小松 裕介

株式会社スーツ代表取締役社長CEO。プロ経営者。かんたん!毎日続けられる!チームのタス…

小松 裕介

株式会社スーツ代表取締役社長CEO。プロ経営者。かんたん!毎日続けられる!チームのタスク管理・経営支援クラウド「Suit UP」(スーツアップ)を提供中。会社経営という仕事が大好きです。

マガジン

  • Suits me. Suits Inc.

    株式会社スーツは、中小・中堅企業やスタートアップに「全社タスク管理」を導入する経営支援クラウド「Suit UP」(スーツアップ)を提供しています。本マガジンでは、株式会社スーツの創業者である小松裕介が、創業者自身の前職の体験や同社をより多くの人に知ってもらうために情報発信してまいります。

  • 企業再生メモランダム

    「企業再生メモランダム」では、赤字会社の企業再生を通じて作成されてきた約5年間のメモを通じて、企業再生の現場(リアル)、人の弱さ、人と組織が変わることの難しさ、そして、「マネージャー」から「リーダー」へと成長する一人のターンアラウンドマネージャーの姿を描いています。 メモを作成した順に時系列で並べていくことで、読者の皆様からも、若きターンアラウンドマネージャーの視野の広がり・視座の高まりを知ることができる構成としています。 ※ 本連載は事実を元にしたフィクションです。

  • リーダーシップ往復書簡

    株式会社スーツの代表取締役である小松が、継続してFacebookにシリーズ投稿している「リーダーシップ往復書簡」の転載です(一部、加筆・修正あり)。

  • リーダーになろう!

    株式会社スーツの代表取締役の小松が、主に高校生や大学生など「未来のリーダーたち」に向けて、分かりやすくリーダーシップについて書いてまいります。 多くの若者に、世の中で活躍するリーダーになってもらいたいと願いを込めて記載します。 ※ 不定期連載です。

  • リーダーと考える経営の現場

    株式会社スーツの代表取締役である小松が、WEBメディア「The Urban Folks」に連載していた「リーダーと考える経営の現場」の転載です(一部、加筆・修正あり)。

最近の記事

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リーダーと考える経営の現場・第4回 人は性善なれど弱し

「リーダーと考える経営の現場」では、前回に続き、私が経営の現場で得た「気づき」に基づいて、基本となるリーダーシップの考え方について記載していきたいと思います。 今回のテーマは、リーダーがどのようにフォロワーや周囲の人々を捉えたらよいかで、一つの価値観として「人は性善なれど弱し」という考え方をご紹介したいと思います。 今後、経営の現場において、読者の皆さんがリーダーシップを発揮していくにあたり、フォロワーや周囲の人々をどのように捉えたらよいかという問題に直面すると思います。

    • 株式会社VAZの共同ピーアール株式会社による子会社化のお知らせ&代表取締役社長の退任について

      株式会社VAZの株式取得(連結子会社化)に関するお知らせ https://www.release.tdnet.info/inbs/140120211223559484.pdf (ご参考)お騒がせYouTuber事務所「VAZ」は変身できるか https://toyokeizai.net/articles/-/395182 2021年12月23日、上場会社の共同PRより上記のIR発表がされています。以前の東洋経済の取材にあったとおり、VAZは上場会社の連結化がなかなか難しい

      • リーダーシップ往復書簡 100

        おかげさまで、今回で本連載も最終回になります。好き勝手にゆるく記載をしてまいりましたが、長きにわたりお付き合いいただき誠にありがとうございました。また、連載中、読者の皆さん、友人や知人など多くの方から、毎度のようにFacebookメッセンジャーなどでご質問もいただきました。改めて感謝申し上げます。 第50回の時にもご紹介をさせていただきましたが、本連載は、私と同じくリーダーシップに興味を持つ、尊敬する友人の西山 和馬さんと話をしてスタートしました。 本連載では、実務家がリ

        • リーダーシップ往復書簡 099

          突然ですが、読者の皆さんの夢は何ですか?日常業務に勤しんで忙しさにかまけていると、若い時に自分が成し遂げたいと思っていた夢が何なのかさえ、すっかり分からなくなってしまいます。本日はこの夢について記載をしたいと思います。 多くの皆さんが持つリーダーのイメージのとおり、リーダーは大きな夢や目標を掲げているものです。ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)の中から例に採ると、桃太郎の鬼退治が一番分かりやすいかもしれません。 夢は、その人の一度しかない人生において多大な時間を費やすこと

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        リーダーと考える経営の現場・第4回 人は性善なれど弱し

        マガジン

        • Suits me. Suits Inc.
          10本
        • 企業再生メモランダム
          80本
        • リーダーシップ往復書簡
          100本
        • リーダーになろう!
          1本
        • リーダーと考える経営の現場
          15本

        記事

          リーダーシップ往復書簡 098

          どうすれば本物のリーダーになれるか。私がリーダーシップについて情報発信をし始めてから既に3年以上が経っていますので、大企業の管理職、PEファンドやVCファンド勤務の方、スタートアップの経営者など様々な人から度々この質問をされてきたように思います。 本連載でも何度も記載をしているとおり、本物のリーダーとは、必ずしも政治家や経営者など地位に就いているものではありません。 東日本大震災が起きてしばらくした時にたまたま同席して聞いていたのですが、私のメンターの方が、代議士に対して

          リーダーシップ往復書簡 098

          リーダーシップ往復書簡 097

          ビジネスシーンで愛・愛情について話をすると違和感があるかもしれません。鳩山元首相が以前、政治シーンで友愛という言葉を使いましたが、国民の多くに受け入れられなかったことも根っこは同じだと思います。 夏目漱石が「I love you」を「月がきれいですね」と翻訳したという逸話がありますが、日本人は直接的に愛という言葉を使うことに対して気恥ずかしさがあるとともに、愛とはある種の宗教性を帯びた言葉なのだと思います。日本はクリスマスやハロウィンなど大々的にイベント化している一方で、宗

          リーダーシップ往復書簡 097

          リーダーシップ往復書簡 096

          古今東西、いつの世もヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)は成長物語です。主人公は、いつの間にか旅に出て、夢や目標を見つけて、仲間を集め、その仲間とともに困難に打ち勝ち、夢や目標を達成し、故郷に帰還する。 夢や目標を達成するためには、今のままではできませんし、今のままでは叶えることができないから、それが夢や目標になり得るのです。 現在と夢を叶える未来の差分を埋めなければ夢は実現しないのですから、ヒーローズ・ジャーニーが成長物語になるのは当然のことです。 今までの本連載において

          リーダーシップ往復書簡 096

          リーダーシップ往復書簡 095

          先日たまたま手にした本に、未上場会社に投資するファンドの代表者の方が「株式シェアが少なくとも、正しいことを真正面から社長に言って、あるべき経営に導くのが腕の見せどころ。株式シェアをメジャーシェア持っていないからと言って経営者を動かせないことはない。」と言っていて、この方はリーダーシップを理解されていると思いました。 また、私の仕事先においても、自分の職域を超えて困っている同僚がいたら手を差し伸べたり、上司から指示を受けていないにも関わらず主体的に社外に飛び出していったり、若

          リーダーシップ往復書簡 095

          リーダーシップ往復書簡 094

          以前もご紹介した「Lead with love」。愛とともに導く、愛をもって導く。リーダーは愛情とともにフォロワーを導かなければなりません。 リーダーは夢や目標を掲げています。そして、その夢や目標に共感して、フォロワーはリーダーについていきます。 夢や目標は、みんなが叶えたいと考えていることであって、今のままでは入手できないものです。夢と現実の差分を埋める必要があるのです。そのため、リーダーは、フォロワーとともに努力していかなければなりません。この差分を解消するために、リ

          リーダーシップ往復書簡 094

          リーダーシップ往復書簡 093

          私は、ベンチャー支援だけでなく、企業再生や危機管理の仕事も生業にしていますので、こういった仕事をするたびに、人間の弱い部分を目にします。 毎度のことながら、実に人間は弱く、ズルい生き物だと思わされますが、立場が悪くなるなど精神的に追い込まれれば、私も含めて、みんな「そんなもの」なのだと思います。 以下に10個ほどエピソードを記載します。社会人生活が長くなると、皆さんも一度は似たような事例を目にしたことがあるのではないかと思います。 1.八方美人の人が、新しい権力者から「

          リーダーシップ往復書簡 093

          リーダーシップ往復書簡 092

          一切のビジネスモデルやテクノロジーを考慮せずに、経営者の人間性だけを見た場合、経営者で成功する人は、大きく2つに分けられるように思います。 一つは、夢を掲げて人を信じて、リーダーシップを発揮して影響力を拡大し、フォロワーを拡大していく経営者です。こういったタイプの経営者は、お客様のために、スタッフみんなで一致団結して努力して、より良い商品やサービスを生み出していくような前向きなエネルギーにあふれています。これは読者の皆さんにとっても想像しやすい理想的な経営者像だと思います。

          リーダーシップ往復書簡 092

          リーダーシップ往復書簡 091

          私は上場会社の代表者の時に敵対的買収防衛をしておりましたので、相手側から散々、政治家にお金を流していると週刊誌に事実無根を書かれたり、ブラックジャーナルに誹謗中傷をされたりした経験があります。しかし、これらに動じることは一切ありませんでした。 私は自分でも長所だと考えていますが、どちらかというと自己肯定感が高く、他人の非難や誹謗中傷などどこ吹く風と聞き流せるのです。 自己肯定感が高いことは、リーダーに必要な資質だと思います。 本連載でたびたび記載してきております「人は性

          リーダーシップ往復書簡 091

          リーダーシップ往復書簡 090

          おかげさまで、本連載も今回で第90回を迎えます。第100回を目標に、あと10回ばかり書いていこうと考えています。ぜひとも最後までお付き合いください。 本連載でも以前ご紹介しましたが、リーダーには利害関係の調整が求められます。利害関係の調整というと事務手続きのように聞こえるかもしれませんが、この利害関係の調整に失敗をすると、時に組織同士の抗争・戦争になるなど生き死の問題に発展する可能性もあるため、リーダーは重大な責任を背負っています。 私も、様々な会社の企業再生の過程で、や

          リーダーシップ往復書簡 090

          リーダーシップ往復書簡 089

          前回「上司を見限る」といった強烈なワードのご質問をいただきましたので、本日はフォロワーシップについて記載をしたいと思います。 リーダーは、フォロワーがいて初めてリーダーです。自分一人が私はリーダーだと声高に叫んでも、誰も人が付いてきていなければしょうがありません。会社経営においても、社長という地位には就いているけれども、部下はみな面従腹背で、社長から人心が離れてしまっているケースが散見されます。 前述の定義からも分かるとおり、このようにリーダーとフォロワーの関係性に着目し

          リーダーシップ往復書簡 089

          リーダーシップ往復書簡 088

          前々回で、ここ数年の日本の産業界の問題点である事業承継について少し触れましたので、本日は、リーダーの引き際について記載をしたいと思います。 「マッチョなリーダー像」に固執していると、常に自分が隊列の先頭に立って旗を掲げなければならないと考えがちですが、本当のリーダーとは、夢や目標の実現のために、リーダーの座を譲ることもできる人なのです。 リーダーもやはり人間ですので、得意・不得意もありますし、疲労も溜まればミスジャッジもあります。謙虚なリーダーであれば、必要に応じて、旅の

          リーダーシップ往復書簡 088

          リーダーシップ往復書簡 087

          今から5、6年前に、日本のスタートアップ界隈で「HARD THINGS」というアメリカの著名投資家ベン・ホロウィッツの本が流行りました。 「HARD THINGS」とは困難とでも訳せばいいでしょうか。やはり人格を磨いてくれるのは、いつの世もリーダーを待ち受ける困難や受難なのです。 私は幅広く年配の方とお付き合いをさせていただいておりますが、それでも戦争の記憶がある方はごく少数に限られます。 戦争の経験がある人、大病をして生死を彷徨った経験がある人、政治犯などで理不尽に収

          リーダーシップ往復書簡 087