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イラスト映画劇場

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大学生の頃は、授業にも行かないで、情報雑誌「ぴあ」を片手に、関東一円の名画座を巡っていました。 サラリーマンになってから30年は、映画からは遠ざかっていましたが、定年退職後は、そ…
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2021年9月の記事一覧

ブレードランナー2049 2017年アメリカ

ブレードランナー2049 2017年アメリカ

ブレードランナー2049

2017年公開の、「ブレードランナー」正式続編「ブレードランナー2049」を、一作目に引き続き鑑賞いたしました。
監督は、ドゥニ・ビルヌーヴ。
前作で「メッセージ」というSF作品を撮っている監督ですが、個人的には本作品ではじめてお手並み拝見する監督です。
一作目の監督リドリー・スコットは、この時ですでに80歳になっていますが、本作では製作総指揮。
脚本には、前作同様ハン

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無垢なる証人 2019年韓国

無垢なる証人 2019年韓国

友人からのイチオシがあって見た韓国映画です。

2019年の作品ですから、Covid-19 パンデミック直前の作品ですね。
ここのところ、鑑賞した韓国映画にはハズレがなかったので、今回はどうかと思っていましたが、これもなかなかの傑作でした。
どうも、個人的なツボにハマってしまったようで、後半はどうにも涙腺崩壊で、久しぶりに映画を見て目が腫れてしまいました。
御涙頂戴と言っても、「子供」や「動物」の

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女が階段を上がる時 1960年東宝

女が階段を上がる時 1960年東宝

学生時代に「浮雲」を見て以来ずっと、高峰秀子は不動のマイ・ベスト・アクトレスであり続けています。
日本映画黄金時代の多くの傑作に出演している彼女ですが、一生の間に彼女の出演作品で、見られる作品は全て見ておきたいと思っています。
本作もそんな未見の一本。DVDを持っていました。
1960年の製作ですから、高峰秀子36歳の時に撮られた作品です。
銀座の雇われマダム圭子が、本作での彼女の役どころ。
脚本

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そして、シンエヴァンゲリオン

そして、シンエヴァンゲリオン

つい先日「序破Q」を一気に鑑賞して、還暦越えで、ようやくエヴァ入門を果たしましたが、なんとそれを見たAmazon プライムで、今年公開されたばかりのシンエヴァが早くも先行メディア配信。
こういうご時世なので、映画館には行くのは自粛しているので、ラインナップに登場するのを気長に待つつもりでしたが、こんなにも早く自宅で鑑賞できるとは正直驚きでした。
興行的な常識で言えば、劇場公開終了後に、Blu-ra

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