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世界で1番、ドラマチックなまちに住む 【越後湯沢から、新しい働き方を創る】 #1

こんにちは。「目が見えなくてもあちこたねえライフ」の角谷(すみや)です。
「あちこたねえ」とは新潟の方言で、「どうってことない」「大丈夫」という意味です。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。


「越後湯沢から新しい働き方を創る」シリーズ、第1弾です。
 
「視覚障がい者として生きる」シリーズも投稿していますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

 

□ 「越後湯沢に移住されて、変わったのはどんなことですか?」


それでは、今日の本題。
 
「越後湯沢に移住されて、変わったのはどんなことですか?」
 
取材などで、よくお尋ねいただくご質問です。
言葉にすると、大きく5つの変化がありました。
今日は、そのうち1つ目の変化を紹介いたします。
 

□ 2017年1月に、東京から越後湯沢へ

まず、私が越後湯沢へ移住した経緯を説明いたします。

生い立ち〜就職

私は越後湯沢に生まれ、地元の高校を卒業後、進学を機に18歳で上京しました。
大学卒業後、東京のIT企業に就職しました。

2016年

私の勤め先の会社は、働く場所の選択肢を増やす一環として、2016年10月から、新幹線通勤を認める人事制度ができました。
 
生まれ故郷の越後湯沢から東京・赤坂の本社へ、新幹線通勤ができるじゃないか!
と思い、すぐに準備に取り掛かりました。

2017年

2017年1月5日、越後湯沢駅07:08発「Maxたにがわ402号」に乗り込み、新幹線通勤がスタートいたしました。
そして2020年4月からは、新型コロナウイルス感染症の影響で、ほぼ毎日が越後湯沢からの在宅勤務に変わり、今に至っています。



以上が、越後湯沢へ移住した経緯です。
 
東京の満員電車で通勤していた頃と、何が変わったのか。
5つある変化のうち、1つ目を紹介いたします。
 

□ 「住みたい場所に住む

自分の住みたい場所に住む。
字面はシンプルですが、現実にはハードルがたくさん。
 
住む場所を選ぶ基準は、人それぞれだと思います。
しかし多くの場合、特にコロナ前は、「働く場所」が、住む場所を選ぶ大きな要素ですよね。
 
例)勤務地が新宿だから、電車で30分以内のどこどこに住もうかな
例)勤務地が大手町。近くだと家賃が高いから、電車で〜〜分のどこどこで妥協しようかな
 

□ 楽しかった、12年間の東京生活。でも・・

私も、ご多分に漏れずそうでした。
 
大学に通いやすい場所という理由で、東京都日野市 → 東京都小金井市と移り住んだ、10代後半から20代前半。
 
就職が決まると、「乗り換えなしで会社の最寄駅へ行けて、かつ通勤時間がトータル60分以内のところに住もう」と探しました。
そして選んだのが、西武線と都営大江戸線が交わる練馬駅。
 
約6年、練馬から都心のオフィスへ、満員電車に揺られる日々でした。
練馬は良い街で、不満は一切ありませんでした。
 
しかし、「理想の場所か」と聞かれれば、少し違うのも事実でした。
 

□ 地球で1番ドラマチックな場所 = 越後湯沢

私が地球で1番好きな場所、それは越後湯沢だったからです。
 
一面の雪に覆われ、世界中から集うスキーヤーの歓声がこだまする冬。
東京から列車に70分揺られると、一面の銀世界が広がる、宝箱のような町です。

雪割草の花が芽吹き、花々が一斉に咲き誇る春。
梅も桜も椿も。花々が一斉に咲き誇り、見渡す大地が花畑のように彩られる町。

川も湖も水田も清冽な水が滴り、瑞々しい緑に覆われる夏。
蛍が飛び交い、子どもたちの笑い声に包まれる町。 

田畑や木々が、豊かな実りをプレゼントしてくれる秋。
360°見渡す限りの紅葉に覆われ、見渡す限り燃えるような錦色に覆われる町。 

四季折々に表情を変え、私たちはまるで、日々色合いを変える絵画の中に、身を置いているような感覚になります。
 
特にドラマチックな表情を見せてくれるのは、冬です。
東京駅から新幹線で70分。長い代清水トンネルを抜けると、「そこは雪国だった」の世界です。
 
私は世界22カ国を訪れてきましたが、これほどドラマチックな景色の変化を見せてくれる場所を、地球上で知りません。
 
ニューヨーク、ロンドン、パリ・・
世界に大都市はたくさんあれど、
そこから列車で70分移動したところに、これほどドラマチックな場所はあるでしょうか。
 
地球で1番ドラマチックな景色を見せてくれるのが、越後湯沢だと確信しています。
そんな越後湯沢を故郷に持てた私は、とても幸せ者です。
 
 

□ 気持ちは「いつか越後湯沢に帰る」の一択

進学と就職で東京に12年間暮らしましたが、心の底流には、「いつか越後湯沢に帰りたい」という気持ちがありました。
 
そこに、「新幹線通勤してもいいよ」という人事制度を会社が創ってくれた2016年。
これは、「越後湯沢に行っていいよ」というメッセージなのか!?と、胸踊りました。
 
2017年1月に練馬から越後湯沢へ引っ越し、
越後湯沢からの新幹線通勤をスタートさせました。
毎日が、ワクワクの連続でした。


□ まとめ

「越後湯沢に移住されて、変わったのはどんなことですか?」
 
その1つは、
「住みたい町で暮らせる」という充実感で、幸福度が高まったことです。
 
「勤め先が〜〜だから、どこどこに住むか」ではなく、
自分が心から「住みたい!」と思える場所に住む。
 
これが精神面の充実に計り知れない影響をもたらしています。
 

□ 次回予告

今回は、長くなったのでここまで。
 
「越後湯沢に移住されて、変わったのはどんなことですか?」
残る4つの変化について、紹介して行きます。
 
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
 
目が見えなくても、あちこたねえ
そして人生は続く 



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