社内へのブランド浸透 | リブランディング の裏側vol.9

こんにちは！クリエイティブ室のかなです🕺
前回はリブランディングで新たに設定したミッションやビジョン、世界観を形作るための『ルール』のお話をしました。

ルールの設定はスマルナという新しいブランドを外に向けて発信する際にとても大切なものです。

覚えてもらえる強いブランドは、中のメンバーはもちろんパートナー企業にお仕事を依頼した時でも、同じブランドであることが一目でわかります。それはなぜかというと、メンバーやパートナーがブランドをしっかり理解して、アウトプットされるからです。この理解や同じようなアウトプットができるためにはきちんと運用ができていることが必須です。
ブランドを成長させるルールの作り方 | リブランディングの裏側vol.8

ただ、そのルールをうまく運用するためにはどうすればいいのか？

ブランドが正しい姿で社会から認知されるためには、まず社内に向けてブランドを浸透させていく必要があるのです。

社内へブランドを浸透させる重要性

「スマルナ」を作っている弊社は、現在16の部署で成り立ち80名近いメンバーが働いています。（余談ですが、去年の今頃は30名ほどだったので、ほぼ3倍に増えています…！）

アプリを開発する部署、ピルの配送を行う部署、カスタマーサポートでユーザーさんと直接やりとりをする部署まで様々。

仕事内容によってブランドについて深く考える機会が多い部署もあれば、そうでない部署もあります。

それでも、私たちは「スマルナ」というブランドを正しく認知し、それぞれがブランドに沿った行動をしていく必要があるのです。

ブランドへの正しい理解は仕事に対するエネルギーにもなりますし、そこから成り立つブレないブランドは、ユーザーさんや社会からの安心や信頼につながるからです。

社内へ向けたブランド浸透の取り組みは、一般的に「インナーブランディング」と呼ばれます。

【インナーブランディング①】ブランド発表会

7月7日のブランド発表会では、新しいブランドを理解してもらうための「ブランドムービー」を流しました。（noteに貼れないのが残念です…😭）

そして、「ブランドガイドライン」を使ってさらにブランドについて掘り下げた内容を全てのメンバーに向けて説明。

代表の石井もブランドに対する想いを語り、発表会は終了しました。

発表会は新しいブランドの誕生を祝う側面が大きいので、メンバーの熱量を高められるよう動画という形をとりました。

【インナーブランディング②】各部署への説明会

発表会は、いわば「お祭り」のようなものです。
本当のインナーブランディングはここから…！

私たちクリエイティブ室は、各部署に「ブランド説明」の時間を設けてもらい、1時間〜1時間半ほどかけて発表会の時には説明しきれなかった部分まで伝える努力をしました。

ブランド説明をする際に気をつけたのは

「この部署で新しいブランドの価値を提供できる部分はどこか」

ということです。

例えばCS（カスタマーサクセス）なら、カスタマーサポートでユーザーさんとやりとりする際に適切な言葉づかいや対応はどんなものか？
ロジスティクス（配送）なら、ユーザーさんにピルが届いた時の体験の導線はどんなものか？

新しいブランドの価値観に沿って、今までのブランドのあり方を振り返り、これからのブランドとしての対応を考えていきます。

これを心がけることで、説明を受ける部署の人たちから自然と「実は前からこう思っていたんだけど、〇〇するのは新しいブランドとしてどうですか？」といった声があがってきました。

これは本当に嬉しかったです。こうしてブランドの新しい価値観が社内に形成されていくんだな、ということを実際に体験できました。

また、普段は見えない他部署の仕事を知るきっかけにもなりましたし、今後もインナーブランディングの一環として定期的にブランドのすり合わせは行なっていきたいと思いました。

【インナーブランディング③】みんなで盛り上がれる仕組みづくり

ブランド説明会は真面目でちょっと固い内容でしたが、ブランドを浸透させるために考えた取り組みの中にはもっとカジュアルなものもあります。

1.Slackのスタンプ

弊社では仕事のやりとりをSlackメインで行なっています。
そこで、Slackの「オリジナルスタンプ」の機能を使ってスマルナのシンボルマークである「S」マークや、「スマルナっぽい」など、ブランド関連するスタンプを作成しました。

2.zoomの背景

もともとリモートワーカーが多かった弊社ですが、コロナの影響もあり最近では「（ほぼ）フルリモート」の状態をとっています。
社内・社外問わずzoomでのミーティングが多いため、新しいスマルナロゴのzoom背景を作成しました。

みんなが使ってくれるので、ミーティングを開くと背景が揃うのが面白いです！

3.グッズ

リブランディングを機に名刺も新しくなりました。
他にも、ステッカーを作って配ったり（ユーザーさんへ配布したり、クリニックに置いたりも）、スマルナが大切にしたい”クレド”のようなものをカードに印刷することなども考えています。

自分の手掛けているサービスのグッズを持つとやっぱりテンションが上がります…！これからもどんどん作っていきたいと思います。

ブランドは作って終わりじゃない

リブランディングは無事終わりましたが、本当のゴールは社内・社外に文化が形成されることです。

これがゴールではなく、スタートなのです。

ユーザーさんや社会に新しいブランドが正しく認知されるためには、社内の人間がブランドを正しく理解し、ブランドの価値観に沿った行動をし続けることが大切です。

そして、ブランドを作って終わりにするのではなく、常にブランドのあり方を再確認し、育てていくつもりで運用していくこと。
そうやって私たちがブランドについて考え続け、熱狂的なファンになることがブランドの成長に繋がると信じています。

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今回でリブランディングのnoteは最終回になります！
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました😭❣️
（また節目でブランディングの振り返りnoteは書くと思います）

次回からは、リブランディングで新しくなった『デザインの裏側』シリーズを書いていくので、楽しみにしていてください☺️

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イラスト: icons8