デジタル化していく授業の未来予想図
今回、コロナウイルスが全国的に蔓延し、私達の生活は一変しました。今までの暮らしとの違いに色々と戸惑っている人も多いかと思います。私もその一人です。コロナウイルス感染の危険を考慮し、制限をかけられた今の時代、人の多い所へ行くことはタブーとされています。人が密集する場所といえば、何個か例に挙げてみるとライブ等のイベント会場、ショッピングモール、電車やバスなどの交通機関、それに伴い利用する駅やバス停など避けることが出来ない移動経路も長期的に人との接触が起こると予想されます。また、小学校、中学校、高校、大学等の学習機関も人が多く集まるので、私達の学校へ行くという行為も密の環境に例外ではありませんでした。その影響により私達は初めてのオンライン授業を受けることになり、これからその授業の感想を書いていきます。
オンライン授業はパソコンや携帯を使って授業を自宅で聴き学ぶといういつもの授業とは全く違う環境と形式なので、参加する前の段階では授業までのサイト登録等の下準備を上手く整えて授業に参加出来るのか不安な気持ちもありましたが、新しい取り組みにワクワクした気持ちの方が大きかったです。それに、心配していたのも束の間、授業が始まるまでの間に先生がオンライン授業の詳細を分かり易くまとめ掲示して下さったのでスムーズに授業に参加することが出来て安心しました。サイトに事前に入り、準備を整えた中で遂にオンライン授業が始まります。授業は通常の科目が割り振られていた曜日、日にち時間に同じように行われます。この時間にリアルタイムで授業内容について質問できる場を設けて下さっているので、授業に付いていけなくなっても、サポートしてもらえるんだと思うと安心して授業を進めることが出来ました。課題や授業説明を確認する時間も設けて下さり、リアルタイムでもちゃんとおいていかれる事無く授業に付いていくことが出来ました。また事前に授業資料を配布して頂けるのでその内容をリアルタイムで解説して頂く事が出来、授業資料の説明を読みつつ段取り通りに学んでいけば、この新しい学習方法であっても手順通りに自宅で授業の内容を学んでいくことが出来ました。
この自粛がとても大事になっている現在、生徒も先生方も安心安全の環境の中で授業を行うことが出来るのでとても有難かったですし、すごく画期的な学習方法だと私は思いました。更に授業の際にリアルタイムでアプリを使い質疑応答に対応して頂いていて、質問もさせて頂きやすいのが非常に有難いですし、20人程の人数でも先生や同じ授業を受講されている皆さんと他者の事を意識して言葉を発現するという体験を、身をもって経験し、ネットで発言する上で大切なことも授業を進めると同時に学ぶことが出来ました。自分がアプリを通して、発言すると、その発言はオンライン授業を受講している皆さんと共有していて、逆もまた然り、先生や同じオンライン授業を受けている人の発言も共有して見ることが出来て、同じ時間に勉強している仲間がいるんだと思えて勉強に対してのモチベーションも上がりました。私達は常に情報を編集して発言して生きているのだなと改めて実感できました。この様な新しい授業体制を行うことが出来、とても興味深い経験をしました。この方法を後々、また違う問題が身近に発生した時の打開策に繋げることが出来ます。
そういった場合にもこのオンライン授業の形態を取り入れていけば更に便利になっていくと思います。例えば、もし私達の通学範囲から学校間までの間で大洪水が起きて川が氾濫などしてしまい学校まで向かう事が困難になった時、今回のように急遽外に出難い状態になった時学習を当初の計画通りに進められて、とても便利になると思います。
今回のようにとても広範囲に病が伝染し、外に出ることも出来ない現状など、外が危険で家から出ることが困難な場合、もしもの時に家の中で学習をすることが出来たらとても友好的に活用できるツールになりえると思いました。
また、何のトラブルが無くともオンライン授業を日常的に便利に、通信などでない大学でも有効的に利用する未来も来るかもしれません。
このようなオンライン授業という取り組みを今後も災害が起きた時などに利用出来れば自宅に居ながら学びを続けることが出来てとても便利なツールになっていく事も出来ると思います。今の世の中、マイナスに物事をとらえてしまいがちですが、そんな時であるからこそ、プラスに考えていき、この経験を後々にも活用できる未来を考えていく事は物事を好い方向に進める第一歩となるのではないでしょうか。