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1月14日(金)

7時前に起床。そのまま、昨夜寝落ちしてして全編を見そびれた「ヒトラーの共犯者たち」エピソード10の最後まで観る。
先日読んだ「黒魔術の帝国」は、大雑把な理解では「ナチの要人がほぼオカルトにはまっていて、重大な局面で合理的な判断ができなかった」ために破綻に至ったというのがテーマだった。このドキュメンタリーでは、ナチスの興亡にそれは関与していない。「側近たちの飽くなき野望や出世欲、保身をかけた権謀術数がヒトラーを狂気に走らせた」のがテーマ。それで意図的にオカルト的な側面は排除されたのだろう。それでナチの不可解さが埋まっていないような不満が残った。まあ、それぞれのテーマだが。

午前中「8月6日のバット」の加筆・修正作業をする。エノラ・ゲイに乗ってテニアンから来たマンハッタンズが広島上空から降下するところまで進んだ。この5年前の8月6日にアメリカが広島で行なったホロコーストが、いよいよ親善試合の美談にすり替わる。

隣の悪魔

午後からはナチスのシリーズ鑑賞。これもネットフリックスのドキュメンタリー「隣人は悪魔・ナチス戦犯裁判の記録」を観る。
戦後アメリカに移民して自動車工として働いていたウクライナ人が強制収容所で残虐行為をした戦犯かどうかの裁判劇。白と黒とが交錯し、どんでん返しが何度もあってスリリングな展開。先を先をとエピソード5まで一気に観てしまった。そして気がつけば、いいようのない重苦しさに襲われていた。


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