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情シスのお姉さん、辞めるってよ

突然ですが、わたくし本日12/24で現職の情シスを卒業することになりました。

ということで突然の退職エントリ。

ご縁あってわたしを新卒で採用していただき早8年と9ヶ月。情シスという素晴らしい仕事に出会わせてくれた会社、そして出会った人々には本当に感謝しかありません。そんな情シスにjoinしてよかったなーと思ったことを綴ります。

情シスになるまでを振り返る。

入社してしばらくはwebエンジニアとしてECサイトの構築案件や保守を担当していました。
しかし、1人目の出産を経て復帰をした際にホルモンバランスの崩れや環境の変化、不安…あらゆる要因が重なり鬱っぽくなってしまいました。

心身共にボロボロの状態で退職も考えていた頃、たまたま 情シスを引っ張ってこられた女性マネジャー(後の部長)に会い、自分のモヤモヤをすべて聞き出し、整理してくださり、私の代わりに怒りを会社にぶつけてくれました。(強い)
で、そのまま流れるままに情シスへ異動となりました。

異動した当時の情シスのメンバーは、
・ワクワクと新しい技術を楽しむ人
・得意な領域で活かして活躍する人
・黙々とやるのが得意な人

…とまぁ、本当に個性豊かでいろんな人々がいて、それを束ね上げ、どんな小さなことでもなんでも褒めて伸ばしてくれる上司がおりました。

そんな刺激的で前向きな環境で日々を過ごしたことで、ボロボロに崩れていた自己肯定感と失くしていた自信を取り戻しました

情シスに異動してまもなく、2人目を授かりました。
情シスの業務にも慣れ、AWSOffice365 といったサービスを活用した取り組みに面白さを感じ熱中していた矢先に、切迫流産・早産といったトラブルに見舞われました。

出産前日まで普通に出勤しており、急な出産になり、
チームのslackに一言「産まれた\(^0^)/」
と連絡したのは今となってはいい思い出です。

次の日も出社するしーと思って、引継ぎやデータ退避の準備、さらには挨拶もできないまま産休に突入してしまいましたが、幸いなことに当時検証がてら利用していたOneDriveにデータを保管していたおかげで復帰時のデータ復旧が楽すぎて感動しました。

コミュニケーションツールクラウドサービスの登場は、働く女性にとってこれからの必須アイテムだなーと身をもって体感し、これらのツールを自社の風土に合わせて提供することでより働きやすい会社にできるのは情シスの面白さだなぁと思うようになりました。

情シスのお仕事

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情シスのお仕事は大変広く、ヘルプデスク・トラブル対応・業務システムの導入はもちろん、社内インフラ・セキュリティ・企画など多岐にわたります。

ほとんどの業務の遂行には 基本情報技術者レベルのITに関する知識が求められる上に、自社で利用しているシステム・サービスに関する知識も求められるため、一人で完璧にこなすにはなかなか難しい仕事ですが、チームであればどんな人でも、どんな経験でも必ず役にたてるシーンがあると、私は考えています。

実際、私は異動前までWEB開発のスキルと保守サポートの経験があったので、ヘルプデスク、ITインフラ周りで活かすことができましたし、IT未経験だけどコールセンターの経験があるためヘルプデスク対応や手順書の整備が得意な人もいました。

情シスのお仕事は、どんな経験も、特技も、IT未経験でも、活かせないことがないお仕事です。

もちろん、好き・得意な分野だけではやっていけないので、苦手な分野も含めて広く学ぶ必要がありますが、それはそれで毎日新しい学びがあって大変刺激的なお仕事です。

情シスslackがわたしにもたらしたもの

全国の情シスが集まるslackが登場したことは、わたしの人生にとって大きな転換点となりました。

現場にいた頃は情シス・社内SEというものは地味で何しているかわからない、どちらかといえばネガティブなイメージを持っていましたが、実際は情シスの仕事は大変面白いもので、この魅力をもっと広めたいと考えていました。

そんな矢先にTwitterで情シス(corp-engr) slackができたよ!! という情報をみかけ、なんとなくゆるっと参加してみることにしました。

ここでは、全国の情シスを楽しんでいる人・悩んでいる人・交流したい人がたくさん集まり、他業種の情シスのお話や、イケてる社内システムについて情報交換をしていました。
まだ1社しか知らない&よわよわ情シスのわたしには大変刺激的でした。

そんな情シスslackでも一際存在感を放つ吉田さんの「情シスのキャリアを考える」を拝見した際、自身のこれからを考えた時、私はもっと汎用性を高めてセクシー(刺激的)に情シスを楽しむジェネラリストとして活躍したいと考え、いまの私に足りないものを埋めてくれると思えるところへの転職を決心しました。

情シスslackは、わたしの人生を変えるきっかけになった素晴らしいコミュニティです。ありがとうございます。

情シスでよかった!!

情シスの仕事というものは、会社のビジネスの根幹を支える重要な仕事であり、大変面白い仕事です。現場が本質的な業務に集中できる環境を考え、ビジネスの価値を最大化させる役割の面白さを情シスに来て知りました。

この面白さを知ることができたのも、チームメンバーに恵まれたこと、素晴らしい上司がいたこと、そして情シスslackの愉快な仲間のおかげです。

つよつよ情シスになって、保守的でネガティブなイメージを払拭できるようこれからも頑張りたいと思います。

いただいたサポートはすべて酒に費やします。