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イラスト映画劇場

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大学生の頃は、授業にも行かないで、情報雑誌「ぴあ」を片手に、関東一円の名画座を巡っていました。 サラリーマンになってから30年は、映画からは遠ざかっていましたが、定年退職後は、そ…
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2022年9月の記事一覧

第2作「続・男はつらいよ」1969年松竹

第2作「続・男はつらいよ」1969年松竹

「もし人違いだったらごめんなさいよ。もしや、あなたはお菊さんとは申しませんか。」

映画冒頭の寅のセリフですね。
「お菊さん」というのは、寅の実母の名前。
設定としては、寅の父親が、葛飾の芸者に産ませたのが寅ということになります。従って、妹さくらとは腹ちがい。
その母親と寅の再会が、この続編の重要なテーマとなります。
冒頭のシーンは、寅の旅先での夢なのですが、そこで、「あなたは38年前に、玉のよう

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第1作「男はつらいよ」1969年松竹

第1作「男はつらいよ」1969年松竹

男はつらいよ

「桜が咲いております。懐かしい葛飾の桜が、今年も咲いております。」

映画冒頭の車寅次郎のモノローグです。
「男はつらいよ」シリーズの記念すべき第1作目は、20年ぶりに、寅さんが故郷の葛飾柴又に帰ってくるところからスタート。
もちろん「記念すべき」は、今だから言えることで、山田洋次監督も、この映画がまさか、以降延々と50作も作られる国民的大ヒットシリーズになるなんてことは、夢にも思

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「男はつらいよ」シリーズ全50作初めから全部見ます宣言

「男はつらいよ」シリーズ全50作初めから全部見ます宣言

定年退職をしたら、やりたいことの一つがこれでした。

すでに、シリーズ全50作品のうち、49作まではDVDで、取り揃え済み。
過去の衛星放送で、「男はつらいよ」が放送される度に、マメに録画しておりましたので、この企画はいつでも、スタートできるように準備は整っておりました。
シリーズ最終の50作目だけは、まだDVDでは持っていませんが、Amazon プライムの有料コンテンツとしては鑑賞できるようなの

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