でもわたし、今日も生きてる
時々、死にたいって思う時がある。
自分で向き合うことが出来ないから、メモに残して、書きなぐって、そうして吐き出すことを拠り所にしている。
涙を流せば感情は流れていく。
どこまでもどこまでも、
銀河に流れる天の川みたいに流れていく。
星々で満ちた空のように日常に帰っていく。
心がざわざわする。
悲しくもないのに、しくしくする。
子供の時お母さんとお父さんを困らせたくて泣いて見せた時の衝動が、胸に勝手によみがえってくる。
堰を切ったように涙が溢れて止まらなくなる。
きっと、涙はポンプなんだと。
感情がポンプみたいに溢れ出した時、
その上澄みにある涙が押し上げられて、まぶたに現れるのだと思う。
心がしくしくする時がある。
誰かに縋って、くしゃりと顔を歪ませて、
ひくりと込み上げる喉の動きに任せたくなる時がある。
強い気持ち。死にたい気持ち。
きっと、たぶんだけど、
私は死にたいわけじゃないんだと思う。
ただ私の中にぐるぐる渦巻く感情があまりに大きすぎて、広大な砂漠のように広すぎて、
「しにたい」
って言葉にしか表せないんじゃないかしら。
ことばの網目が、
死にたいって大きな言の葉が、
私の気持ちをすっかり掬いとってしまうから。
じぶんはなんだろうって時々わからなくなる
隣ですやすや眠る家族の安寧を壊してみたくなって、少しだけ大きく鼻をすする午前3時。
私は今日も、独りで眠る。
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