水運ネットウォーク

川をこよなく愛する。大河、運河、水路に堀まで。行徳(千葉県市川市)在住。特に、船から見…

水運ネットウォーク

川をこよなく愛する。大河、運河、水路に堀まで。行徳(千葉県市川市)在住。特に、船から見る生活臭溢れた流域景観にそそられる。2022年は行徳を起点とした水運研究を進めてます。江戸川・利根川の流域各地域と行徳のつながりを発掘します。情報お待ちしております。

最近の記事

博多ショートステイ

以前訪れたのはいつだろうか?おそらく最後に博多を訪問したのが、仕事だったと思う。スティーブジョブズが亡くなったときだったと記憶している。ホテルの朝食会場のテレビで亡くなったことを知ったことを今でも覚えている。調べてみると2011年10月。10年以上も経っている。 博多といえば、中州。歓楽街で有名だ。しかし、川マニアにとっては、中州といえば、フランスセーヌ川のシテ島、大阪の中之島、旧江戸川の妙見島、そして博多の中州。つまり川の中州にある都市を想起するのだ。 2024年3月に

    • 四ツ谷、赤坂迎賓館〜下町と壮大な西洋建築〜

      東京の下町が面白いのは川だけではない。川がなくても高低差を楽しむのも大きな楽しみだ。今はマンションが立ち並び、高低差を歩いても見晴らしを楽しんだり谷を感じたりすることはない。だけどマンションがなかった時代、家がなかった時代を想像すると魅力的な散歩になる。 四谷はこれまで幾度となく歩いた。歩いたと言っても新宿通り沿いに歩き、ひたすら新宿へ抜けるのみ。 新宿通りを歩く途中、左右へ入る道が気になる。なぜなら坂になって下っているから。下っていくと何があるのか?見晴らしが楽しめるのか

      • 都市に残る渡し(大阪市の渡船場)

        渡し船といえば今となっては大昔の話。今でも昔を懐かしむという目的でほそぼそと運営する渡し船もある。葛飾柴又と千葉県松戸市を結ぶ「矢切の渡し」は、有名だ。エンジン音のない手漕ぎ船に乗ってのどかな江戸川を対岸へ渡る。 大陸へ行くと、広い台地に対岸が見えないほどに大きな川が流れている。田舎へ行くと大きな橋など架けられないから、船が重要な渡河手段である場所もたくさんある。 そんな生活に密着した渡河方法として、日本の中にも渡し船が現存するなんて最近になるまで全く知らなかった。ところ

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          東京ゲートブリッジをゆく大型船

          日本では、大河を大型船が通行する姿はなかなか見られませんが、ゲートブリッジなら大河を船がゆくような雄姿がみられます。 (埋立地の間を通行するだけなのですが。) 若洲海浜公園(東京都江東区)にて。

        博多ショートステイ

          行徳と木下街道でつながる布佐・木下(きおろし)

          ひさしぶりに利根川に再会するために木下(きおろし)、布佐(ふさ)に行ってきた。木下は千葉県印西市、布佐は千葉県我孫子市にあり、行徳から電車で約1時間強なのでふらっと行ける距離にある。 私の住む市川では、木下街道(きおろしかいどう)という街道がよく話題に登場する。狭く渋滞でひどいことで有名だ。今は起点が市川市の鬼越あたりだが、昔は行徳まで伸びていたらしい。 江戸時代には、銚子で取れた魚介類を木下まで利根川伝いに舟で運び、そして木下で荷馬に乗せ換え、木下街道で行徳まで運び、そ

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          通学路~母校の風景

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          すみだリバーウォークからの隅田川の眺め

          こうやって橋の上から、川や橋や船が眺められる場所ってそうそうないのかもしれません。渡河のための橋でなく、川を眺めるための橋。隅田川だからこそ、船の行き交いも頻繁なのかも。

          すみだリバーウォークからの隅田川の眺め

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          大手町 早朝 お濠歩き

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          横浜みなとみらいの運河を空撮

          YOKOHAMA AIR CABINで横浜のみなとみらい、汽車道、運河を空撮しました。運河のまちにゴンドラを走らせるなんてよく思い付いたものだ。

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          横浜 川あるき

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          新刊「行徳の歴史と神輿と祭り」のススメ

          (1)「行徳の歴史と神輿と祭り」が2022年に刊行されました。 半年もたってしまったが、2022年7月に「行徳の歴史と神輿と祭り」が刊行されました。この書籍、「行徳まちづくり協議会」が企画・製作したもの。イベントが制限されるコロナ禍中、行徳の歴史や文化に関心をもってもらえるよう知恵を絞って考えた結果、書籍の製作を決めたそうです。 この書籍、普通の歴史本と違い、写真やイラストをふんだんに使い、見るだけでも視覚的に楽しい内容になってます。小学校などにもこの書籍をおいていただいて

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          和歌山市の川あるき

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          お台場の古きを新しく楽しむ

          お台場といえば、フジテレビであったりパレットタウンであったり科学未来館であったり観光やデートスポットという印象が強いです。この土地は東京湾の海の中、埋め立てによってできた商業地区です。 歴史を辿ると、江戸・東京の中心部への海からの入口、まさに防衛拠点。お台場の名は「台場」という海の中に築かれた砲台の名前だったのです。この「台場」(砲台跡)は、実は東京湾の中に国指定の史跡として残っています。 今回、「台場」にスポットを当て、観光してきました。使ったのは「水陸両用バス」と「電

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          江戸川の水運(明治・大正・昭和)

          行徳に住みはじめたのは2007年。はや15年経ってしまいました。でも行徳がこんな歴史のある町だと知ったのは7年ほど前です。 行徳は製塩で江戸幕府の天領として栄え、江戸川を利用して塩が江戸まで運ばれた。江戸川は物流路となり、行徳はその要衝としての機能を果たした。 このことを知ったときは、そんな重要な歴史のある町に住んでいたのか!と非常に驚きました。今の行徳からはそのような歴史は想像すらできなかったのですが、その後、いろんな方からお話を伺ったり、資料を集めたりし、当時の様子が

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          行徳神輿の繁栄は、江戸川水運と関係ある?

          行徳は神輿(みこし)のまちとして知られおり、昭和初期のピーク時には年間数百にも及ぶ神輿が製作され、関東一円に供給されていたとも言われています。 こうした行徳の神輿づくりに興味を持ち、「行徳神輿の繁栄は江戸川水運との関係があるのでは?」と思い、調査したことがあります。 この調査は、2018年度に千葉商科大学から地域志向研究助成金をいただき、発表させていただいております。 大まかな調査の内容は、行徳神輿を所持する神社や町会の拡がりを年代別に地図上に示すことでした。もちろん当初

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          行徳・浦安33ヶ所観音霊場巡りと浦安の町

          行徳・浦安33ヶ所観音霊場巡りに参加しました。4度目の参加で、今回はスタッフとして先頭を歩く役で参加させていただきました。 このイベントは、3日間に分けて、旧行徳領内にあった33ヶ所のお寺を巡るというものです西は浦安、東は船橋の方まで及んでいて、3日間とはいえ、なかなかハードなお寺めぐりです。 私は2日目の浦安方面の回の先頭を歩きました。今回歩いて、浦安の町の面白さに気づかされたので、紹介しようと思います。 (1)行徳・浦安33ヶ所観音霊場巡りとは 始まりは、江戸時代

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