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#32: アリエルと学ぶ英語表現 【2/3】[分詞構文]

お久しぶりです!! すみのふです😊

エンジニア転職して約2週間が過ぎました!
だんだん忙しくなってきましたが
仕事もnoteも頑張っていきたいと思います👍

それでは早速いってみましょう!

本記事は
#31: アリエルと学ぶ英語表現 【1/3】の続編となっています!!
まずはこちらをお読みいただくことをお勧めします✌️


前回に引き続き、
"Part of Your World" を題材に
お話していきます!!


Lesson 3: 「譲歩」の分詞構文

抜粋箇所はこちらです👇 (開始 01:10 〜)

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分詞構文、難しいですよね。。。
私も学生時代に苦労した覚えがあります。

まずは、簡単に
分詞構文の基本的なところを
おさらい
しておきましょう!

簡潔に言うと
(正確には違うかもしれませんが。。)
分詞構文というのは
「接続詞 + (主語) + 動詞 + α」を
「分詞 + α
」のまとまりで表しちゃおう!!
みたいな文法表現です!

例をあげると、こんな感じです👇

スクリーンショット 2021-04-18 10.50.10


ここで注目すべきは、基本的に、
分詞構文では接続詞を使用しないということです。

接続詞文と文を繋いで、
それらの関係性を明らかにする
ものです!!
例えば、、、
"when" なら「Aする時、B」という [時] を表し
"because" なら「A、というのはBだからだ」という [理由] を表して
文と文の関係性を明確にします。

つまり、その接続詞を使用しないということは
「分詞のまとまり」と「主節」の関係性は
読み手(/聞き手)にお任せします!!
ということです👍

『え??読み手次第って、誤解される可能性高くない??』


確かに、誤解を生む可能性も少なからずありますが、
全く意味が異なる訳が複数できることは、ほとんどありません!!
以下のように、文脈上意味が自然に通るように訳せばOKです!!

スクリーンショット 2021-04-18 10.50.13


上の例で言えば、一般的に
「農業者 = 朝早くから仕事をされている」
というイメージがあるので、
自然と上の訳が出てくるかと思います。
(私の実家も農家です!!)

もちろん、例えば。。。
「雨が降っている」+「傘を持っていかない」
のような組み合わせなら、
「雨は降っているが、傘は持っていかない」となりますよね!
この場合、「雨が降っているので」は不自然です!
なぜなら、一般的に
「雨が降っている = 傘を持っていく」
という認識があるからです。

このように、大体の場合、
文脈上自然に意味が通るように訳せば、
大きな誤解が生じることはないので安心してください😊

さらに言えば、(ここ重要!!)
分詞構文は [時]、[理由]、[付帯状況] の意味で
使用されることが多い
です!!

ex)
[時]
Looking down from the plane, I could see the east coast of the coral island. ( = When I looked down from the plane, …)
(機内から見下ろすと、そのサンゴ島の東岸が見えた)

[理由]
Being a farmer, I have to get up early. ( = Since I am a farmer, …)
(農業をやっているので、早起きしなければならない)

[付帯状況]
The typhoon hit the city, causing great damage.
( = …, and caused great damage.)
(台風が市を襲い、大被害を与えた)


さあ、それでは本題に参りましょう😊
冒頭に示した、歌詞の抜粋でも
分詞構文が使われているんです!!
どんな意味でしょうか👇

スクリーンショット 2021-04-17 13.37.02

"flip" 「〜をさっと動かす、はじく」という意味の動詞
歌詞の中では "flippin' ( = flipping)" という現在分詞の形で
使われています。

"fin (< fins)" 「(魚)のヒレ」という意味なので
前半部分を通して訳すと
「ヒレを動かす」って感じですね!!

続けて、後半部分
"too" は副詞で「〜すぎる」
"far" も副詞で「遠くに」

という意味なので
「遠くに行きすぎることはない」
みたいな意味になりますよね!

くっつけるとこんな感じ👇

「ヒレを動かす」 + 「遠くに行きすぎることはない」

意味が自然に通るように訳すと

ヒレを動かしても、遠くには行けない(行かない)」
   (日本語 ver. の歌詞: ヒレじゃ遠くへ行けない)

となりますよね!! 

これを「ヒレを動かすから、…」と訳すと不自然ですよね!
それは、一般的に「ヒレを動かす = 進む → 遠くに行ける」という
認識があるからです!

そして、ここでのポイントは、この歌詞のように、
分詞構文は [譲歩] の意味で解釈されることもある
ということです😎

前述のように、大抵の場合、
分詞構文は [時]、[理由]、[付帯状況] の意味で
使用されることが多い
のですが、
「譲歩」の意味で解釈されることもあるんです!!

[譲歩] の分詞構文って結構珍しいので
覚えておくと、いつか役に立つかもしれませんね😊
(私もよく授業で使っていました!!)


いかがでしたか!!
おさらいの方が長くなってしまいましたが。。。

・分詞構文は、意味が自然に通るように訳せばOK!!
・[譲歩] の意味になることもあるんだ!!


ということだけでも覚えてもらえたら嬉しいです!!

そんな珍しい表現を使ってくれるアリエルに感謝ですね🙏

今回は以上になります!!
次回も引き続き、アリエル大先生
英語の学習をしていきましょう🐚🌊!!
お楽しみに😊✌️


参考文献:『英文法解説(改訂新版)』 江川泰一郎 著


すみのふ

Ω

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