河村光彦

1984年、黒澤明監督の『乱』を自主制作で独占ビデオ取材。1985年関西学院大学卒業と…

河村光彦

1984年、黒澤明監督の『乱』を自主制作で独占ビデオ取材。1985年関西学院大学卒業と同時に上京。1988年より70mmフィルムドキュメンタリー大型映画を監督。

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2022年11月1日からTVODで配信決定!『Life work of Akira Kurosawa』  90分版 監督:河村光彦

現時点で『黒澤明のライフワーク』92分日本語版のTVOD配信が確定しているのは以下の通りでございます。 2022年11月1日~ ・Google Play/YouTube(有料配信) ・Amazonプライム・ビデオ ・U-NEXT ・J:COMオンデマンド ・ひかりTV ・VIDEX.jp ・MOVIE Full + ・ビデオマーケット ・GYAOストア ・楽天TV ・dtv

    • 映画『青春の殺人者』の思い出

      公開当時高校2年生だった。大阪の映画館で見た時の衝撃は忘れられない。その年のキネマ旬報第1位は文句ない評価だった。 浪人が決まった19歳の春に『19歳の地図』とオールナイトで観るというイベントがあった。 舞台上には長谷川和彦監督と柳町監督、トークショーが開催されたが、場内は柳町ファンで一杯、長谷川監督にはアウェイ状態で『青春の殺人者』に批判的な声が会場から上がった。その批判が腑に落ちないものばかりで腹が立った。人の好い長谷川監督は弱気の返答しかできず、歯がゆい思いをしながら聞

      • Life work of Akira Kurosawaをハリウッド監督の手でリメイクするためにクラウドファンディングで400万円を集めます。9/6~10/31 株式会社tokyowebtv

        私たちは、黒澤明のドキュメンタリー映画『Life work of Akira Kurosawa』をハリウッド映画監督の手でリメイクし、英語版を製作・公開するプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトを通じて、“人間黒澤明″の生き様を全世界に紹介し、彼の偉大な功績を後世に伝えたいと考えています。 【プロジェクトの背景】 40年前に撮影された150時間分の映像のうち、1998年に発見された70時間分は2006年にデジタル化して当時の最高画質DVDに保存して2022年にLif

        • 安部公房の『箱男』を映画化?

          1986年に小説を読んだ。 その後に日テレの『電波少年』が1年間20代の無名タレントを「箱男」にして道行く人との交流を撮影して放送した。毎週見入ってしまった。 小説の物語と違ったのはそこに観察者であるテレビカメラが介在した事だ。小説より多くの驚きと感動があったと記憶している。 しかし一人の人間を箱に監禁して番組化など、人権無視で今なら絶対許されない。 同番組はタレントのなすびさんを監禁して懸賞生活を強要し、彼を精神疾患に追い込んだ犯罪番組だった。 主犯はプロデューサーの土屋

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        2022年11月1日からTVODで配信決定!『Life work of Akira Kurosawa』  90分版 監督:河村光彦

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        • 安部公房の『箱男』を映画化?

          この秋クラウドファンディングプロジェクトを実施する!癌と闘う河村監督

          40年前に記録された黒澤明監督の映画『乱』の製作記録ビデオを、ガンと闘いながら1本の映画にして世界に発信しようと奮闘している男がいる。 Life work of Akira Kurosawaのプロデューサーで監督の河村光彦だ。 https://hc.nikkan-gendai.com/articles/280176  ↑ この記事掲載後に彼の小腸にがんが再発。抗がん剤治療の副作用ですっかり髪が抜けてしまった。 そんな闘病生活中にも関わらず、河村は数か国の外国語字幕版を

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          NHK少年ドラマシリーズ『タイムトラベラー』第1話~最終話 を発見!

          といっても音声だけでビデオではない。 番組放送時に音声録音したものを、全話Youtubeにアップした人がいたのだ。 このアップ主が素晴らしいのは、音声にオリジナルイラストを施してドラマを再現していることだ。 1972年の初回放送の後、1979年までは続編も含めて何度か再放送がされていた。 当時我が家にはβ方式のSONY製ビデオデッキがあったから、私は全話録画して、繰り返し視聴していた。 高校3年生だった私にとって生のビデオテープは高額で、録画した映画は永久保存版とし

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          #黒澤明 #井上陽水『人生が二度あれば』

          高校2年の時この曲を知った。 音楽の歌のテストの時間にこの曲を選んで、音楽クラスの同級生の前で歌った。 カラオケなどない時代だったから、人前で一人で歌を歌うという機会はめったになかった。そんな時代だった。 軽音楽部の友人にギターを弾いてもらって、歌った。 当時は、亡くなったばかりの祖父を思いながら歌ったが、 60歳を超えてガンを患って、 63歳で闘病生活を続けている今の自分と 歌詞の中に登場する、65歳になってすぐに亡くなった 井上陽水さんの父親の人生と比較し

          #黒澤明 #井上陽水『人生が二度あれば』

          #オッペンハイマー 登場人物が多すぎて良くわからないという批判があるが、重要なのは、誰がどんな証言をしたかではなく…

          映画の冒頭から量子力学者が頭の中で描く原子と中性子のイメージをフラッシュで見せられる。 そのイメージが三位一体装置たる原爆実験シーンで巨大な爆破エネルギーとして視覚化されて、観客を襲う。 無音の閃光に遅れて爆音が鳴り響く演出は、被爆を体験した広島と長崎の市民を襲った恐怖の一瞬を劇場に再現したと言える。 オッペンハイマー氏は爆風を受けたその瞬間にすべてを悟り、原爆投下の是非に疑問を抱き始める。 ソ連のスパイ容疑をかけられて、原爆投下を非と考えることや水爆開発に反対する事

          #オッペンハイマー 登場人物が多すぎて良くわからないという批判があるが、重要なのは、誰がどんな証言をしたかではなく…

          オッペンハイマー氏は頭の中で何度も被爆を疑似体験して、広島と長崎への原爆投下の被害の恐ろしさを体験していた!

          IMAXで見て大正解だった。 観客は彼が疑似体験した被爆を大スクリーンの前で大音響とともに体験する。 オッペンハイマー氏自身が良心の呵責に苦しんでいながら、それが国への非忠誠だと攻めたてられて苦しんだ事実をこの映画は見せてくれた。 クリストファー・ノーラン監督の良心に満ちた傑作だ。 被爆国日本だからこそ見るべき映画だ。

          オッペンハイマー氏は頭の中で何度も被爆を疑似体験して、広島と長崎への原爆投下の被害の恐ろしさを体験していた!

          #GOD がプロデュースする波動シンガー#SIZUKU が歌う日米合同プロジェクト #大谷翔平 応援歌「ショータイム翔平」本日解禁!

          この #三神 の曲がラジオ日本でオンエア 昨日、同応援歌を披露する記者会見が日本プレスセンターで 盛大に行われました。 #黒澤明 のライフワークLife work of Akira Kurosawa を監督した 私河村光彦も会場に駆けつけて、祝辞を送りました。 https://youtu.be/0o3mToM6BE4?si=Uncj71RL80b3LQ6v 実は昨年、38年越しでやっと完成したLife work of Akira Kurosawaを劇場公開するその日に脳梗

          #GOD がプロデュースする波動シンガー#SIZUKU が歌う日米合同プロジェクト #大谷翔平 応援歌「ショータイム翔平」本日解禁!

          3月13日 夕方 販売(4月14日号)された #日刊ゲンダイ にインタビュー記事として監督河村が胃がんと脳梗塞を乗り越えてプロデュースした#黒澤明 のライフワークLife work of Akira Kurosawa の製作秘話が掲載されました!

          #ローソン とファミマでならまだ買えるかもです。 是非ご一読ください!

          3月13日 夕方 販売(4月14日号)された #日刊ゲンダイ にインタビュー記事として監督河村が胃がんと脳梗塞を乗り越えてプロデュースした#黒澤明 のライフワークLife work of Akira Kurosawa の製作秘話が掲載されました!

          吉永小百合主演『愛と死をみつめて』

          中学3年生のころ、どんなに悲しい映画を見ても涙がこぼれた経験はまだなかった。これが記念すべき1本目となった。 顔半分の切除手術が終わった後、残る右目も、とうとう霞んで見えなくなってしまう。それに気づいたマコは、気づかないふりをしてミコに見せた写真の説明を続ける。するとミコが 「うその嫌いなマーコ、どうして嘘ついた?」と笑顔で問いかける。 その繰り返される問いに、マコは答えられない。 そのシーンで涙がこぼれた。 60歳を超えた今では、映画の中盤から涙が止まらない。 顔半分を失

          吉永小百合主演『愛と死をみつめて』

          #黒澤明              『生きる』の主人公は、こんな雪の日に一人、自分が作った児童公園で死んでいった・・・。

          だが、 彼の死因は凍死ではなかった。 彼は胃がんで死んだのだ。 果たして彼は、 自分が胃がんだと知っていたのか? それとも、 知らずに死んだのか? その謎を、 職場の同僚の証言で解いていく。 それが、映画『生きる』の物語。 

          #黒澤明              『生きる』の主人公は、こんな雪の日に一人、自分が作った児童公園で死んでいった・・・。

          2024/2/3(土)東京都高円寺に黒澤明監督の魂が降臨する!13:00~シアターバッカスで映画『乱』の撮影現場で演出する黒澤監督を記録した映画が上映される。

          #黒澤明 #高円寺シアターバッカス このドキュメンタリー映画 『Life work of Akira Kurosaw黒澤明のライフワーク』91分 の上映に引き続き、黒澤監督の鎮魂歌が披露される。 創り、歌うのは、 世界的音楽家高谷秀司(和琴、ギター奏者、文化公演者)だ! 高谷氏は、縄文土 作編曲の 大谷翔平選手の応援歌を演奏し、夏には、縄文土と共に パリオリンピックで応援ソング『You & I Paris〜君とパリス』を披露する。 JR高円寺駅前のミニ映画館シアター

          2024/2/3(土)東京都高円寺に黒澤明監督の魂が降臨する!13:00~シアターバッカスで映画『乱』の撮影現場で演出する黒澤監督を記録した映画が上映される。

          You can watch 『Life work of Akira Kurosawa』

          #akirakurosawa #youtube https://youtu.be/5QZE7AidLpk

          You can watch 『Life work of Akira Kurosawa』

          フェリーニの甘い生活(1959年製作の映画)星5つ

          俗世界 の上流層を覗き見てきたタブレット誌の記者がうつ病になってしまい、愛について結婚について、幸福な人生について悩み始める物語。 こう解釈すると、ストーリーに一本筋が通る。 独占欲の強い内縁の妻を、愛したくても愛せない。世間で羨まれるはずの女優の彼は彼女を愛してるとは思えない行動を繰り返す。愛を解くキリスト教は上滑りで子供の嘘に振り回され、病に苦しむ信者を死に追いやってしまう。幸福を絵にかいたような家庭を築いたはずの友人は、子供を銃殺して自殺してしまう。 世の理不尽や不幸

          フェリーニの甘い生活(1959年製作の映画)星5つ