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【ゲーム開発】インディーゲームを作るために、ゲームを作り始める【開発日記:No1-1】

はじめに

はじめまして、スイレンソフトの羽倉アオイです。インディーゲームを開発している大学生です。

私の投稿するnoteは、ためになる話というよりも、
同じくインディーゲームを開発している方と交流できる機会になればと思い、日記形式でやっていること、思っていることを綴っていきます。

この記事では、開発するゲームをざっくりと紹介します。他のインディーゲーム開発をしている方に参考になれば幸いです。


ゲームを作る目的について

概要

今作っているゲームの解説について順を追って説明します。まず、何を考えて今回の題材を選んだのか、です。

それはお金です。
お金がなかったら、何にもできません。
ゲームを作るためにお金を稼ぐ。それがゲームを作るという行為で達成されるならもう言うことはありません。
自分の作りたいゲームを作るために、お金を稼ぐためにゲームを作るわけです。
で、ちょっとでも収益が増えたらな~とnoteをやっているということです。

制限という考え方

そもそもの話ですが、ゲームの個人開発をされている方全員に共感してもらえると思いますが、「自分一人ではできることが少なすぎる」という問題があります。


私はこの問題に対する答えとして、「まぁ後回しだな!」と、雑な結論を「今回は」出しました。なぜなら、すぐにお金が必要だったからです。細かい話は後程。


ただまぁ、どんな制限があるかを考えてゲームを作るというのは、原点に立ち返っていませんか?ファミコンはもちろん、それからの時代においてもゲーム業界は何ができて何ができないかを見極めて、最大限いいものを作るということがずば抜けて得意な業界ではないでしょうか。

話を戻しまして。私が今回制限だな~と感じたのは次の三つです。

  • 絵が描けない。

  • 時間もない

  • 何よりお金がない!

2個目、3個目においては誰でも持っている問題でしょうが、1は人によってプログラムだったりしますよね。ぜひご自身にあてはめながら視聴してくださったら幸いです。では、詳細な話に移ります。

絵が描けない

私は全く絵が描けません。これは覆しようのない事実です。
練習しようと思ったことは何度かありますが、練習すら長続きしないほど描けません。

なので、あきらめました。
今はいい時代になったもので、Stable Diffusionなどに代表される画像生成AIが非常にクオリティ高く、私の代わりに描いてくれます。

これがあるならばもう絵を描かなくていいではないか…しかし、これも重大な問題を抱えているのでした。それも後程。

時間もない

時間はありません。というか、短く作ることにしました。

なぜなら締め切りが近くにあると人間は初めて現実に立った視点でゲームが作れるからです。

私は役職名でいうならばディレクターよりもプロデューサー的視点のほうが強いです。ゲームを大きくしたい欲求を、それはできないぞ、体力が持つのかと抑え込みます。

と、いうわけで時間も短く1か月と決めました。実は企画を立ててから、実験をいろいろして3か月近くたっていますが、これは内緒です。

なによりもお金がない!

これは何よりも重大で深刻で永遠の課題です。が、間違いなく今が、一番お金がありません。これはどういうことか。

私のPCが貧弱であるということです。Core i5第八世代のU付(ノートパソコン用)で、GPUはMX130という、誰も知らない化石。これでは3Dゲームはもちろん作れません。2Dはぎりぎり耐えられますが、決壊するのも時間の問題です。

もうすぐUnity6も出ます。
ハードウェア要件は日に日に厳しくなっていきます。

まとめますと、ゲームを作るお金がないので、ゲームを作ってお金を作ります。そういうものです。ですので目指す目標は新しいPCを変える20万円です。目標は高くあるべきです。超えられる目標を掲げてもやる気はわきません。それに言い訳もできません。高い目標なら、言い訳ができます。

今回作るもの

制限から考えて、何にしようか

さて、問題点は出そろいました。絵が描けない。時間がない。お金はもっとない。この三つです。
一つ一つ解決していきましょう。


まず絵の問題。これは、AIを使いましょう。これで解決です。
ただし、これには先ほど後に開設するといった致命的な問題があります。それは、アニメーション、タイルチップ、を作るのに全く向いていないということです。

これは困った、では逆に何が得意か?それは所謂イラスト的な絵です。設定画的なものや、表紙に使えそうなアングルのものは非常にうまく作れます。

つまり、一枚で完結するものはうまいのです。タイルチップやアニメーションは複数枚で一つのものを作り上げます。

しかし、画像生成AIは生成した絵の前後の情報を明確に取得し、それに沿ってまた作るということは非常に厳しいです。(できないと言い切っていいかわからないので、こういう言い方)


要は、一枚で完結する絵で、イラスト的なものを作らせるようにすれば、問題は解決です。


次の問題は、時間です。時間の多さは、もちろんゲームのおおもとの仕様にも影響しますが、それよりむしろ、物量に影響します。

つまり、多くの物量のゲームを作ることは、今回は制限されます。一回遊びきりで、かつその一回が常に満足感のある状態でないと体感時間が短くなってしまいます。


最後に、お金です。これは正直どうしようもないといえばどうしようもないのですが、「効果的に効く場所」に金銭的なリソースを割きます。

これは戦略として考えれば普通ですが、案外意識できないものです。今回は金銭的なリソースはマックスで2万円とします。そうしたらリターンは10倍で、すごいいい感じだからです。アホな意見。

倍にして4万円と1か月で作るというのはなんとなくかけすぎな気がするので、この金額です。この金額だと勝負できる点は一つで終わりになります。
さて、条件はそろいました。


一回きりのプレイの、イラスト的な絵を使った、一か所光る点があれば認められるゲーム…これらすべてに合致するものは何でしょうか?皆さんならどうしますか?今後の発想の勉強にしたいのでぜひコメントしてください!コメ稼ぎではありません。

ジャンルはエロゲ

今回私が下した結論は、「同人エロゲを開発する」です。では、エロゲを選んだメリットを解説していきます。

なんでエロゲ?

同人エロゲというのは、レッドオーシャンではあります。

しかしながら、Steamでインディーゲームを出すよりかは、よっぽど水は澄んでいます。

もちろん求められる要素はインディーゲームと異なりますが、ライバルは少ないほうがいいに決まっています。お金も技術も知識もないのにわざわざ激戦地に飛び込むだけの度胸はありません。一本も売れなかったら完全にやる気をなくします。

もちろんインディーゲームよりは人口規模は小さいかもしれませんが、いい点があります。
それは購買力が高いところです。

第一、すごく気に入ったものでなければエロゲは二回も三回も回らないのではないでしょうか。(知らないけど)

ということは逆に、売れるゲームの回転が物凄く速いので、私のような新規参入の弱小でもチャンスは回ってきます。これは非常に大きなメリットです。しかもエロゲの販売プラットフォームのソートの初期設定は、新着順です。これは消費が他よりも速いことを示しているのではないでしょうか。

せっかく参入するにはいい市場なのに公開したのはアホかもしれないですが、インディーゲームを作るためにエロゲ作る判断を下す真似をする人は多くないと信じることとします。

そこでいろいろなサイトを市場調査したところ、一つの事実に気が付きました。それは意外と音声付きのものが少ないということです。と、いうことは音声のついたエロゲを出せばものすごいアドバンテージになりえます。希少性というのは娯楽において非常に有効な武器です。

音声のついた、AIによる美麗グラフィックのエロゲは聞いたところでは敵なしです、多分。
そして、音声と相性がいいといえば、どういうヒロインでしょうか。そうですね、クール系低音ドSです。

しかも意外とクール系低音ドSがヒロインのエロゲってありません。ここでも希少性が活きます。
と、いうことで、今回作るゲームはエロゲに決定しました。

最後に

本当は技術要素の話もしようかなと思ったのですが、すごく長くなってしまったので、ここまでにします。

今後も様々な記事を投稿していきます。ぜひフォロー、何よりも応援よろしくお願いします。

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