住まいの真ん中が、家族の団らんになっている家
最初から希望しているものが、最善かどうかは分かりません。実際に範囲や手段を拡げてみたら最善策が見つかったり、タイミングの問題もあったり。トントン拍子に進む時もあれば、なかなか出会えないこともあります。
それでも自分たちのポイントをしっかりと押さえられたら、ベストな住まいに出会えるところも、実は住まい探しの醍醐味なのです。今回はまさにそんな事例をご紹介します。
三鷹T邸リノベーション
DETA
エリア｜ 東京都三鷹市
家族構成｜ 夫婦2人
プラン | 1R+S+WIC ▶︎ 1R+S+LOFT
面積 | 49.8㎡(壁芯)
構造 | SRC造
所在階 | 10階建の10階
主採光 | 南
建築竣工年 | 1984年4月
不動産購入 | 2012年9月（築28年時）
リノベ完成 | 2013年3月
権利 | 所有権
工事費用 | 510万円(設計料・税込)+DIY
CREDIT
プロデュース・設計 | スマサガ不動産
施工 | 幹建設
写真 | 平林克己
当初から、リノベーションありきでスタートした住まい探し
Tさんご夫婦が新たな住まいを考えるようになったのは、テレビで見たリノベーション事例がきっかけでした。当時住んでいた賃貸の家では、オシャレに住むことに限界を感じていました。その事例を見たときにピンと来た二人は、新築の住宅を買うという選択は考えず、リノベーションした家に住める方法を探し始めることに。そのなかで見つけたのがスマサガ不動産でした。
スマサガ不動産では、いただいた相談内容に対して本質的な回答ができるように塾考した上でお返事をしています。繁忙期に即レスで物件紹介をしてくれる不動産業界の速度と比べると、初回のご返信が遅いと思われるかもしれません。最初にお問い合わせされたTさんも、条件が厳しいのかな、このまま断られてしまうのかな、と思ったそう。
その時にはスマサガと住まい探しをしたいと思っていただいたというTさんご夫婦。目指すべき住まい探しの方向を一緒に考えましょう！とスマサガスタッフの対応を見て、いよいよTさんの住まい探しが始まりました。
物件探しが始まった頃、最初に考えていたのは西荻窪でした。しかし人気のエリアだったこともあり、なかなか良い物件に巡り合うことは出来ず。。
少し範囲を拡げて探し始めて見つけたのが、今の三鷹の住まいでした。結局内見した部屋は2軒。すぐに決まったのは「家の形さえ良ければ何でも出来るんじゃないか？」という考えをもともとTさんたちが持っていたからです。そのお部屋が1LDKだったこともあり、住むイメージがしやすかったことも大きな要素でした。立地も駅から遠くなく、かつ眺望も良い最上階。迷うことなく決断できる条件も揃っていたのは幸運でした。
二人が楽しみたいことを家の中心で叶える
今回の住まいは、既存を生かした部分リノベーションを施しました。
料理が好きな奥さんと、その料理が好きな旦那さん。そんな二人の関係性が表現されたような、部屋の中心の印象的なキッチンダイニングです。
キッチンにはコンクリートブロックを使い、ダイニングテーブルと一体になった大きくもシンプルなキッチン。もともと住んでいたのが12畳1ルームのお部屋だったこともあり、出来るだけリビングは広く取りたかったというお二人。掃除も楽になったことで、生活のストレスも減ったといいます。
通常はリノベーションが完成してから引っ越されることが多いのですが、お二人はリノベーション前にもこのお部屋で暮らしました。実際に住んでみることで、リノベーション後にどうやって暮らそうか？気になる箇所はないか？と具体的に検討することができてよかった、と話してくれました。
実際に住んで見てどうですか？
お二人で始まったこのお家で生活。お子さんも誕生し、ますます賑やかになったT邸。最上階というロケーションで日当たりも立地も良いこともあり、真冬でも、窓を開けて過ごせるほどの温かさだそう。洗濯物を室内にほしてもすぐ乾いたり、一年中カビの心配をすることもないそうで、部屋中がとても心地よい空間になっていました。リノベーションの際にリビングを広くしたことで、友人たちを家に招いて食事をする機会も増えたそう。なんと最大25人呼んだ時でも大丈夫だったそうです！
シンプルな要望を軸に、お二人の好きなことが体現できる住まいづくりを実現されたT邸。これからもたくさんの人が訪れて、お子さんとともに、ますます楽しい空間が作られていきそうですね。
