すみぐる

本と音楽と写真が好きです。これまで30カ国ほど旅をして、一番好きな国はアイスランド。次…

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本と音楽と写真が好きです。これまで30カ国ほど旅をして、一番好きな国はアイスランド。次に行ってみたいのはニュージーランドです。美しい景色を前に呆然となる一瞬のために生きています。

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記事一覧

風鈴が揺らす音と音楽の境界線(明珍火箸風鈴についての覚書)

 数年前に、都内のデパートのインテリア雑貨売り場で聴いた風鈴の音をときどき思い出す。4本…

すみぐる
3年前
4

1枚のイメージのための15000字 - ロベルト・ボラーニョ「雪」(『[改訳]通話』収録)…

知ってるとは思うが、朝の四時のモスクワの通りはとても安全とは言えない。外はまるで、パヴロ…

すみぐる
4年前
6

自分の言葉だけで、自分のことだけを語ることの得難さについて - ルシア・ベルリン『…

 手にしてから初めて、こういうものがずっと欲しかったと気づくものがある。それまではそれな…

すみぐる
4年前
19

生きている途中であることの軽やかな肯定 -「永遠のソール・ライター」写真展レビュー

ソール・ライターの名前を知ったのは2年ほど前だ。特に目的もなく青山ブックセンターに寄った…

すみぐる
4年前
18

書くこと

書くというのは妙なものだと思う。よくわからないことを、わかりそうなところだけ拾いながら、…

すみぐる
4年前
14

金魚を調教した話

 むかし金魚を調教しようとしたことがある。そう言うと「金魚って調教できるの?」と驚かれる…

すみぐる
4年前
17

かえるくんがいる方の世界で 『ドリーミング村上春樹』 映画レビュー

 村上春樹の短編集『神の子どもたちはみな踊る』が出版されたのは、2000年だ。あれからもうす…

すみぐる
4年前
11

辺境のヘビーローテーション② Dominic Fike - King Of Everything

 ほとんど出来上がりかけていたものを、台無しにしたことがあるだろうか。私はある。1度や2度…

すみぐる
4年前
15

白い夜

 「五目ごはん」の入ったプラスチック袋を、切れ目どおりに引きちぎって中をのぞくと、甘じょ…

すみぐる
4年前
13

辺境のヘビーローテーション① The Barr Brothers - You Would Have to Lose Your Min…

 ある日アパートの隣室からハープをつま弾く音が聞こえてきたら君はどうする。私はじっと耳を…

すみぐる
4年前
16

人生の軌道を変えた一曲を求めてさまようサウダージな旅の記録 『ジョアン・ジルベル…

 人生を狂わせるものは、ごくさりげないものだったりする。運命の女は絶世の美女であるとは限…

すみぐる
4年前
16

動かないことで増幅されるもの − ライカM3の彼と、Nikomatの父の思い出

写真好きにもいろいろある。 いつ、どこで、なにを、どのように撮るのか。それらのひとつひと…

すみぐる
4年前
14

祖母の目

八十歳をすぎてから、祖母の目は不思議な色で光るようになった。黒目が青みがかった灰色に変わ…

すみぐる
4年前
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