少林寺拳法ロゴ

「少林寺拳法」ってどんなもの?気になるところを簡単解説!

こんにちは。金森です。

僕自身、高校一年生から高校三年生まで少林寺拳法をやっていました。

日本ではあんまり馴染みのない少林寺拳法。

でも実は、戦後の日本で生まれた武道なんです。

下記画像が少林寺拳法の拳法着になります。

ちなみにこれは法衣と言っては奉納演武など式典の際に着用されることが多いです。通常の稽古で着ることはほとんどないです。

■少林寺拳法と少林拳ってどう違うの?

多くの人は、少林寺拳法というと中国の少林拳をイメージするみたいです。

ただ、実際は全くの別物です。

一般社団法人SHORINJI KEMPO UNITYもこのように説明しています。

少林寺拳法と少林拳の違い
よく混同されるのですが中国の嵩山少林寺に伝わる「少林拳」「少林武術」と我々の日本生まれの少林寺拳法は全く別の団体なのです。創始者宗道臣が中国河南省の嵩山少林寺を訪れた際に、白衣殿(現・宝物殿)にある国籍の違う肌の色の違う僧たちが楽しそうに技をかけあう姿が描かれた壁画を見てこれぞ修練の理想のあり方と深く感銘を受け、さらに達磨大師が「禅」とともに「易筋行」を嵩山少林寺に伝えたといわれることから後日「少林寺拳法」と名称をつけたのです。少林寺拳法と中国の少林武術・少林拳は目的も技法体系も異なったものです

ちょっと難しいこと書かれていますね。

分かりやすく言うと、少林寺拳法は力勝負に強くなるなど肉体面を強化するだけでなく、自分自身すなわち内面の心を強化することも目標に掲げています。

今回は、そんなちょっとあんまり知られていない日本生まれの武道「少林寺拳法」にスポットライトを当てて紹介したいと思います。

■ 気になるところ①少林寺拳法ってどういう感じなの?

youtubeで調べるとこんな感じの動画がいくつか出てきます。

これは組演武と行って二人一組になって披露する演武です。

パッと見喧嘩をしているように見えますが、空手で言う型のようなもの。

組演武の他に単独演武と言うものもあります。組演武と違い、相手は実際にはいないですがあたかも相手と戦っているかのように、演武を行うことがポイントとなります。

その他にも三人掛けがあります。二対一になった時の攻防をイメージして演武を行います。


■ 気になるところ②何で勝敗を決めてるの?

ちょうど一個上の三人掛けの動画がちょっと分かりやすいかと思います。

右上の方にテーブルに座っている方が見えると思うのですが、その方が審判(審判長)となります。もっと詳しく言うと、演武を行うコートがありその四隅に審査員の方がいます。

彼らは、演武をする人たちの技術力、演武構成、その他いろんな点をチェックし点数をつけます、そうしてフィギュアスケートのように演武の点数次第で決勝に行けるかどうかが決まるんです。

ただ、少林寺拳法自体は勝敗がどうとかを重要視していないです。

■ 気になるところ③ 全国でどのくらいの競技人口がいるの?

少林寺拳法の拳士の数は正式のところは分かっていないですが、40年前は150万人ほどいたらしいです。結構多いですね。

流石に今はもう少し減っているでしょう。ちなみに日本だけでなく海外にも広まっています。

■ 気になるところ④ どんな技があるの?

一般社団法人少林寺拳法連盟によると以下のように説明されています。

少林寺拳法は護身術として構成されています。
少林寺拳法は突や蹴の攻撃に対して受けて反撃する技剛法)と、手首や衣服などをつかまれたときに抜いたり関節の逆を捕ったりする技(柔法)があります。
また、習った技を演武として発表し、その出来栄えをお互いに評価することや、2人相対や団体・集団での演武発表を行い、体育祭や文化祭などで発表した中学校もあります。

技に関してはかなり多くあります。有段者になると格段に覚えるべきことも内容も難しくなります。

上に書かれている通り、剛法と柔法の二種類に大きくは分けることが可能です。

例えば、こんな感じ。

・羅漢拳 上膊捕 (柔法の一つ)

・白蓮拳 燕返 (剛法の一つ)

・天地拳第六系(剛法の一つ。空手の型みたいな感じ)

いかつい名前ばかりですが、本当にこう言った技名がいくつもあります。

今回は、こんな感じで少林寺拳法に関する紹介は終わりにしようと思います!

それでは、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!

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