リワークとは? 復職までのリハビリについて│#17
休職期間中は、月に1度会社へ行き、産業医や保健師と面談することが義務づけられていました。
当時は「3ヶ月間の休職」という診断書が出ていたので、お休みをいただいて2ヶ月が経つ頃に、「復職をするのか? それとも会社を辞めるのか?」という選択をせまられることになりました。
同じような状況下で判断に迷っている方の参考になったらいいなと思うので、自分のケースを書き残しておきます!
部署を異動できるのかどうか
まず不安を覚えたのは、「同じ部署に復帰させてもらっても、また同じことを繰り返してしまうのではないか?」ということでした。
これは休職を経験している人たちの共通の悩みだと思います。
組織の体制や人間関係で苦しんでいた場合、たとえ数ヶ月という冷却期間を置いたとしても、状況の変化ってあまり期待できないですよね(もちろん、自分自身の変化も含めてです)。
また、うつ状態のときは何かを決断することがかなりのストレスになるので、裁量の大きな仕事を避けることも重要です。
ストレスの原因を紐解いて、配置換えが適切だと感じた場合は、異動について相談してみるのもいいかもしれません。
「これまで培ってきたキャリアを捨てる」という選択ってとても怖いですし
実際にこのような相談もよく受けるのですが
先のことを考えすぎてしまうと、いま踏み出すべき一歩を、なかなか踏み出せなくなってしまうので……。
「リハビリに専念すること」を第一優先事項として考えるのがよいのではと、個人的には思っています!
長い目で見たら、その選択が周りの人のためになるかもしれないですし、自分を新しい世界に運んでくれるかもしれません。
時短勤務ができるのかどうか
また、復職した直後にどのような勤務形態になるのか、という確認も大事です。
・週に何回出勤するのか
・勤務時間を短くできるのか
・通勤ラッシュを避けられるのか
・リハビリの期間を、何ヶ月程度設けてもらえるのか
わたしが所属していた会社は「時短勤務は不可、復職の条件はすぐに週5日フルタイムで働けること」だったので、まずこの点でつまずきました。
健康状態が上向きになっていないのに、あの忙しない環境に戻れるのだろうか?
また部署の人たちに迷惑をかけてしまうのではないか?
かといってこのまま退職しても、これからどうすればいいのだろう?
「復職できますか? これからどうしますか?」という問いかけに上手く答えられず、思わず涙をこぼしていると、
「とりあえず、リハビリとしてリワークに申し込んでみてください」というアドバイスをもらいました。
リワークで社会生活のリズムを取り戻す
リワークは“return to work”の略語で、医療機関や職業センターで行われている復職支援プログラムのことを指します。
産業医のすすめもあったので、自宅から近い施設に問い合わせてみたところ、
「あなたのような、若いうちから休職している人って受け入れていないんですよ」
と門前払いされてしまい……心が弱っている人に対してかける言葉ではないよなあと驚いたのですが……(笑)
決まった時間に特定の場所へ通って作業をすることが、会社に復帰する訓練になるということで利用されているようです。
もし施設に通えない、または通うことに抵抗がある場合は、近くの図書館などに9時〜17時で行って勉強や読書をするだけでもいいそうです!
ぜひご自身に合った方法で、社会生活のリズムを取り戻すための練習をしてみてください。
長くなってしまったので、わたしが選んだリハビリ方法についてはまた別記事で書きますね!
たいへん励みになります!心のなかでスキップをしつつ、チョコとアイスを美味しくいただきます!