すいか

アラサー独身女子。「常に恋していたい」体質。惚れやすい。 20代の間に繰り広げてきた数…

すいか

アラサー独身女子。「常に恋していたい」体質。惚れやすい。 20代の間に繰り広げてきた数々のダメ恋をキロクしたいと思いnoteを始める。

最近の記事

改札前

まだまだ記憶に新しい思い出だ。恋愛至上最大のトラウマだけど、あの経験をして変わった部分はあるし、「一人の人と向き合うこと」の大切さを学んだ。 「ドラムに興味を持った話」の彼と進展もせず、約束も取り付けられずに、なんとなくうまくいかないなあと思っていた頃だった。別の相手を探そう、と、またマッチングアプリでやり取りを始めた。 はじめて会ったのは、お互い仕事終わりだっただろうか。音楽の趣味と、お酒が好きという共通点があった。また、惹かれていた彼とは違って、恋愛やその先の結婚への

    • 中本の蒙古タンメン

      ごめんなさい、蒙古タンメンの話ではありません。初めて食べた蒙古タンメンは、彼から教えてもらったという話。 30年近く生きていると、自分の好き嫌い、興味のあるなしはある程度分かってくる。通ってこなかった道も多い。蒙古タンメンもそのひとつだった。 そもそも彼は私がこれまで好きになったタイプとは少し違うタイプの男性だった。初めて会ったのは、12月の中旬の土曜日。日が短くなっていたので、待ち合わせの17時は既に辺りも暗くなっていた。彼との共通点は、お酒、音楽、映画が好きなこと。ア

      • ダメ恋の幕開けと香水

        ダメ恋なんて自分で言うのもだせーな、と思うが、私の20代を振り返ると、こんな大事な時期に何をしてたんだろうという恋愛ばかりだった。 20代序盤に、まともに片思いして、両思いになって、付き合って、という幸せコースを辿っていれば、こうもダメな恋愛ばかりにならなかったと思う。 20歳まで守ってきた貞操観念がひん曲がってしまったのは、わたしのファーストキスを奪った相手との経験からだと思う。 焦っていた。最後に付き合ったのは中2だった。高校は部活ばかりで、女としての魅力を磨く時間

        • コンドーム

          ひとつの恋愛から、何かしらを得たい。 あの人を好きになって、それで何を得たっけ、なんてことを思い出したくて、記録し始めた。 「利己的だな、恋愛はそんなものではないぞ」と言われてしまうかもしれないけど、終わった恋に何かしらを求めたって私の勝手だろ!と思うので、ここは寛容にお納めいただきたい。 題名から勘違いをされるかもしれないので先に言っておくが、決して破廉恥な内容を書く記事ではない。それに期待をせずに読んでほしい。「コンドームを付けてもらう」これは、女からも伝えなければ

          若気の至り

          5年前の話だ。 あの頃はまだ私も幼くて、自分の気分で簡単に人を傷つけた。 今だったらどういう風にあの時の状況を打開するんだろう。 私が大学生くらいの頃まではmixiがまだ生きていた。彼とはmixiで出会った。「おしゃれコミュニティ」略して「おしゃコミュ」なるものがあった。私は当時そこにコーディネート写真などを投稿していて、その投稿へのいいねやコメントで彼とつながったような気がする。 何年も友達だった。彼は私の仕事ぶりをほめてくれた。色々なことを彼に相談した気がする。彼

          若気の至り

          ドラムに興味をもった話

          わたしは学生時代から、邦ロックが好きだった。 かといって、別に音楽の知識はないから、なんとなく、雰囲気で好きなものを聞いていた。ボーカルの声、曲調、歌詞、メンバー間の関係性。 ここのギターがかっこいい、とか、ベースの低音がしみるぜ・・・とかはあるけれど、ドラムに注目したことはあまりなかった。 「バンドを組んでみたい」なんて憧れを持ったりもしたが、やりたいポジションは、ボーカルかギター。現実的にはギターよりもベースの方が習得しやすいかな、なんて甘ったれたことを考えていた。

          ドラムに興味をもった話

          すいかの話

          小さい頃、「好きな食べ物」を問われると、かならず「すいか」と答えていた。 当時は本当に好きだったのだけれど、今思うと、なぜこんなにもたくさんのおいしい食べ物で溢れている中から、「すいか」だったのかと、小学生の頃のわたしに問いたくなってしまう。 「ハンバーグ」とか「いちご」とか、そういうみんなが好きなものを書くのが嫌だったのかもしれない。当時から、自我が強くて、目立ちたがりだったのだと思う。 好きな食べ物、という質問が好きだった。「すいか」と答えることで、自分を保てる気が

          すいかの話