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【2021年6月28日~7月4日】週間マーケティングニュース

みなさんこんにちは、すみです。

今回は週間マーケティングニュースということで、先週1週間のマーケティングを振り返っていこうと思います。

先週の全てのニュースにつては記事の最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

NFTを販売する企業が増え始めている

NFTといえば、ブロックチェーンの技術を使ってデジタルの商品をデジタル上で唯一無二のモノとして証明する技術で、少し前にデジタルアートをNFT化して高額で売買することが話題になりました。

少し前までは、NFTを売買するのは個人が多い印象でしたが、先週くらいから徐々にNFTを販売するという企業のニュースが増えてきました。

■マーベル公式のNFTグッズを販売する
■Twitter、NFTを発行

まずは、マーベルがNFTグッズを販売するというニュースです。

マーベルはデジタルコレクタブルプラットフォームの「VeVe(ヴィヴィ)」と提携して、今年の後半にNFTグッズを販売すると発表しました。

具体的には、デジタルグッズ、3Dモデル、NFTコミックを発売する予定とのことです。


そして、TwitterもまたNFTを発行して抽選で無料配布すると発表しました。

アメリカと日本限定で、7月1日までに公式アカウントのツイートにリプライすることで応募できるというものです。

Twitterはキャンペーンのために7種類のデジタルアートを制作し、これらのNFTを計140点発行しました。

このキャンペーンはTwitterでNFTの話題が増えていることから行われたとのことです。

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出典:TwitterがNFTを初発行 抽選で140人に無料配布 米国と日本で

このように、徐々に私たちと馴染みのある企業もNFT関連のビジネスを始めています。
先週は、InstagramでNFTを販売できる機能を開発中とのリークもあったので、SNSでもさらにNFT関連の販売や販売機能がはじまる可能性があるなと感じます。

ポッドキャストのOff Topicでアメリカを中心としたテック関連のトピックを発信する宮武さんは、SnapchatもNFTのプラットフォームを作る可能性があるとツイートしています。

一時期、5月をピークにNFTの販売の勢いが落ち、ブームは終わった?と思わせるようなニュースもありましたが、企業のNFTに対する動きを見ていると、まだまだ可能性はありそうです。

Google、コアアルゴリズムのアップデート2回目を開始

先月の頭にも実施されていたGoogleのコアアルゴリズムのアップデート。
今回は、6月と7月の2回に分けて実施されるということで、今もアップデートが行われています。

そもそも、Googleのコアアルゴリズムのアップデートとは、Googleが検索エンジンのアルゴリズムを改善することで、これによって検索順位が変動し、ブログやサイトへのアクセス数に大きく影響します。
検索順位が上がればラッキーですが、下がってしまった場合はアルゴリズムに合わせてSEO対策が必要になるため、SEOの関係者はもちろんのこと、サイトやブログを運営する企業や個人にも影響します。

通常、コアアップデートは開始から完全に完了するまで1~2週間かかると言われているので、7/5現在はまだ終了していないと思われますが、SEO関連の専門家の方々のツイートによると、現段階ですでに大きく順位変動が起きているようです。

全体を通して、6月に行われた1回目のアップデートに比べると、2回目の7月のアップデートの方が順位変動が激しい模様。
そして、6月と同様にYMYL系(Your Money or Your Life:お金や人生、健康や安全に関するキーワード)での調整が中心のようです。
また、ドメインパワーで上がってきていたサイトの順位が下がり、EAT(専門性、権威性、信頼性)が担保されたサイトが上がってきているとのことです。

とはいえ、このアップデートは始まったばかりで、まだ完了はしていません。
完全に終わるのはおそらく2週間後ですので、それまでウォッチを続けていこうと思います。

Facebook、ニュースレターサービスを開始

コロナが流行し始めた2020年に急成長したSubstackなどをはじめとしたニュースレターに注目が集まっており、Twitterなどでもニュースレターの実装がされていますが、今週Facebookもニュースレタープラットフォームの「Bulletin(ブレティン)」を発表しました。

BulletinはFacebookとは別のプラットフォームで構築されているため、ニュースレターの購読にFacebookのアカウントは必要ありませんが、インフラはFacebookに依存しているためサブスク購入、購読者限定のグループやオーディオルーム参加にはFacebook Payを利用する仕様になっています。

今のところベータ版のローンチで、アメリカを中心に展開されています。

ニュースレターは、cookie廃止によるターゲティング広告が難しくなるとのことから、自社のコンテンツに興味のあるユーザーに対して直接コミュニケーションが取れる方法として、再び注目されています。
また、コロナ禍で多くの企業で広告費が削減される中でも、費用対効果が高いということで、2020年はメールマーケティングの予算を増やしたという海外企業が多かったというデータもあります。

さらに、TVなどの大手メディアの信頼性が低くなっている中で、個人のライターに対する信頼度が高まっているという状況もあります。

このような背景から、こうしたニュースレタープラットフォームは今後さらに伸びていく可能性があるので、要チェックの市場です。

今週の気になるニュースまとめ

最後に今週のテックニュースの一覧です。
ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。

6/28
- マーベル、公式のNFTグッズを販売する
- Twitter、まもなくGoogleアカウントと紐付けられるようになる
- スマホアプリの月次利用時間、年齢が上がるごとに落ちる傾向

6/29
- Discord、ARビデオ会議アプリのUbiquity6の買収を発表

6/30
- Facebook、ニュースレター配信プラットフォームのBulletinをローンチ
- Youtubeシアター、カリフォルニアにオープン予定。クレイターイベントを中止にコンサートも開催予定。
- LinkedIn、7億人の個人データ(全体の92%)が流出
- 中国で7月1日から自動運転バス100台が8路線で運行開始

7/1
- Twitter、NFTを販売
- Instagram、フィード内でおすすめ動画を見せることを発表。トップのAdam Masseriは「Instagramはもう写真共有のアプリではない」と発言
- Zoom、同時通訳と書き起こしをするAi企業Kitesを買収
- Slack、社内で簡単に音声会話ができる機能「Huddles」をローンチ
- 元Googleの幹部による広告ゼロの検索エンジン「Neeva」がローンチ。授業員の約30%が元Google社員。
- Googleのコアアップデートの2回目が開始

7/2
- TikTok、1分までだった動画の長さを最大3分まで撮影可能に
- Twitter、投稿を閲覧できるグループを作れる機能を計画中
- GoogleやFacebookから広告予算がAmazonにシフトしている

7/3
- テレビ通販大手の2020年の売り上げ、ショップチャンネルは1601億円、QVCは1205億円

7/4
- 2021年1月〜5月だけで199社がユニコーンとなった。特に、ヘルスケア、フィンテック、プライバシー、セキュリティーが人気カテゴリ

以上、週間マーケティングニュースでした!

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