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今の大手チェーンの美容室はスピード感がまるでないように思う

僕は過去に、美容業界の業績TOP5に入る会社で役職経験があるし、美容業界の上場企業でも勤めた経験もある。

ちなみに35歳になった今まで役職経験回数4回。
かといって美容だけに人生を掲げてきたわけでもなくかけもちで他の事業でも仕事してたりもした。
低価格サロンからちゃんとしたヘアサロンまで色んな業態の美容室を見てきたからこそ言えることは山ほどある。たぶん15年でこれだけ横に振り幅の広い美容師は捜しても中々いないと思う。ちなみに履歴書の職歴欄は多すぎて枠が足りなかった時もあるww

◎時代を先読み出来ない勉強不足の幹部

これは5年位前の話だが、僕のエリアで一緒に働いていた新卒入社の美容師がいた。彼はそこまで美容師に執着はなくそこそこやったら辞めようと思っていたらしい。そんな彼があるときに色々質問してきた時があった。

それはYouTubeのことだった。
僕は彼より先に自己満足な動画配信をたまにしていたため、YouTubeをやりはじめたい彼が相談してきたりしていた。

その彼が会社を辞める時に部長に言われた言葉が今も僕の心にも残っている。

彼はネットで稼いでいきたいので辞めます。と部長に伝えたところ、
『そんなんで食っていけると思ってんの!?』
と批判された。
ところがそんな彼は今やチャンネル登録者3万人超えのゲーム配信の人気YouTuberとなっている。

好きなことで食っていくというのはまさにこういうことだ。

結局会社勤めの美容師は会社のトップダウンに時間を奪われてお給料をもらってるだけなので社会に対応できていない、というかそこの会社で上司なだけで会社辞めたらたいして何も残っていないだろう。
部長と新卒どっちが時代を理解してるのかもはや分からないよねw

◎コロナ対応による無能さの露出

今もなお世間を脅かしてるコロナウイルス。
緊急事態宣言後は明らかに美容室全般が客不足となった。こういう時ってやっぱり上場企業の会社は迅速に対応して指示が出るんだろうなと思っていた。
お店は低価格なので客数が少ないととにかく赤字になる。
普通ならコロナで出勤したくないパートさんにはむしろ休んでもらって社員ベースの少人数で営業するかと思いきや、シフト通りに営業し続けた。

その結果、お客さんも来ないのに無駄にOPENしてるからやることもあまりなくなり暇を持て余すようになる。パートさんたちはコロナの中、嫌々出勤してるのでそれが募ってGWにはついに全員が休暇を取るようになってしまい、むしろ残ったスタッフにしわ寄せが来た。

こういう時こそ女性スタッフに対して家族の心配をしてあげたり働き方を考えてあげたりする必要があったと思う。
そんなことも出来ないで一体なんのために上の役職がいるのかが分からない。
いる意味のない役職ならいないほうがマシである。その分のお金でパートにボーナスでもあげてくれ。

そしてコロナのピーク時にもマスク着用くらいしかしてなかったような対処だったのに、コロナのペースが落ちてきたくらいで急にがっちり徹底対策をしだした。つまり今が1番最強に防護していて世間より2歩くらい遅かった。

それに引き換え、個人のお店なんかはそれぞれが危機感を感じ色んな方法で生き残る方法を日々試していた。

僕はこの状況を見てふと思った。。

圧倒的に熱量に差があり過ぎる、と。

以上、これは全て実話なので誰かの参考になれば、と思います。

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