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全力で推したいダジャレ(ショートショート)

こんにちは。たらはかにさんの企画に参加しています。
毎回思考を刺激されるお題で、楽しみながら創作しています(^^)


「えーっと…」
「布団が吹っ飛んだはもう、時代遅れなのか…」

ここはダジャレ委員会。日本の面白いダジャレから外国のクレイジーなギャグまで幅広くダジャレを集めている。最近では世界各国からダジャレが注目されているのだ。
だが、最近ダジャレがオヤジギャクと化する現象が相次ぎ、ダジャレ委員会はその対応に追われていた。

「お、俺思いつきました!!」
「なんだ、新人」
「水筒を出納する!」
ビュオオオ…

「おい、オヤジギャクは言うな!部屋の温度がどんどん下がっていっているんだから、もっと自分で考えてくれ。」
「アイアイサー、上司さん、頭の中に、サイレンサー」
「そこはちゃんと上司と言ってくれよ?」
パソコンをかちゃかちゃさせる音が響き、クリックする音が鳴った。

「…!上司。これ見てください」
「なになに?あなたの推しダジャレ選手権?ん?スポンサーがうちのところと同じように見えるんだが…」
「上司は仰っていましたよね、『スポンサーはこの委員会に全て任せると言っていた』と。俺たち、見捨てられました?」

そこには、数多くの笑えるダジャレが載せてあった。2人は時も忘れて腹を抱えながら読み進めていく。

「この委員会の想像力って、なんだったんだろう…」
「人選ミスですね。」

2人はすぐに推せるダジャレを見つけて投稿したのだった。