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転職なくして今の自分はいない

社会人になって今年で18年目。
就職氷河期といわれていた中、100社以上の企業にエントリーシートを提出し、毎日の様にリクルートスーツに身を包み、企業説明会に足を運んで、何とか食品メーカー営業に内定・社会人生活をスタートした。

社会人1~2年目は、総合職とは名ばかりの先輩男性社員のアシスタント的な役割で、代表番号にかかってくる電話をいかに早く取るかということに命をかけ、時には、売れ筋商品だった唐揚げ粉で一日中唐揚げを揚げていた頃が今では懐かしい。

今まで、グループ会社への異動を除くと計3回の転職を経験した。
現在は、新卒で入社した会社とは全く違う業種の外資系IT企業で、優秀な同僚に囲まれながら刺激的な毎日を送っている。(*今現在は産休・育休取得中)
転職をした中で、私が感じた転職の利点は下記3つである。


①面接で自分自身の強みを自己理解することで、現職での仕事にも自信が生まれる

面接で自分の実績・強みをアピール→面接の合否、面接官の人の反応によって修正、というトライアンドエラーを繰り返すことで、世の中に通用する自分の強みが見えてくる。
そうすると、その強みをより伸ばすことで転職先でより活躍できるのでは、というポジティブな気持ちが生まれ、現職での仕事にもやる気が出る。

②新しい職場で、自分に不足している能力が浮き彫りになり、克服することでより自己効力感が高まる

私の場合、1度目・2度目の転職ともに、勇んで乗り込んだ新天地で自分の能力不足を痛感・初期段階で自信がぺしゃんこにつぶされた。
幸運なことに、優秀な上司・同僚に囲まれ、挑戦可能な職場であったため、とにかく場数をこなすことで弱みを克服・更なる強みを備えて、次の転職に備えることが出来た。

③年齢や社会人歴に捕らわれず、同僚に対して謙虚な気持ちが持てる

転職をすると、当然ながら自分よりも年下の上司・同僚にも出会うが、その転職先の社歴としてはその人の方が上であるとともに、学ぶべき点が非常に多く、尊敬の対象となる。
そのため、年齢・社会人歴が下であっても、「学ばせてもらう」という謙虚な気持ちを持てる様になり、結果的に良好な関係性を作ることが出来た。


初めて転職活動をした頃は、社会人3年未満の人が転職することに対して、世間的にネガティブな印象を持つ人も多く、複数回転職を繰り返すことは一般的ではなかった様に思う。

しかし、転職なくして今の私はないと言い切れるので、あの時に決断をした自分に本当に感謝したい。

転職を検討している人にアドバイスをするとすれば、【自分に後悔の残る決転職にならぬ様、新天地で必ず自分の強みを増やすという気概で臨む】ということである。

私も、今の職場でまだまだ学ぶべき事項が山積みのため、引き続き謙虚な気持ちで臨みたいと思う。

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