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ショップマークのこと
今日は祇園祭の宵々山。
夜になると、道々にある山や鉾の駒形提灯に火が入り、屋台も並びます。
宵々山、宵山は、地元の人にとっては、デートスポットであり、友達同士でお出かけする最良の機会。京都ではよく、山鉾巡行とともに梅雨も明けると言われて、今日も雨が降ったり止んだりの不安定な空模様ですが、どうかお天気持つようにと願いっています。
今日は、お店の顔となるショップマークのお話。
この見出しにも使われている画像は、イラストレーターの田坂江里さんが描いてくださいました。
田坂さんは、やわらかで軽妙な線のペン画の作品と、外国の絵本のような遊びゴコロが感じられる色鉛筆の作品がとても素敵な作家さんです。
ワインとパンがお好きなので、パン屋さんやワインが飲めるお店さんのショップマークをよく手掛けていらっしゃいます。
ふらっと訪れたお店さんで個展をされていて、そのキュートで軽やかな作品に一目惚れしたのが出会いです。
普段はご自身の個展にも在廊はされないそうなのですが、その日はいらっしゃってお話しまですることができまして。
不思議な、素敵なご縁をいただきました。
ただ、私のふわっとした概念。
「良いものには誰かの思いや祈りが入り込む隙間がある。その隙間に様々な想いが入り込み、愛着が湧き、誰かにとっての大切なものになっていく。そんな隙間を持ったモノたちと必要としている方々をつなぐお手伝いをしたい。」
これを絵で表してもらいたいという、とんでもない難題をお願いして、だいぶ困らせてしまいました。
イメージを共有するために、私が最初に田坂さんに送った画像です。
図形にスキマがあって、そのスキマに何やらが挟まっている感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1721288631529-2gDwJCRkP8.png?width=1200)
これを送られてもって感じですよね。
こんな分かりにくい下手くそな落書きから、生まれたなんて。
形のないものを形にして下さった、田坂さんには本当に感謝しかありません。
このショップマークには、私が店名に込めた思いとともに、田坂さんが考えて下さった、“もの”を購入された方のそれぞれの想いを水や肥料として、使えば使うほど素敵に育っていく、というストーリーも込められています。
書いていただいた原画は、いつか自分のお店が持てる時に買い取らせていただきたいとお願いをして、今は田坂さんの手元で大切に保管して下さっています。
間借りショップもまだオープンしていないのに、まだまだまだ先ですが、その日が来るのを楽しみに頑張ります。
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