休むことで見える景色がある？～メンタル療養1年で学んだこと～

皆様、こんにちは。
人生の夏休み中の元看護師、ねずみです。

今回は1年の振り返りの記事です。
私は2023年の年始にメンタル不調(うつ)で心と身体に限界が来てお休みし始めました。

そう、2023年の幕開けから人生最大級の大きな壁にぶち当たった私。

そんな私が1年休んでみてどれくらいうつが良くなったのか、1年のお休みで学んだことを振り返りたいと思います。

最近はイラスト活動に関する記事が多かったのですが、ずっと私自身の気持ちを語る記事を作りたかったんです。
なのでちょっとだけ気合いを入れて2023年、最後の話題をお話していきたいと思います。
いつもより沢山挿絵も描いたので楽しんで頂けると嬉しいです♪
それではよろしくお願い致します。

※今回の記事は私のうつの経過を書いている部分がありますが、メンタル不調は人それぞれのタイミング、それぞれのペースで経過していきます。あくまで1人の体験談としてお読み頂けるとありがたいです。

休むことで見える景色がある！？

休むことで見えてくる景色がある

この言葉が私がうつで心も身体も限界で療養し始めた時に、X(当時Twitter)で出会った言葉です。

これを見た時、
そんな景色なんて見えることないよっ！！
と本気で思いました。

療養し始めた頃の私

療養し始めの頃というのは、
急に休職したことがショック過ぎて毎日泣いていたり、
謎の全身筋肉痛でベッドから動けず、
とにかく人に会うのが嫌で、
マスクに伊達メガネに帽子にマフラーをグルグル巻いて、ちょっと怪しい人にならないと外出できませんでした。

今思うとすごく怪しい格好…（笑）

とにかく「休む」ことに対する罪悪感が強かったんです。

半年くらいたった頃の私

半年くらい経って、朝起きて活動して、結構普通の人間らしい生活ができるようになりました。
半年もすれば人間良くなるものだなぁ…と思っていたのですが、

精神と体調の波がかなり激しく、動ける時は楽しく活動できるのですが、その活動の反動が後になってやってくるんです。
特に人のために何かしようと頑張ろうとするとしんどくなりやすい傾向にありました。
数日前は楽しく活動していたのに、ベッドから動けないーってこともよくありました。

例えるなら
グラグラに積み上がった積み木の塔。
チョンっと軽く触ってしまうだけでガラガラガラ…!!と崩れてしまいそうな。

絶妙なバランスで何とかやってます。

一度失った体力や精神力はそうそう簡単には戻らないことを実感しました。

現在の私

半年前の頃と比べると、しんどさの波の深さは少し浅くなったかなと思います。
ですが今も体調の波は存在していて、自分のメンタルに負荷がかかると積み木の塔は崩れやすいです。

そんな感じでこの1年間、ずっと目に見えない不安定さと戦ってきました。

1年でどのくらい回復できた？

以前の療養から半年たった記事で元気だった頃を100％とすると、今は60％くらいかなとお話していたのですが、

1年経って改めてどのくらい回復したかな？
と改めて考えてみました。

…うーん、60％くらいかなぁ(笑)

でも半年前の60％とは少し違います。
半年前はちょっとした負荷がかかるとすぐに1％になっていたのですが、
1年経つと同じ負荷でも40％くらいに消耗を抑えることができるようになりました。

ただあるタイミングで急に良くなった！
という訳ではなく、

良くなったり悪くなったりしながら、
気づいたら、あれ？少し良くなっているかも！？

といった形で
心と身体の回復には自分が思っている以上に時間が必要であることをこの1年間で凄く学びました。

休むことで見える景色がある？ー私が1年かけて出した答え

この記事の1番始めの言葉、

「休むことで見える景色がある？」

私、ねずみが出した答えは

1年かけてようやく「休む」ことを受け入れ、
今、見える景色が少しずつ変わっている。

です。

私は小さな頃から負けず嫌いで、学校は常に皆勤賞を狙って登校。
看護学生時代はただ1人5年皆勤を成し遂げました(笑)
基本的に不器用なので、人より要領良くできない部分を小さな積み重ねでこれまでなんとかやってきました。
周りからはよく真面目だねって良く言われていました。

そんな私が「休む」を受け入れる事は中々簡単なことではありませんでした。
でも1年かけてようやく「休む」ことを受け入れられた時、
見える景色が変わってきていると今、実感しています。

この1年間、見えない不安定さと戦いながら、
必死に自分探しをしていました。
それがこのnoteの「人生の夏休み活動」です。

見たい物を見に行き、会いたい人に会い、食べたい物を食べ、
ちょっとやってみたいと思ったことをやってみる。

まだ記事にできていないものも多いのですが、
ずっと行きたかったちいかわの原画展に行き、初めて高級中華を食べ、憧れのイラストレーターさんにも会えて。
そしてイラストレーターとして正式に依頼を受けたこと、大阪と東京で絵の展示ができたこと、ちょっと変わった図書館でお手伝いを始めて新しいお友達が沢山できたこと…。

ちょっと怪しい占いに行って、文章を書く才能があると言われて
始めたnote。
自分の思いを綴ると共感して下さる方が沢山いらっしゃいました。

自分の中から生まれたものを外に出していいんだ
と改めて実感しました。

この1年、色々な経験をして
人には様々な生き方がある
と私自身が実感できたことが、私の人生において大きな学びになったと感じています。

だから来年は、この少しずつ変わってきた景色を
もっと見てみたいと思いますし、広げていきたいなと思っています。

noteを始めて6か月。26週連続投稿できているのも読んで頂き応援して下さる読者様がいるからです。
2023年、ありがとうございました。
どうぞ来年もよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください♪

よいお年を♪

ねずみ

【これまでのお話】
↓私の自己紹介記事です。
これまでの経歴やnoteで発信したいことをまとめています。

↓メンタル療養半年後の振り返り記事です