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チェコに学ぶ『作る』の魔力 先読み

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15年間チェコに恋した絵はんこ作家が、旅で出会ってきた不思議な景色と人を「作る」視点で読み解く旅行記です。 2022年5月26日刊行『チェコに学ぶ「作る」の魔力』をちょこっと先… もっと読む
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#エッセイ

別宅「ハタ」を持つ暮らし(後編)

前回はこちらから。 ハタと音楽と創作と 「私は子どもの頃から歌うのが好きで、チェコフィル…

別宅「ハタ」を持つ暮らし(前編)

別宅「ハタ」を持つ暮らし ーチェコセンター所長・エヴァ高嶺さん パヴェルさんの話にも出て…

買うより「作る」ほうがおもしろい(4)

前回はこちらから。 おもちゃは買うより作ったほうがおもしろい 白熱した焚き火トークの翌朝…

買うより「作る」ほうがおもしろい(3)

前回はこちらから。 濃厚なツアーをしてもらううちに夜もふけて、お腹も空いてきた頃、パヴェ…

買うより「作る」ほうがおもしろい(2)

前回はこちらから。 コロナ禍で生まれたものアトリエ小屋の横には、見晴らしのいい屋根つきの…

買うより「作る」ほうがおもしろい (1)

2021年の春、いくつかの電車を乗り継いでたどり着いたのは、千葉県のいすみ市。 え、チェ…

地下ワンダーランドを「作る」人 ー『チェコに学ぶ「作る」の魔力』 先読みvol.3

前回はこちらから。 しかし私はここで、とんでもない事実を知る。 「でもね、このお店の地下にこんな場所があるなんて、町の人もほとんど知らないのよ」と、シャールカがあっさり言った。 「VIPしかここには入れないからな」、ガハハ、とお父さんも笑う。 「えっ!?」と私はのけぞった。 村の人に見せるためでもない……? 思えば仕事は農業高校の先生だと言っていたし、少なくともいまは仕事で作っているわけではない……とすれば、なぜ、お父さんはこれを作っているのだろうか……? 少しお店の

地下ワンダーランドを「作る」人 ー『チェコに学ぶ「作る」の魔力』 先読み2

前回のお話はこちらから。 「サクヤ、明日またお店に来て。おもしろいもの見せてあげるから」…

地下ワンダーランドを「作る」人 ー『チェコに学ぶ「作る」の魔力』 先読み1

2019年10月のある日、私はチェコの南モラヴィアにある、ストラージュニツェという村を訪れ…