水柳元葉

古語をつかって一句よんだり詩を書いたりしています(^-^)ゝ゛ 絵もかいてます。

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  • 詩を書いて説明もつけて載せています日々更新していきたいと思っております。

最近の記事

人の寿命は儚い まるで花びらが落ちるよう

    • 淡い期待は恋の始まり。波を連れて覆い隠す

      • 相手が気づいてくれない恋はまるで(うたかた)泡沫のよう

        • 月ノ輪

          そのかせもの、かだ者にして渇命(かつめい)なり しかしてその者才(かど)めくものあり 魑魅(すだま)を蹴散らし幽(かす)かき者を露へと消し去る 彼の力人々は畏(かしこ)まりそれがまた彼を片敷きとさせる事となる ある時右を向けば糟尾(かすお)の堅むくろ 左を見ればすきがましの男あり それをあしらう佳麗な狐がごとき女子あり その女子、誰にも見えぬ九尾を光らせ、芍薬のもと、鉦(かね)叩きをしていた。女子が鉦叩きとは珍しいと、人の目によく留まっていたが、その異形さに気付

        人の寿命は儚い まるで花びらが落ちるよう

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        • 7本

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          君に紡ぐ思い

          逝かないで 謝らない君がごめんって言ったのは 私にもっとピアノを弾かせてやればよかったねって謝ってくれたんだよね 逝かないで こんな姿でお別れなんて嫌だよ またごめんって言ってよ。もう忘れられないじゃん こんなに涙が止まらないのに、ありがとうも言えてないのに 君のピアノは私より指が柔かくなめらかに動いて、リストの愛の夢が得意だったよね言ってなかったけど似合ってた 私ときたら速くてシャープやフラットの多いスピードのある強い曲ばかり、打ち込むように弾いてたっけ。 君

          君に紡ぐ思い

          天神の夢

          天神の夢

          天神の夢

          好きたわむ 天神の指の赤い糸 しんねこの彼と 出奔の夢 作者意訳 好色で人になびきやすい、天神(太夫の次の遊女の等級)の指の赤い糸は、 しんねこ(男女がなかむつまじく語り合うこと)になった男性と出奔(かけおち)することを夢にみている といった内容です。 悲しくも赤く情熱のある夢をみる、愛に自由を重ねてみる天神の夢をかきました。

          天神の夢

          白牡丹

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          白牡丹

          月光と朝霧の間の白牡丹 仄白き間に白が光らん

          虫の声も霞む夜を表しています

          虫の声も霞む夜を表しています

          君の道

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          百鬼夜行

          鬼灯行灯が練り歩く 足音たてずに練り歩く 鈴虫の声も縮こまり 人っ子一人見当たらない 含羞草(おじぎそう)が目をつむり 土には隠れる蟻地獄 鬼も煙に角が見え 一つ目小僧が舌を出す 魑魅魍魎が歩くなか その行脚を率いるは 十二の尻尾の狐なり 狐火たいて通りぬる 妖しき平成百鬼夜行 作者感想

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          百鬼夜行

          金獅子

          金獅子の 故郷呼びたる 岩肌の 高くそびえし 白妙の空

          あの子

          夜毎(よごと)夜毎(よごと)にうつしよの 隠れて音は鈴神楽 隠れて一つ彼岸花 足音一つみる影の 覗くあの子が笑ってる 賑わう祭りのそのあとの 静かな社のその裏で 昔のあの子が笑ってる 覗ける魄のわらしかな 作者感想

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          君の道

          花よ咲け咲け花よ咲け まだ見ぬ花でも蕾なら いつか咲く咲く 花が咲く 他の花が眩しくとも あなたは良いものと見てるから きっといずれは花が咲く きっと満開の花が咲く 花よ咲け咲け花よ咲け 私はあなたをたて上げて 私はあなたを励まそう 人それぞれの色の花 満開になるその日まで 私があなたを守り抜こう 花が咲く咲く花が咲く やっとこの日がやってきた どうにかこうにか足掻いていたが この日はずっと待っていた 花が咲く日は待っていた 君が咲くのを

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