アルプススタンドのはしの方 映画感想 この作品を鑑賞するのにぴったりの時とは
なんとなく観ながら映画館で観たら後悔しそうだと一瞬考えた
野球部の応援に来た生徒達
甲子園一回戦の応援、盛り上がるはずだけれど興味のない人にはここに来るよりも遊んでいたい
チアや応援団でもないのに勘弁してよという気持ちを全面に出している
なので応援席を見回りをしている先生に腹から声を出せ!と注意される
その先生は何故か茶道部 注意した本人こそ腹から出していないので終盤では喉が涸れている
だらだらした展開が続いている 試合は負けているのでもう諦めムード漂う中で応援している4人にスポットを当てている
来たくて来たわけではない
応援というのは半強制的なので行きたい行きたくないという感情なしで連れて行かれるものである
野球に興味のある もしくは野球部に知り合いがいる身内がいる生徒ならば熱心に応援するだろう
しかしそうでない生徒達がこの作品の中心だ
こういう空気あったなと懐かしく振り返る
映画館で観るよりも例えば何人かで旅行へ行った時、
深夜そのままつけていたテレビにこの作品が流れていたら、応援に連れて行かれたね、とかうちは弱小だったからこういうのはなかったよと盛り上がる
それは居酒屋とかでもいい 卒業して何年か経過した時にこの作品を観ながら当時の思い出を振り返って盛り上がる そんな時にぴったりだと思う
一人で観るのなら深夜まだ起きているのにどうしようかな
そんな時に鑑賞するのがおすすめ
当時学生だった自分を振り返り、あの時無駄話に盛り上がった友達を懐かしく思い連絡を取りたくなるかもしれない
試合は負けて終わりでしょから、終盤に逆転しそうになり勝つかもしれないに変わっていく
一切野球をしている場面はないけれど、だるそうに応援していた人物達が声を上げ、手を叩き頑張れと一丸と真剣に応援していく姿にわかるなあと頷く
邦画に限らずこの映画って何が言いたいのという人がいるけど、感じ方受け止め方は人それぞれなんじゃない
当時の思い出話をして作品とは関係なく盛り上がってもいいんじゃないかな
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