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世界遺産のバトゥ洞窟(Batu Caves)に行ってきた

バトゥ洞窟(Batu Caves)は、マレーシアのクアラルンプール郊外に位置する有名なヒンドゥー教の聖地でこの洞窟は、石灰岩の丘にあり、数百万年前に形成されたとされています。そんなバトゥ洞窟は主に3つの大きな洞窟といくつかの小さな洞窟で構成されており、その中で最も有名なのは「寺院洞窟」(Temple Cave)です。この洞窟には、ヒンドゥー教の神々を祀る数多くの神殿があります。本日はそんな神秘的な洞窟を見に行こうと訪れてみた

2003年には「ユネスコ世界遺産」にも登録され
たバトゥ洞窟(Batu Caves)



バトゥ洞窟の象徴的な特徴は、入り口まで続く272段のカラフルな急な階段です

すごく急なので訪れる際はスニーカーおすすめ!雨の日は気をつけて


階段を登ると、巨大なムルガン神の金色の像が出迎えてくれます。この像は、高さが約42.7メートルあり、世界最大のムルガン神像とされています。めちゃ大きくて大迫力!

世界最大のムルガン神像と大きなdonation box


入殿の際、禁止事項も書かれています。複数人で訪れましたが男性なハーフパンツは大丈夫でしたが女性はハーフパンツなどで入ろうとすると入り口で腰巻きがもらえます。それを巻いて入ります
こちらが無料で頂けるので巻いて入ります


入場料は1人2RM(70円いかないくらい)


階段を登り始めたがとにかく急!※本当に気をつけて登って下さい
まだまだ続く
そろそろ頂きが見えてきた
後ろ振り返るとこんな感じ。高さ50mはありそう
到着!
改めて高さに驚き


長ーい階段を全て登り洞窟内へ

バトゥ洞窟自体は自然に形成された石灰岩の洞窟で、その起源は約4億年前にさかのぼります。由緒正しいヒンドュー教の聖地
奥へ進んでみます。中は綺麗に清掃されています
中にはKIOSKもありました
水とかお土産とかは中で買えます
いざ本殿へ
かわいい絵が描かれている

バトゥ洞窟内の地面に描かれた円形の丸の中にお花が描かれている絵は、多くの場合、「コーラム」や「ラングーリ」と呼ばれる伝統的なインドの模様です。これらの模様は、ヒンドゥー教の宗教儀式やお祭りの際に、特に重要な場所や神聖な場所に描かれます

**コーラムの主な意味や目的は以下の通りです:**

1. **歓迎の意**:家や寺院の入り口に描かれることで、神々や訪問者を歓迎する意図があります。
2. **神聖な空間の確保**:コーラムを描くことで、その場所が神聖であることを示し、邪悪な力を遠ざけると信じられています。
3. **美的な価値**:コーラムは非常に美しいデザインであり、その美しさが空間を彩ります。
4. **宗教的な供物**:花や色粉で描かれることが多く、これらの材料自体が神への供物となります

バトゥ洞窟のような宗教的な場所では、特に神聖さを強調するためにこれらの模様が描かれることが多いです。また、花のデザインは生命や繁栄、そして美しさを象徴しているとされています

バトゥ洞窟内にいる信者のような方々は、多くの場合「巡礼者」や「信徒」と呼ばれます。バトゥ洞窟はヒンドゥー教の聖地であり、特にタミル・ヒンドゥー教徒にとって重要な巡礼地です。そこで見られる信者たちは、通常ヒンドゥー教の祭事や儀式を行っている人々です。祭事の期間中(特にタイプーサム祭りの際)には、多くの信者が訪れ、祈りや供物を捧げます

さらに奥に進む通路があります
さすが世界遺産。迫力は圧巻です
さらに奥には神殿があります
天井は吹き抜けで涼しかったです。確かにどこか神秘的な雰囲気がありました
大きな募金箱
バトゥ洞窟を堪能して帰路に着く
急な階段を降りる際、真面目にバナナの皮があちこちに捨ててあるので転けないように!
ここにも。人の行いを邪魔するアンチコメントの様な感じに思えました



### 事故や安全対策 ###

バトゥ洞窟は毎年何万人もの観光客や巡礼者が訪れるため、階段での安全が重要な課題となっています。特に、ヒンドゥー教の大祭「タイプーサム」(Thaipusam)の時期には、数十万人が訪れるため混雑が激しくなります。このような大規模なイベントの際には、怪我や事故が発生することがあります

過去には、以下のような事故が報告されています

1. **滑落事故**:急な階段のため、特に雨天時には滑りやすくなり、滑落して怪我をする事故が発生することがあります。

2. **混雑による圧迫事故**:タイプーサムの時期などに多くの人々が集まることで、押し合いへし合いによる圧迫事故が発生する可能性があります。

3. **動物による事故**:洞窟周辺には野生の猿が多く生息しており、観光客の持ち物を奪おうとしたり、攻撃的になることがあります。このため、猿による怪我が発生することもあります。

安全対策として、管理当局は以下のような措置を講じています:

- **階段のメンテナンス**:滑り止めの設置や階段の補修などを定期的に行っています。
- **警備員の配置**:特にタイプーサムの時期には、警備員やボランティアを配置し、混雑時の安全確保に努めています。
- **案内標識**:観光客に対して安全に関する注意喚起の標識を設置し、注意を促しています。
- **猿対策**:猿に近づかないようにする案内や、エサを与えないように呼びかける看板を設置しています。

バトゥ洞窟を訪れる際は、これらの安全対策を守り、特に階段の上り下りには十分な注意が必要です

フォトスポットも沢山あります

入場料も安く見応えのある圧巻の世界遺産でした。KL市内からもアクセスが良く行きやすいです。ただし電車はKLCentralから30分に1本くらいしか出てないので調べて乗ることをお勧めします。また、タクシーやgrabで向かう場合は早朝や夕方のラッシュアワーは避けることをお勧めします。観光地でめちゃくちゃ混みます。

1日かけて見に行く価値がありますのでぜひ行ってみて下さいね。

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