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「犬と私の10の約束」に感動

以前観た映画で「犬と私の10の約束」という映画で今その体験をしているsukemaruです。

家族に動物を飼う人には絶対観てほしい映画の一つだ!

この映画自体は2008年に公開され映画館に見に行ったことを覚えている。もう12年も前の話だがなぜ今になってこの映画の話をするかというと…

奥さんの里帰り出産についてきた実家で、珍しい「山陰柴犬」という犬種を飼っている。そこで12年前私が大学4年生の頃に観た映画の事を思い出したからである。

私は映画を観てとてもじゃないが犬だろうと猫だろうと動物を育てることを躊躇してしまったからだ。それほど私の人生に大きく影響を与えた映画だったからだ…

実家の「山陰柴犬」はなんでも絶滅寸前の犬種だったらしく現在保存会で繁殖をして、丁寧に育てられている。飼い主もある一定条件をみたさないと保存会から迎え入れることができないそうだ。

🔳山陰柴犬の歴史

犬種は元来狩猟のオトモとして多く品種改良が盛んだった時代もある。

この山陰柴犬は鳥取の因幡犬と島根の石州犬の二頭からなるらしく、太平洋戦争の戦後にあった伝染病や飼い犬献上令などで多くを失ったとされている。

島根県を中心にその地方に根付いた犬種で千年近くの歴史があったが、戦後絶滅の危機になり保存会が発足され生き残った因幡犬に石州犬を交配させ血統を引きついだとされます。

現在は250頭ほどと非常に少ない犬種です。お金をいくら積もうが保存会が適切であると認めないと迎え入れることができないと聞くと大切に育てれているなと思う。

🔳犬という家族の在り方

1990年代からペットブームがあり一気に犬の登録頭数推移が上がった折れ線グラフを観たことがあり、家庭でのあり方は一気に変わった気がする。

小学生の時通っていた歯医者に置かれた「流れ星銀」という狩猟犬の漫画が好きだった私はこの漫画に登場する「熊犬銀」が好きだった。

引用元:コミックナタリー

このころから犬好きが始まった。

この漫画では舞台である二子峠に出没する凶暴で巨大な人喰いヒグマを犬たちが結束し退治し平和を取り戻すというストーリーなのですが、そこには飼い犬、狩猟犬、闘犬など様々な立場の犬たちが登場する。

なぜこの話をするかというと、犬は犬なりの社会があり人と同じように感情を表す動物の一つだと私は思うからです。

その漫画では飼い犬として育てられる生後間もない銀の兄弟と生まれてすぐ猟師に引き取られ狩猟犬として過酷に育てられる銀の描写がある。

育ち方が違うし、犬の人生が変わってくるという点でお話ししました。

犬は家族の一員としてしっかり育て上げる方もいれば、ペットという立ち位置で飼育し自分本位に育てる方もいる。

この映画を見終わった後にあなたの傍にいるその家族に是非愛情を注いでほしいと思う。

私がこの映画で感じたことは親孝行ならぬ犬孝行でした。

動物なので言葉は喋れませんし、飼い主がこの家族の唯一の「世界」である事を描いています。

捨て犬、捨て猫や自分の飼育している家族を無責任に手放す方がいると思います。私自身動物を飼った経験はないです。犬や猫を飼いたいと思ったことは多々あります。

私もこの映画を観る前は動物を「ペット」や「犬」という認識でしか見ていませんでした。なので、あえてこの記事では「家族」と呼びたい。

🔳物語の感動ポイント

私がこれを観て感動したのはいくつかあるがこの「10の約束」について書き留めたい。ネットで調べると「犬の十戒」という作者不明の短編詩から始まりそれを取り上げ紹介するウチこのようになったそうです。

①私の話をがまん強く聞いてくださいね
②私を信じて私はいつもあなたの味方です
③私とたくさん遊んで
④私にも心があることを忘れないで
⑤ケンカはやめようね 本気になったら私が勝っちゃうよ
⑥言うことを聞かないときは理由があります
⑦あなたには学校もあるし友達もいるよね でも私にはあなたしかいません
⑧私が年をとっても仲良くしてください
⑨私は十年くらいしか生きられません だから一緒にいる時間を大切にしようね
➉あなたとすごした時間を忘れません 私が死ぬとき おねがいします そばにいてね

これが10の約束内容だ!

観ているだけで泣けてくる(泣)

この10の約束で一番私の涙腺が爆発し壊れたのは⑦です。

愛犬家として育てたことがないが、一時期「キンタ」と「コテツ」というビーグル犬の世話を小学校の学校で飼育していたことがある。

その時のことを思い出し映画館で爆泣きしたことを思い出す。

今思えば私は仕事や行きたい場所へ自分の意志で行け、様々な人と関わり合い人生を豊かにすることができる。

「あなたの家族はあなたしかいません。」

この約束を聞いた時とても不自由な家族の形を観ました。自分の都合で接していなかったかな?とかもっと好きなことをさせればよかったとか

まるで自分の両親への後悔を連想させる内容で、両親にまずは感謝を伝えたことを覚えている。

今、実家にいるゴエモンと名付けられた柴犬の息子は、こんな風に思っているのだろうと思うと仕事の休憩時間やちょっとの時間に声掛けや頭をなでに行く。

幸せな家庭にいると思う!

私が滞在する短い期間にできるだけ傍にいてやりたいと思う。その点でワーケーションで働けている自分は幸せ者だ!

ゴエモンは散歩に出かけるときは多くのものに興味を持つことや他の家族に駆け寄る事も無下にできなくなる(笑)

すべてわがままにその子のすべてを受け入れるという訳ではないが、この映画を観て多くの事を受け入れられる自分でありたいと今は思っている。

自分本位で家族を受け入れて、自分の都合で自分の人生から切り捨てたり、状況や環境がそうさせてしまうこともあるが、是非この映画を観て感じるものがあるはずなので、この記事を観ていただいた方には観てほしい(泣)

実際犬を題材にした映画は沢山ある。私が犬で思い出す映画はハリウッド版「シャル・ウィー・ダンス」のリチャード・ギアが主演で制作された「ハチ」だ。

こちらも主人の帰りをずっと待ち町民から愛され育てられた渋谷の名犬である。こんなにも賢く忠義に熱い動物はいるのだろうかと思う。

最後にこの映画は私の中でも動物に対する考え方が大きく変わった作品です。

動物と一緒に生活している方、これから迎え入れようとする方、そして家族がこの世を去り別れてしまった方にはとても共感できる作品です。

私もこの映画がなかったら、考え方や興味や関心は持たなかったかもしれませんし、大切な家族としてとらえることは身近に感じることはできなかったかもしれません。

今朝も朝ごはんを食べ終わった後に遊んでこの記事を書いてました。これからも元気にそして奥さんのご両親を守ってあげてほしいなと思いました。

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