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未来の孫へ 2020年5月

僕の孫へ

2020年5月の出来事をもとにお話をしようと思う

そのときの僕の考えを伝えるために編集などはせずありのままで記載しようと思う

この頃は、「新型コロナウイルス」というウイルスが世界中で猛威を振るっていたんだ

世界中でこの3ヵ月程で600万人以上が感染し、40万人が亡くなっている

日本だけでも5000人以上が感染し、900人以上の方が亡くなっている

僕が生きてきた中では一番大きなウイルスの被害になっていると思う

そしてこのウイルスでの影響は感染者のみならず経済にも大きくもたらした

みなが感染しないように外出を控え街から人が消えたのだ

そしてこの5月は国から緊急事態宣言という外出自粛要請のお達しがだされた

これにより、満員電車も行列もディズニーランドのみなの笑顔も消えた

そして、多くの企業が倒産した

幸い僕が務める会社はリモートワークが盛んでそこまで大きな影響はなかったのだけど、お客様の中にはもちろん影響の大きい企業もあり対応に追われていた

もちろん学校にも登校できずたくさんの子ども達が自宅待機をしている

僕の妹は今年から新入社員であったが出社ができないので課題図書やオンラインでの研修のみ行っている状態なんだ

こんな世界を君は想像できるだろうか?

ここからは僕が感じて考えたことを教えようと思う

僕はこの出来事で、「人が動かないと本当に経済は止まる」ということを痛感した

お店に誰も行かなくなりみなが家で過ごすようになった

もちろんこれにより、動画配信事業やデリバリー事業など家にいて利用するサービスは好調となったが、多くのサービスの利用が止まった

国は補助金を出すと言って予算案を調整し随時補助金を支給し始めたが、それでも間に合わなかった企業もたくさんあった

少し余談だが、『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話』という本に出てくる内容を少し紹介したい

何かサービスなどを始めるとき銀行からお金を借りるのが通常である

お金を借りるにはその銀行の口座が必要だったりするが、さて銀行はどうやって私たちにお金を貸してくれるだろうか?

通常は口座にお金を振り込んでもらうのだと思う

では、そのお金はどこから持ってくるのか

それは、パソコンのキーボードの「0」を追加して何もないところからぱっとお金を生み出すのである

そう考えると、まずは日本中の口座に「0」を追加して振り込んであげればさらに早く補助金を支給でき多くの企業を助けられたのかもしれない

そんなことを考えた

あとの難しい手続きは後でまずは支給する

まぁ、そういうわけにはいかないのだろうね

話を戻すね

こんな状況下の中で、ではどうすればサービスとして成り立たせることができるだろうか

少し考えてみてほしい、どうかな?

今回、僕の周りで顕著に出ているのは、お客様を「顧客」とみているか「ファン」とみているか

お客様を『ファン』とみており、ファンづくりにこれまで力を注いできた企業は、この状況下でもどうにか売上をあげているようだ

今の時代、お金を集める方法が多様化しつつありファンがいれば、ファンが支えてくれる仕組みができあがる

これまでAKB48のようなファンがアイドルを育てるというような関係性がビジネスとして成り立つようになったが、

今回の話も同じで、「このサービスをもっと継続させたい、よりよくしたい」という想いとそれを支援という形で助ける仕組みをつくることが重要であるみたいだ

お笑い芸人のキングコング西野亮廣さんという、ビジネスの世界でも活躍している方が言っていたことだが、

この支援の仕組みは料金設定がとても重要だということ

僕の例で伝えると

中目黒近くにある飲食店に初めて行ったとき、そこのオーナーの方と知り合い、そのときはとても楽しい時間を過ごした。

それから、ずっとまた行きたいなと思っていたけれども行く機会がなく、そのまま今のコロナが蠢く世界へと移ってしまった。

中目黒のお店も例外なくコロナの影響を大きく受けていて厳しい状況に追い込まれていたんだ。

そんな中でも諦めずに対応し、今でも繁盛している素晴らしいお店。

その中目黒のお店がコロナ禍でとった施策が、「5000円/月の会員を募り、来店時に毎回飲み物は半額にする」というもので、いわゆるサブスクリプションモデル(サブスク)のサービス形態だった。

僕もそれをみたときは、「あのときとても楽しかったし、また行きたいと思っているし支援したい!」と思ったんだけど、月額5000円はやっぱり僕にはちょっと高かった。だから、支援することができなかったんだ。支援したいという気持ちはあったのに。

つまりどういうことかと言うと、

支援する仕組みを作るときは、支援したいと思ってくれる層にあった料金体系を全て用意しておくことが大切ということ。

おそらく、2000円くらいのリターンなしの支援だったら僕も快く支援していたと思う。

( サブスクは基本的に定額費用を支払い期間中ずっとサービスを受けられるというものであるので、一度きりの支援ではサブスクとは言わないのだけど、今回は「支援する仕組み」という話だからこのまま進めるね。 )

ただ、この中目黒のお店はこれで一気に業績を立て直し、売上を確保していたのは事実なんだけど、ここでよかった点は、このお店は常連客をメインとしたお店だったから常連客向けの価格設定にして売上を確保していたという点。

なのでお店の在り方を考慮して料金設定することもとてもとても大事。

だけど、支援したい気持ちがある人、さらには、他の人よりももっと支援したいと思う人に向けてもそれぞれプランを作成しておくと、様々な層の「支援したい人」を救うことができたのではとも思う。

色々な人から搾取するようにプランを作成して少しずうずうしい考えだと思うかもしれないけど、助けてほしいなら素直に「助けて」とお願いをして、その代わり最高のおもてなしをさせていただきます。と伝えた方がよっぽどよいだろうからね。

今月は以上にします

君の時代は今どんな状況だろう?

この話が少しでも君の救いになればと願って、纏めとします。

君の若かりしおじいちゃんより

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