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仕事は楽しいかね?

ビジネススタンスという言葉があるそうです。

自分から考えて、失敗を恐れずに判断して行動できる新入社員が求められているとよく聞きます。
だけど現実はどうかと言うと、
最近の新入社員は
受け身で、指示を待ち、失敗を避ける新入社員、
そういった人たちが傾向としては多いという実態があるみたいです。

社会人としての仕事との向き合い方
つまり、ビジネススタンスこそがこの課題を解決して、
新入社員の今後の成長を決めるポイントなのではないでしょうか?

ね、今回はそんなつまらない話です。
つまらないんだけど、大切なんですってば。まったく困るぜ。

今回はちょっとだけ真面目です。
下記の4ポツについて考えてみたいと思います。

  • 学生気分のままではなく、社会人基準で仕事と向き合ってほしいぜ

  • 適切に報連相をして周囲と協働してほしい

  • 指示された仕事をするだけでなく、目的を考えて仕事しよう

  • 失敗を恐れて挑戦を躊躇するのではなく、まず一歩踏み出そう。ぜ。

こんな感じのお題です。
いいですか、

ビジネススタンスとは

ビジネススタンスを知ることで、若手社員の早期戦力化が期待できそうです。ほんとはね、サラリーマン金太郎を すべての若手社員に読んでほしいんですよ。勤務時間内でもいいから読んでほしい。おじさんが全巻大人買いしてあげよう。。。と言っても
Z世代と呼ばれる昨今の若者たちには、こんな劇画タッチ、なかなか心には届かないみたいですよ?
僕くらいの世代なんて、このシーンで震えましたもん。

やる気ない社員に向かって言うんですよ。
やばい超かっこいい。


ね、すごいでしょビジネススタンスって。
これの早期開発こそが若手社員パフォーマンス向上(≒早期戦力化)に寄与することは、どうやら火を見るよりも明らかなようです。

ちょっと図で書いてみました。
下から二段目のスタンスっていう部分が今回のお話です。

新入社員の傾向とよくある言動

近年の新入社員には以下のような特徴がうかがえるみたいです。

「答え探し」の傾向が強い

明確な指示があり道筋が見えれば取り組むんだけど、答えがなかったり、道筋がないと動けず、考えることを諦めがちな傾向

  • 受け身の姿勢が強く、指示されないことはやらない、もしくはできない

  • 学んだことを他の仕事に応用することが下手で、似たような状況でも個別で具体的な指示を求める

「自己防衛」の意識が強い

苦手意識や周囲の目で足をとめて、挑戦や摩擦を避けて安全圏に閉じこもってしまう。

  • フィードバックや指摘を受けることを嫌がり、自分の至らない点を受け入れずにごまかしてしまう

  • 失敗をしないように、安全圏に閉じこもって挑戦をしようとしない

「自己承認」欲求が強い

「自分が認められること」が目的化し、「目的・目標の達成」「求められる成果や基準」を見失うことがある。

  • できなかった理由を他人や環境のせいにして、自分自身を正当化しようとする

  • 期限に間に合わないと分かっていても、「自分のペースでやれるだけやる」という判断を無意識にしている

新入社員に求められるビジネススタンスの変化

事業環境の変化が見通し易かった数十年前は、従業員というのは厳しい環境においても文句を言わずに耐えぬき、ガムシャラに目の前のことに取り組むことのできるような、そんな社員が、そんなビジネススタンスを持った社員が求められていました。

現代ではどうでしょうか。事業環境の変化の激しいVUCA(ブーカ)と呼ばれる現代においては、従業員には、
何事に対しても全力で取り組み、自ら考え、行動することができる。

そんなビジネススタンスが求められています。このように時代の流れに沿って、あるいは事業環境によって、求められるビジネススタンスは、変化し続けています。

うーん。じゃあ具体的にどうやったら、これらの弱点を補完できるのでしょうか。次からの項目でみていきましょうか。

ビジネススタンスを鍛えるためには

このビジネススタンスは、筋トレと同じようにして鍛えることが出来るみたいです。ポイントを押さえながら習得できたら良いとおもいませんか?

ポイント①:社会人として「望ましくない前提」に自ら気づくためにどうすればよいか?

ビジネススタンスを時代に合うように強化するために、どうしたらいいかなって。。。調べてみると
新人の表面的な「望ましくない言動」を正すよりも効果的な方法があるみたいです。ふむふむ。
それは、新人の深層に存在している「望ましくない暗黙の前提」に
気づくようなアプローチをする必要があります。

具体的にはこんな感じです
①「望ましくない前提」を持っていることに気づかせる
②「望ましい前提」へと導く
③「望ましい言動」が実践できるよう背中を押す

の順番で新入社員の深層(暗黙の前提)にアプローチしましょう。
これはどうやら、図でも表現できるみたいです。

以前こんなことがありました。
ある日Aさんは、指示を出された通りに仕事を終わらせたのですが、
結果的に本来やらなくて良い仕事まで過剰にこなしてしまい、
それが原因で費用がかさんしまったことで、
依頼元の取引先から注意をうけました。怒られちゃったんですね。
そこでAさんは、腹が立ったのか釈然としなかったのか、
依頼元の担当者が出した指示が悪かったのか? 
それとも
・(依頼元から仕事を受注した際の) 上司からAさんへの指示が悪かったのか?
を、問いただしてみることにしました。すると

上司は言いました。
「過剰にこなしたAさんの仕事を咎めるつもりはありません。
しかし、これまでのAさんの経験値があれば、そして
そもそものルールが理解出来ていれば、過剰分の作業を行う前に違和感を感じて一旦立ち止まって、上司か依頼元に確認をとる事も出来たと思うのですが、どうでしょうか。」

大まかにこんな流れだったのですが、
これは先ほど伝えた、
①「望ましくない前提」を持っていることに気づかせる
②「望ましい前提」へと導く
③「望ましい言動」が実践できるよう背中を押す

という一例になるのではないかなと思います。つまり
Aさんは「俺は悪くないのに」という望ましくない前提をもっていました。
これを「自分に悪いところはなかったかな?」と考えられる前提に気づいてもらう。
そうすると、最後の③の部分がどういった形であれ、
「依頼元と上司に対する文句。」という形にはならなかったのではないかな?と思います。

そして その上司は、これは言わなかったそうですが、
「これが、丁寧に仕事をこなす。責任を果たす。ということなのではないのでしょうか。」
と付け加えて伝えたかったのだと思います。

ポイント②:「自ら考え、判断行動できる人材」に求められる観点

「自ら考え、判断行動できる人材」になるために、
新人の望ましい言動として、
下図のSTARの観点を基準高く実践することが求められます。

ビジネススタンスで目指す姿

「自ら考え、判断し行動する」社会人になるために、STARの観点の必要性を理解している

  • STARの実践を通して、自分自身が「内向き」「自己防衛」などの望ましくない前提を持ってしまっていることに気づき、社会人として発揮すべきSTARの基準を理解している

  • 「STARの観点」における自分自身の強み、弱みを理解し、今後自分自身を変革していこうという意思を持っている

今回の話、どう感じましたか?

  • 自分が今後どういう考えや行動を意識していけばいいのか?を考えるきっかけにしてほしい。

  • 様々な観点から社会人としてどうあるべきか、ということを具体的に説明出来て、納得できる思考を養ってほしい。

  • 社会人としての認識の甘さとはなにか?再確認してほしい。

  • 自分本位で行動していないか?を考えるきっかけにしてほしい

  • 相手の立場に立って行動することの難しさを知ってほしい。

  • 今まで見て見ぬふりをしてきた自分の弱点に対して少しでも見直せるきっかけにしてほしい。

  • お金をもらって働くというプロ意識を持つことの必要性を学んでほしい。

そんな思いでもって、今回書いてみました。
同僚の影響もあって、カッコいい大人が育つ場をつくる事を目指していきたいなと最近考えるようになりました。そう考えると、自分自身の行動も変わってきたなと実感できることが何度かありました。

社会に出ることへの不安を感じている新人や、仕事への意欲のみで自身の実力を把握できていない若手に対して、
専門知識やスキルを付与するだけではなく、
まずは前提となる仕事への向き合い方が認識できれば良いんじゃないかなーっと思っています。

その結果に、社会人として求められる
会社や仕事に対する向き合い方を どうか理解していってください。
そうすれば現状の自分自身の課題を理解し克服する覚悟が醸成されるのだと信じています。

人は、見たいように見て、聞きたいように聞きます。
なので、見えているはずなのに見えていない「盲点」に気づくことが出来ません。
この盲点は専門用語でスコトーマって言うのですが、
これはまた別の機会にお話ししようかなと思います。

今日は以上です。

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