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他人を悪く言わずにいられない人

人気者を見たとき、揚げ足を取らなきゃ精神状態を保てない人っているの。あの女優さん好きなの、キレイだよねって言われたら「そうだね」でいいでしょ。よく知らなきゃ、そう思わなきゃ黙ってればいい。なのに「え?そうでもなくない?」「でも整形でしょ?」「昔ヤンキーでこんな悪いことしたらしいよ」「性格悪いらしいよ」とか言わずにいられない人がいるの。
芸能人はね、色んな自分のスキャンダルを売りにしている人もいるのかもしれないし、人気稼業ではそういうことを言われちゃうんだろうけど、もしもそれをね、素人の、身近な人にまで言っちゃうとしたら、心は腐ってしまっていると思うの。病み腐ってるし、自覚無いまま、性格が随分ひねくれてしまっていると思うのね。
他人を悪く言うのって、とても簡単なんだよ。だって、少しでも完璧じゃない所があったら大げさに否定すればいいんだもの。子どものいじめと根っこは同じでね、その人の持っている容姿でも考え方でも、家庭環境でも、どれかをあげつらって叩くのってお手軽かつ、もの凄く幼稚な行為だからね。テレビなんかでも、お笑い芸人で他人の欠点をいじって笑いを取ろうとする人がいるけど。集団であざ笑う、その言い出しっぺがいじるのが得意な人だからね。
でも演出があってギャラもあるテレビの中ではなく、それを真に受けて実生活で平気でやるような大人がたくさんいるのがこの社会なの。そしてそういう人たちは、この話をしても反論してくるよ。わるぎはないとか冗談だとか言い訳も重ねるだろうし、匿名のSNSだったら下手すりゃ攻撃してくるよ。それくらい、人を暇つぶし感覚で悪く言う行為が恥ずかしいことなんだと、分別がついてないのね。では、そうやって他人をカジュアルに馬鹿にしたり悪く言ったりする人の心の奥にある感情って何だと思う?どんな心理が暴れているんだと思う?
まず、占有しているのは劣等感(コンプレックス)だろうね。
周りの人たちと比べて自分は劣っている。そう思い込んでいる。だから他人の欠点や短所、過去のあやまちなどを大げさに指摘して「ほら、この人ってダメな人でしょ。大したことないんだよ」と他人に伝えて、自分自身の劣等感をごまかそうとしているんだと思う。人気者が標的になるのは、まさにこの劣等感を刺激されるからだろうね。
他には、これも劣等感を発端とするんだけど、そうやって他人を侮辱することで他人に注目されたいというのもあると思うよ。ちょっと皮肉な嫌みな意見を言っちゃう特別な私、私って人と違うでしょ?凄いでしょ?みたいな、これも幼稚な自己顕示欲だけど、それもあるだろうね。
他人を悪く言うとね、言っている間だけ自分が一段上になったような気がするのね。100%ただの勘違いで錯覚なんだけど、他人を馬鹿にすると自分が立派になったような気がしてね、自分の馬鹿が減ったような気がするのね。だから、嫌みや悪口を言う人は癖になっちゃうの。悪口依存症みたいになってしまうの。
なぜこの人は、私のことをよく知りもしないのに悪口ばかり言うんだろう。想像力たくましく、妄想力豊かに私の悪い話ばかりするんだろう。本音で人生を楽しんでいる人ほど、そんな理不尽な目に遭ってしまうけど、そんなときは分析的に相手の心の闇を見て、見過ぎると悪影響を受けすぎてしまうから一瞬だけ見て、そして、まあこういうのって言う人の心の問題で、私には関係の無い話なんだなあと背中を向けてスルーして欲しいなあと思います。変なこと言われりゃムカつくだろうし、怒っていいんだよ。だけど、この世は天国じゃないから不満を抱えたそんな人達がうじゃうじゃいる事実は簡単には変わらないので、反応しているとキリがないからね。そんなときは今回の話を思い出してもらいたいなあと願っていまーす。







私を必要としてくださる方にもっと近くで言葉をおくれないか、寄り添えないかと考えてnoteを始めました。これからも心を軽く出来ますように、心をこめて発信していきたいと思っております。時には期待に応えられないような内容もあるかもしれませんが、どうか温かく見守っていただけたら嬉しいです