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【高校生インタビュー】「canauで一歩踏み出せた」

中高生と働く大人が越境する対話型キャリアプログラムcanauを実際に利用した生徒さんにインタビューをしました。canauを利用したことで、どんな変化があったのか?今回は小松大谷高等学校の1年生の森くんに感想を伺いました。

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小松大谷高等学校
1962年(昭和37年)に設立。小松市南部に所在し、県南部の加賀地方では唯一の私立高校。普通科と体育科を有し、スポーツが盛んです。
普通科三コースと体育科それぞれの特徴を明確にし、教員の指導力のレベルアップを図り『本校に来てよかった』と実感できる教育を行っています。
生徒一人ひとりを大切にし、個性にあった指導を行い、個々の人間力を十分に伸ばすための「探求活動」にも力を入れています。三年間でリーダーとしての資質を育てるためタブレットの活用により、主体的に行動する人材の育成にも取り組んでいる学校。
出典:小松大谷高校公式HPより
出典:コース詳細「4つの学びのスタイル」小松大谷高校ホームページより

将来への漠然とした不安:canau利用前

ーー進路に関してどれぐらい決まっていますか?

森くん:今の自分の趣味が仕事に直結するのか?っていう疑問があって。実際将来これになりたいっていうのは、今現状はないですね。

ーー今後の進路に対する、焦りや不安はありますか?

森くん:上の大学を目指そうとすると、今の努力じゃ比にならないくらい努力しないといけないのかと思うとやはり不安は大きいですね。レベルの高い大学に行けたとしても、何かそこで何でもやりたいことが見つかるかはわかりませんし。


仮にやりたいことがそこで見つかっても、その大学がそれに最適な環境じゃなかったら嫌だな…と思っています。

ーー親戚から仕事の話を聞いてみたことがあるということでしたが、その際に「なるほどな〜、意外だな〜」と思ったことはありますか?

森くん:働いてみてあまり良い印象を与えるようなことは言ってませんでした。逆にマイナスな面が多かったかも…笑

「楽しい」っていう一面もあるけど、それよりも「大変」という印象だったと思います。

社会人のリアルな声は響く:canau進路相談内容

ーー実際にcanauを使って社会人の人と話してみて、面白かった内容はありましたか?

森くん:社会人の方の経験談も交えていろいろ話してくれたので、面白かったですね。自分にとってためになるアドバイスもいただきました。

ーーアンケートで「進路相談がきっかけとなって、実際に今やるべきことがわかった」と書いてくれていましたが、そう思えたきっかけはなんでしたか?

森くん:はい、進路相談をしてくれた社会人の方がおっしゃっていたのが、「今は精神科医で働いているけど、その前は高校の先生として働いてた。一見全然関係ないようなことでも、昔高校の先生をしていた経験が活きることがある」と話していたことです。

僕も普段の学校生活じゃ学べないようなことでも、何かしら活動を通して学べることができたら、自分の将来にプラスになるんじゃないかなと思いました。

ーーcanauを利用して、大人の話を聞けて良かった点があれば教えてもらえますか?

森くん:高校1年って大学受験まで時間がありますけど、自分が大学受験に向かうにあたって、どういう風にしていけばいいのかっていうアドバイスいただけたところは良かった点ですね。

ーー社会人の方の経験談を聞いて印象的だった言葉はなんですか?そしてその話がきっかけで何か変化はありましたか?

森くん:谷本さんの「後悔しないように頑張るしかない」って言葉に、自分の中ではすごいグッときて。毎日英単語帳を読んだりとか、そういう地道なことでも何かやっていこうと思いました。

森くんへのインタビュー中の様子

行動出来た!そんなcanauがオススメな理由:canau利用後

ーー進路相談後、実際になにか行動出来ましたか?

森くん:土曜日の子供食堂の準備だけだったんですが、子供食堂を運営している方々とコミュニケーションを取りながら準備をしました。

ーーその日の活動を振り返って楽しかったことはありますか?

森くん:子供食堂の準備をしながら、その日は小さな子どもたちがたくさん来るのがわかっていたので、「どうやったら子どもたちにより楽しんでもらえるか?」を考えながら看板立てたり、考えながら行動できたことが楽しかったです。

ーーcanauを使ってもっと聞きたいことはありますか?

森くん:大学行ったとき、社会に出たとき、それぞれ困難やつらいことやが起こったときに、みなさんはどうやって乗り越えてきたのか気になります。

ーーcanauがおすすめな理由を改めて教えてもらえませんか?

実際にアンケートでも森くんは「canauをおすすめしますか?」という項目で10点満点中10点をつけてくれていてかつ、「普段学校でもいけない人がたくさん来てるから」という理由も書いてくれてたんですが。

森くん:先生からアドバイスをもらうのと、普段別の仕事をして働いてる、見知らぬ大人からアドバイスをもらうことは、受ける印象は違うと思いました。

大人の方のリアルな経験談を聞けるのはすごいいい機会だと思いますね。

編集後記

まさに1つ目のタイトルにした部分の「将来への漠然とした不安」は中高生だった自分、そして大学生である自分も現在抱えている感情なので、これはある種の世代を超えた悩みとも言えます。だからこそ、将来にあたる人生の段階を既に歩んでいる先達から話を聞けることの価値は大きいです。目の前の経験のひとつひとつが将来に繋がっていくというアドバイスをcanauで聞くことが出来た森くんが、実際に課外活動(子ども食堂)に挑戦できた話は印象的でした。
canauインターン生