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猫の恩返し③

多頭飼いをしていますと、猫達の絶妙なヒエラルキーというかパワーバランスの存在を感じました。
今回は①に出て来たノラの子供のシッポ(オス)、妹のノコ(メス)、拾い猫のミル(オス)の3匹の話。

シッポは身体が大きくて、我が家のボス猫。
去勢はしてるので気性は荒く無いですが、なんか偉そう(笑)

妹のノコはお転婆娘。ハンティングが大得意。

ミルは身体は大きい(長い)けど、とっても気が弱い。

(元)雄同士という事もあるんでしょう。ミルはよくシッポにいじめられてました。
その度に我々も怒ったりするのですが、シッポは、自分は怒られるのにミルは撫でられる…とか感じていたのかもしれません。
今思うと、多分逆効果だったんでしょうね。

ある日、ミルが外出してから帰って来なくなりました。
基本的にうちの猫達は外への出入り自由。
毎日ちゃんと帰ってくるのですが、2.3日帰って来ません。

怪我でもしてるんじゃないか…など、色々心配します。

結果的に帰って来るのですが、帰って来る前の日の夕方。
ノコが、シッポをこれでもかと追い立てました。
シッポはこれはたまらんと逃げまくり、ノコは鬼女の様。
シッポは部屋の隅で大きな体をこれでもかと小さくして、シュンとなってました。

そして次の日、ミルはノコと一緒に帰って来ました。
そしてそれ以来、シッポはミルを攻撃する事なく、無視するようになりました(笑)

その数ヶ月後のある日、ノコが散歩から帰って来なくなりました。
ミルも探していたのか、それともその時居場所を知っていたのかはわかりませんが、普段散歩が短いミルが割と長時間散歩していました。

何日か経って、ノコがミルと一緒に帰って来ました。
ノコはバイクに轢かれたらしく、タイヤ痕を付けた片脚を引き摺りながらゆっくりゆっくり家の前の階段を登ってきました。

きっと、動けるようになるまでどこかで安静にしていたんでしょう。
本当によく帰って来てくれたな、と思います。

数日後、ノコは自分のいつもいる寝床で息を引き取りました。


そして、その場所はミルの寝床になりました。


二人の障害児の父
すけじろう

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