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天才の恩恵を、僕達は受けている

蛇口を捻れば、水は出るし、
スイッチを押せば、明かりがつく
鍵を挿し捻れば、エンジンが唸る。

この世にありふれた物は、大抵、何処かの天才が頭の中で考えた『発明』で、その発明は日常に溶け込んでいる。

僕が今、手に持っている携帯も、スティーブ・ジョブズ という天才が考えた物だ。

僕は何も発明はしていない。
発明が勝手に世の中に浸透していって、
日常に溶け込み、対価としてお金を払う事で自分の手で、その発明を利用する事が出来る。

今、この瞬間も、誰かが発明を利用している。

ただ、よく考えて欲しい。
天才たちが思い付いた発明は、簡単に思いついて、その瞬間に出来たものなのか?

いや、違う。断じて否。
努力と継続、そして失敗を何度も何度も繰り返し、苦労をしただろう、

ただ、僕達はどうだ?
天才が考えた発明を、
捻ったり、スイッチを押したり、鍵を挿し捻るだけ。これだけで事足りる。

天才の人よりも、普通の人の方が楽をしている。

恩恵を得て、利用しているだけ。

だけれど、普通の人は、「普通であると」感じる事に少し抵抗感がある。あまり認めたく無い事なのだろう。

人は「馬鹿」だと言われると、反発的な反応を取りたがる。

つまりは、誰かと比べて優位に立ちたい。

生きていれば、薄々と普通の人は、自分よりも優れた人を見て、自分が天才でない事を理解して自覚するはずだが。

理解してもなお、

今度は小さなコミュニティーの中、例えば、学校や職場で、自分と同じレベルを見つければ、優位に立ちたがる人もいる。

『井の中の蛙』という言葉もあるくらいだ。

天才は世界のトップレベルの人達で、
小さな世界のトップレベルは、ただのドングリの背比べ程度である。

誰かに勝ちたいと言う気持ちは、負けず嫌い、と言う個性でもあるが。

その内、勝てない相手に出会えば
自尊心などは削られて消耗するだろう。

負けず嫌いという、誰かと比べる競争心は、自信を持っているようで、
ただ自信を無くさない様に、下を確認しながら保っているだけだ。

下を見ていれば、上には上がれない
ただ、上を見れば、上には上がいる。

ここで大事なのは、視点が大事だと。
上にいる人に目を向けて、自分の立ち位置と比べてはいけない。

自分で登ろうとする、競争心よりも、上を見る向上心が大切だ。

何より人の原動力は感情だ、
競争心で人に負けたくない気持ちで、必死になったりする様に

楽しむ気持ちが有れば
面倒臭いと言う気持ちは湧かず、
永遠にやっていたいと思える。

アインシュタインの名言で

私には特別な才能などありません。
ただ、すごく好奇心が強いだけです。

と言っていた。

事実、僕はアインシュタインは天才だと思う。だが、ここで、大事なのは、『好奇心』という部分で。興味や関心のある事に熱中していたという事だ。

競争心で心を動かすのではなく、
好奇心で心を動かすのも一つだ。

自分のやりたい事をとことん追求することで、あれだけの結果が残せたと思う。

一つ考えて欲しい、
人を見下して自分の価値を感じるのか。
自分の気持ちに素直になって、追求して自分の価値が磨かれるのか。

僕は断然、後者だ。
好きな事をして、自分なりの答えをだしたい。

『無』から『有』を生み出す。

今までに無い物を、今から作り出す力。

今までの歴史で『発明』された便利な道具は現代にも生きていて、社会を豊かにしてくれていて、僕達は何気なく利用している。

僕は発明はできないが、
別の形でも、自分の中の好奇心から出る素直な気持ちに従って、自分の人生が豊かになればいいなと思う。

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