スーツ逃げVSカジュアル逃げ

「スーツ逃げ」という言葉がある。スーツはセットアップでお仕着せのまま着れるから着用者のセンスがあらわれない、ダサいセンスを誤魔化せる。だから「私服になると急にセンスのダサさが露呈して幻滅」なんてなる。
その一方で「裏原世代でカジュアルばかり着てたからスーツなどはどう着たら良いのか分からない」みたいなのもある(因みにユナイテッドアローズのクリエイティブディレクターである栗野宏文氏がコムデギャルソンを扱う為に始めた高感度セレクトショップ、ディストリクトの店員による言葉です)。
一見矛盾しますよね。じゃあどちらかが間違っている?
いや、両方正しいと思います。あくまで視点の立ち位置が違うからで。

つまりこういうことだと思います(以下説明)。

ここから先は

1,142字

¥ 150

儲かったらアートな服のブランドでもやります