに一本筋が通る。 独占欲の強い内縁の妻を、愛したくても愛せない。世間で羨まれるはずの女優の彼は彼女を愛してるとは思えない行動を繰り返す。愛を解くキリスト教は上滑りで子供の嘘に振り回され、病に苦しむ信者を死に追いやってしまう。幸福を絵にかいたような家庭を築いたはずの友人は、子供を銃殺して自殺してしまう。 世の理不尽や不幸

          フェリーニの甘い生活(1959年製作の映画)星5つ

          兵庫県尼崎市 塚口(つかぐち)サンサン劇場で6/16金〜22木に13:15から『黒澤明のライフワーク』91分を上映します。

          東京の上映に続いて、『Life work of Akira Kurosawa』がいよいよ関西に上陸です♪ 関西学院大学出身の河村光彦監督が学生時代に通った劇場での上映です。 午前中には『乱』も上映されます。 合わせて、是非ご覧ください。 16/21,22にロビーで13時に監督の河村がお待ちしています。気軽にお声をかけて下さい。 こぞってご来場下さい!

          兵庫県尼崎市 塚口(つかぐち)サンサン劇場で6/16金〜22木に13:15から『黒澤明のライフワーク』91分を上映します。

          #黒澤明 のライフワーク制作迷走記が業界誌『映画テレビ技術』の2022年度優秀執筆賞を取りました。

          https://www.facebook.com/photo/?fbid=1409456553145318&set=pcb.1409456569811983

          #黒澤明 のライフワーク制作迷走記が業界誌『映画テレビ技術』の2022年度優秀執筆賞を取りました。

          #ポレポレ東中野 最終日でした。               Life work of Akira Kurosawa    黒澤明のライフワーク

          私がこの映画で伝えたいことは何かと考えました。 黒澤監督の映画作りはスタッフ・キャストと一緒に楽しそうに作っている、これに尽きます。 俳優たちに演技をやらせるのではなく色々提案して一緒に作るのを楽しんでいる。その様子を見学すると自分まで楽しくなる。 だから私はこのドキュメンタリー映画を作るのが楽しくて仕方なかった。 黒澤監督の仕事ぶりを見て生きる楽しさを味わいました。 黒澤監督とともに91分間の幸せを楽しんでもらいたくて この映画を今日も上映しました。 今後は世

          #ポレポレ東中野 最終日でした。               Life work of Akira Kurosawa    黒澤明のライフワーク

          『Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク』で黒澤監督の仕事ぶりを見るにつけ、私は復活した。だから、この映画を世界中の人に見せて元気になってほしいと思った。

          #映画にまつわる思い出 #黒澤明 #乱 #仲代達矢 #生きる #羅生門 #メイキング #撮影秘話 #生きるliving #無名塾 #七人の侍 #日本映画専門チャンネル #4K イギリス製リメイク映画の公開で再注目されているのが、黒澤明監督作品の『生きる』だ。そのリメイク版『生きるliving』はまだ見ていないが、日本映画専門チャンネルで『生きる 4K 修復版』を見なおした。 改めて感心したのが、台詞ではなく映像で物語を語っていた点だ。これぞ映画というシーンがてんこ盛りだっ

          『Life work of Akira Kurosawa黒澤明のライフワーク』で黒澤監督の仕事ぶりを見るにつけ、私は復活した。だから、この映画を世界中の人に見せて元気になってほしいと思った。

          目覚めた時には晴れていた   倉本聰脚本『二丁目三番地』のテーマ曲

          #黒澤明 殺人事件のない、普通の日常を描いたドラマが昔はあった。 刺激ではなく情感あるドラマだったことがこのテーマ曲でよく分かる。 小学校4年生の時に観ていたドラマなのに忘れられない。 当時は人間の優しさをテレビから学んでいた。 今のテレビは人の悪意を見せすぎる。 悪意を本性だと勘違いする子供が育つ原因になっていて嫌いだ。 テレビドラマを見ている暇があったら、黒澤映画を観た方が良い。 『生きる』『醜聞』『赤ひげ』『どですかでん』『デルス・ウザーラ』がお勧めです

          目覚めた時には晴れていた   倉本聰脚本『二丁目三番地』のテーマ曲

          『椿三十郎』に魅せられて4年後に『乱』の現場に立っていた。

          #映画にまつわる思い出 浪人が決まった1980年の4月、テレビで『椿三十郎』を見た。 「こんなにテンポが速くて面白い映画は観たことがない! 日本人にもこんな凄い映画が作れたんだ。 黒澤監督はまだ生きているのかな?」 翌日から受験勉強そっちのけで、黒澤監督の事を調べた。 当時黒澤監督に関する本は4冊ぐらいしか出ていなかった。 「もし君が映画監督になりたかったら、映画学校に行ってもダメだ。人間を研究しなさい」 この言葉が私の心に突き刺さった。 「これで大学に行く理由ができた!

          『椿三十郎』に魅せられて4年後に『乱』の現場に立っていた。