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マルジャン・サトラピ著「ペルセポリス」を読んで思うこと

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作者のマルジャン・サトラピさんは、私とほぼ同年代。

彼女が小学生の時、イランはイスラム革命があり、イラン・イラク戦争にと暗い時代に突入する。
そして、14歳でたった1人でウィーンに留学し、人種差別を経験し、ホームレス生活を経験しと、
日本でのほほんと暮らす私とは正反対の暮らしを経験。

日本に住む私と、イランに住む彼女。
イランというと、日本からは遠く離れていて、日本にはあまり馴染みがなく、文化的にも未知な世界。
ペルシャ文化も、イスラム文化も、人々の暮らしも、あまり日本では紹介されることもない。
自ら進んで知ろうとしない限り、イランの事は未知の世界で終わってしまう。

そんなイランに、私と同じくIron MaidenやMichael Jackson等を聴きながら過ごしていた人が
いたのは、嬉しい。

ただ、私は好きな時に彼らのレコードを聴いたり、買いに行けたり、Tシャツを着たり出来たり
したけれど、彼女は自由に彼らの曲を聴いたり、Tシャツが着たり出来なかった。

そして、今もイラン国内は、その状況が続いている。
中々、知る事の出来ない、イランの事を知れて良かったなと。
この本の存在を知って、良かったと思いました。

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