英語学習の習慣を失った僕が、習慣を取り戻すために取り組んだ #EnglishChallenge

「社会に出たら英語を使うから」と学生時代に英語学習に取り組んでいても、いざ社会人になると英語を全く使わず、いつの間にか学習習慣が消え、そして英語を忘れていく。
そんなことありませんか?

僕もそのうちの一人です。
社会人4年目の今、こってり忘れています。
学生時代は研究室の留学生と話したり英語で研究発表をしていて、ある程度日常的に使っていたにもかかわらず。

「海外で働いてみたい」とおぼろげながらずっと考えていたので、その英語を忘れていく状況に焦りを感じていました。
かと言って、英語を勉強しようとしても全く続かず。

そんな、「勉強したいけどやる気ない」状況を抜け出すべく、まずは習慣化を図ろうと思い、このコミュニティに加入しました。

詳しくは #EnglishChallenge を追いかけるとわかるので割愛します。

 4月から加入し、7月までの3ヵ月間。
僕がなぜ加入し、どんなことに取り組み、何を学んだのかを書き記してみます。

英語は得意でもなんでもなく、仕事で使うわけでもなく、勉強の習慣すらなくなった男は、3ヵ月で何が変わったのか。
「今から英語学習を始めたい!」という方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

▼加入した目的

コミュニティのSlackグループで自己紹介コーナーがあるのですが、4月の僕はこう書いていました。

なかなか面白いことを書いている…。
まず、一つひとつの結果について。

■30歳まで(あと2年)に海外でメディア留学したいから。
→今、こんなこと全く思ってない。留学したいなんて1mmも思っていない。
でもこれは、すごく前向きな話。
3ヵ月英語に触れたおかげ?そして、仕事が地に足ついてきたおかげで、「別に留学じゃなくて海外で仕事すればええやん」と思えるようになってきたのです。

■編集力と英語力には密接な関係性があるとわかったから。
→これはマジです。かなり関係性が深いです。実際、僕が編集者として文章に向き合う際、迷ったらまず英語に置き換えるようにしています。

たとえば、以下の2つの文章。

・暑いから、水が飲みたい。
・水が飲みたい。なぜなら暑いから。

メディアの文章では、後者のほうがよく用いられます。結論ありきで文章が展開されていくので、先に「水が飲みたい」と伝えたほうが読者にとっても優しいんです。

では、なぜ後者のほうが喜ばしいのか?
それを考えるときに、英語がすごく役に立つのです。

・Because it is hot, I want to drink water.
・I want to drink water, because it is hot.

意味は全く同じでも、後者のほうが「水が飲みたいんだな」と明確に分かりますよね。

他にも、句読点の位置を考えるときも英語が役に立ちます。

修正前)中学生の頃バスケットボールに熱中していた田中。
修正後)中学生の頃、バスケットボールに熱中していた田中。

と点を入れるように修正したとします。
この修正の理由を説明するとき、英語を用いるとすごく伝わりやすいんです。

修正前)Tanaka made efforts to play basketball when he was junior high school student.
修正後)When Tanaka was junior high school student, he made efforts to play basketball.

修正後のほうが、途中で区切られてて読みやすいですよね。

このように、編集力と英語力に密接な関係性があると改めて感じた3ヵ月間でした。

■モテたい
→モテたい。

▼勉強方法

続いて、この3ヵ月で取り組んだ勉強方法について。
内容と、その結果について書いてみます。

■単語の音読

「まずは語彙を増やそう」ということで、単語の音読から始めました。

「なぜ音読?」と思ったかもしれません。
その理由は2つあります。
・僕の部屋に机がないから
・書くのが面倒だったから
これまで英語学習に挫折したのは、この「書く」ことがあったからです。
書くための道具をそろえること、場所を整えること、時間を作ることと、制約条件がかなり多く、ある時突然うんざりしてしまうのでしょう。

なので今回は、「書く」ことをやめて「話す」ことを選択。
メリットとデメリットはこんな感じです。

ーメリット
・1回の勉強で触れられる単語数が多くなる
・寝転んだり立ったり、どんな体勢でも可能
ーデメリット
・書かないので定着力が下がる
・単語を読むばっかりは飽きる

この勉強法は約1ヵ月続けましたが、英語学習のとっかかりには有効な方法かなと思います。
まず口にすることで、「英語を話せる」という良い意味の勘違いが生まれるため。

ちなみに、使用したのは以下の教材☟

■TEDの視聴

単語学習を終えた(飽きた)僕が、次に手に取ったのはTEDでした。
「単語の次は文章だ」ということで、文章が聞けるようなものを探した結果、すぐ思い浮かんだのがTEDだったという理由。

さまざまなジャンルのプレゼンテーションがあり、動画もすべて10分少々なので通勤時間などスキマ時間で見られるのが魅力です。

こちらのメリットデメリットはこんな感じ。

ーメリット
・内容が面白いから飽きない
・動画によって図やイラストもあるので、直感的に理解できる
ーデメリット
・内容の面白さゆえに字幕ばかり追いかけてしまう
・そもそも英語が何言ってるかわからない(難しい)

これもなんだかんだ1ヵ月ぐらい続けましたが、英語学習ではないときに見たいなと感じました。

■voicy

5月中旬から僕は自転車通勤をはじめ、通勤中にできる勉強方法を探すことに。
自転車をこいでいるので手が奪われ、何か本や教材を見れるわけではないので目も奪われ、周りに人がいるので口が奪われ。

要するに使える箇所が耳しかない状況で、それでもできる勉強法を探した結果、Voicyのこのチャンネルにたどり着きました。

パーソナリティの方が日常感じたことなどを、日英両方で話してくれるというチャンネルです。
旅行好きのあづささんのChannnelは、普通にテンション上がります。旅行に行きたくなります。

ーメリット
・日英両方なので、内容を確実に理解できる
・耳で聞くだけで英語学習になる
ーデメリット
・日本語が入っているのでどうしても日本語で内容を理解しようとする
・覚えているのは英語ではなく旅行の話

こちらは結構長く続きましたし、興味のある分野であれば楽しく続けることができそうです。

■PodCast

「習慣化」という意味では、この方法が一番ハマりました。

女性2人組が英語で軽快に話すPodcastの番組で、1300ぐらいある放送をひたすら垂れ流していました。
英語のみの番組なのですが、聞いている限りどうやら日本人向けのもののようです。

正直に言うと、内容をあまり理解しようとせずただ聞いているのですが、それが良かったのか、身構えることなく勉強できています。
また、話している言葉自体はすごく聞き取りやすいので、「こんなこと言ってるんだな」とある程度理解しながら聞けるのもgood point。

こちらのメリットデメリットはこんな感じです。

ーメリット
・いつでもどこでも聞ける
・英語のみなので、理解が及びすぎない
ーデメリット
・内容がわかるようでわからない
・若干長い

▼習慣化する方法

このnoteの本題は「習慣化」でした。
というわけで、この3ヵ月の取り組みから、僕なりの習慣化の方法について書いてみます。

■意識しない

「習慣とは、意識せずともおこなえているもの」かなと感じました。
具体的に言うと、僕がPodcastを垂れ流しているときは、英語学習をしている意識はありません。マジでBGMと化しています。

「勉強するぞ!」と意気込んでしまうと、どうしても理解できるできないに頭が及んでしまい、理解できないときに嫌になってしまいます。

なので、僕は理解できようができまいが、「英語がそこにある状態」をつくることにしたのです。
効率は悪いかもしれませんが、垂れ流すことで英語をインストールしているという感じです。

また、スマホとPCの言語設定を英語にしました。
これはかなり有効で、「英語だから一瞬理解できないけど、よく考えたら理解できる」状態が脳にとってすごく良い。
理解できる日本語をなんとなく眺めるのではなく、一瞬でも意味を考えるその時間が英語の理解につながるのでしょう。

■仲間をつくる

今回はコミュニティに所属した上での英語学習でした。
日々学習報告が上がってきて、内心結構焦りを抱きながらも刺激を受けていました。
(「自分の学習報告しょっぱいなー…」と思いながら…)

仲間がいることのメリットとして「切磋琢磨できる」よく挙げられますし、それは真理だと思いますが、僕が感じたものはちょっと違います。
僕が知らないことを知っている人たちがいることです。

英語学習の方法においても、僕が今までやったことのない方法をしている人もたくさんいましたし、僕が知らないメディアなどもたくさん知れました。英語が話せることでできるようになることも、僕が想像していた以上に幅広く存在するようです。

では、僕が知らないことを知っている人たちがいるのは、何が良いのか?
それは、自分が困ったときの解決策をすぐに知ることができることです。

英語学習のハードルが高いと感じたとき、思うように捗らないときなど、悩みは時々刻々と変わります。
それらすべてに対して、同じ経験をした人は必ずどこかにいますし、解決した人も同じだけいます。
つまり、仲間がいることで、その解法にたどり着くまでの時間が圧倒的に短くなるということです。

▼所感

というわけで、3ヵ月の英語学習について書いてみました。
「結局習慣化はできたの?」と聞かれると、正直よくわかりません。
ただ、「そうだ、英語を聞こう」と思える程度には体に馴染んできましたし、聞き忘れた日は「あ、聞いてねえわ」と思えるようになりました。

英語学習の習慣を失って、でもまた始めたいと思う人も多くいることでしょう。
そんな方にとってこのnoteが参考になれば幸いです。

まずは「英語がそこにある」状態をつくることをオススメします。

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