古代の食と健康
こんにちは!渋谷で姿勢改善専門パーソナルジム「grlowパーソナルジム」を経営している助川です。
食と健康は人類の歴史に大きく影響しているのを皆さまご存じですか?
時代とともに食生活は大きく変わり、それに伴い患う病気も変化してきているのです。
今や日本人は世界でも有数の長者国となっていますが、その要因となった食生活についてみていきましょう!
~縄文人は意外と長生きだった?!~
縄文時代の大きな特徴は「縄文土器」の登場です!
旧石器時代は「焼く・天日干し・燻製」などの調理方法しかなかったと言われていますが
土器の登場により「茹でる・煮る」などの調理方法が加わったことで食の幅が広がったと言われています。
縄文時代で主に食されていたのは
〇栗・クルミ・ドングリなどの木の実
実は木の実は現代人が主食として食べている白米と比べ
食物繊維やビタミンB1がとても豊富なのです!
そして現代人が不足がちな良質の油もクルミを主食とすることで豊富に摂っているので肌などもきれいだったと言われています。
縄文人は木の実に加え、「獣肉」や「山菜」などから5大栄養素をとることが出来、栄養バランスの良い食生活をしていたと記録があり、
狩猟生活から身体を動かすことが多く筋肉が発達し、平均身長は低いですが骨太で埋葬から数百年たった状態でもしっかりとした骨が出土されているのです。
医療技術が発達していなかったため
平均寿命が約30歳前後と言われていますが、免疫機能がしっかりとした大人に成長することが出来れば
約3割の人が65歳を超えるなど長生きしたと伝えられています。
~弥生時代〈米とともに伝わった病気〉~
縄文時代の終わり、大陸から米が伝わり
弥生時代に入ると水耕の技術が発展し、稲作が広がっていきました。それとともに主食が米や麦・粟・稗などの雑穀へ変化していきます。
しかし、この米づくりとともに全国へ広まったのが「結核」です。
中国「長江」の流域にある遺跡で弥生時代と同時期になる骨が発見されました。見つかった骨は東アジア最古の結核感染者とされています。
中国大陸から米作りの伝達とともに伝染していったと考えられています。
また、稲作のために湿地帯へ移住した方も多くいたため「寄生虫」の感染も増えたようです。
現代のように欧米食が伝わり、生活習慣病が伝わってくるなど
他国の食生活が日本に伝わる際、病気なども同時に伝わってくる環境は今も変わらないですね。
中学生の頃に学んでいる内容ですが
改めてみると1500年以上前に伝わった食生活が今もなお残って
しかも主食として扱われるなんてすごいことですよね!
米を全否定する方は今しがた米伝来の歴史を調べることをお勧めします。笑
助川
※参考文書:日本成人病協会 ほすぴ
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