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水やりはいつも深夜だけど

図書館で、タイトルに惹かれて借りてきた本。
今日読むの楽しみにしていました。
どんな話なんだろうと思ったら、植物🪴の名前にちなんだ短編集。


パッと見、幸せそうに映る人達だって、悩みを抱えながら、生きているんだなぁって改めて。
それぞれの家族のカタチがそこにはあって、
みんな違って、みんないいと金子みすゞの詩が思い浮かんでしまいました。


もしかしたら、誰もが過去に感じたことがあるような感情が、絶妙に書かれています。
身近にいそうな主人公達だからこそ、共感できる部分があるはず。

どの話も読みやすく、ほのかな希望を感じさせるラストなのが良かったです。




特に、ちらめくポーチュラカは、共感の連発。
主人公ほど、他人の評価を気にしてはいませんが、女性ばかりの環境がどうも苦手で身構えちゃう所があるので。

好きなのは、かそけきサンカヨウかな。


どの話も、最終的に優しい気持ちになれて、なんだか励まされます。


少し疲れている時に、そっと手に取りたい一冊。

|ちらめくポーチュラカ

セレブママとしてブログを更新しながら周囲の評価に怯える主婦。






|サボテンの咆哮 

仕事が忙しく子育てに参加できず、妻や義理の両親からうとまれる夫。






|ゲンノショウコ

自分の娘の発達障害を疑い、自己嫌悪に陥る主婦。




|砂のないテラリウム

出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。






|かそけきサンカヨウ (2021年 映画化)

父の再婚により突然やってきた義母に戸惑う、高一女子。




もがきながらも前を向いて生きる姿を描いた、魂ゆさぶる5つの物語。

あなたはどの話に共感できますか?

是非教えて下さい♪


Thank you for another great day
Have a nice and happy day tomorrow🍀





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これからの家族のかたち

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