🦿
2020年9月29日
昨日は傷口の抜糸(という名の防水パッドを外して担当医に経過を見てもらう作業)をした。
担当医は傷口を視診/触診した後『やっぱり上手いね!綺麗!』と自画自賛した。
得意気な表情をしていたので思わず笑ってしまった。「そんなに綺麗に縫ってくれたのか、有難いな〜」と思いながら身体を起こし、傷口に目をやる。
周りの看護師さんも、リハビリ医のI先生も、皆口を揃えて『綺麗に縫ってもらってるやん!流石やなあ』と言っていたので、本当にそうなんだろう。
けれど、初見の私からするとかなりショッキングで思わず泣いてしまった。何の涙だよと聞かれると、説明が難しいのだけれど、泣いてしまったのだ。
担当医は、『まあビックリはしちゃうよね〜。僕達は見慣れてるからさ。●●さんの小さな足は凄く頑張ってくれたんだよ。』と言いながら、ベッド脇に置いてある私の車椅子に腰掛ける。
『本当に、●●さんの身体は、よく頑張ってくれたよ。よく命があったよね。』と言う。担当医は、いつも私の事を褒めてくれる。手術をして、元の足の形に戻してくれたのは担当医なのに。それを何度伝えても『僕は何もしてないよ。"お手伝い"をしただけ。』と言い、首を横に振るのだ。凄く謙虚な先生で、物腰柔らかく、いつもニコニコしている。看護師さん達も、私の担当医に対して強い信頼を抱いているのが目に見えて分かる。
傷口はショッキングだったが、担当医の手術の腕に感謝した。足はまだパンパンに腫れている。指は動かない。足首も、まだほんの少ししか動かない。
自分ではどちらも動かしているつもりなのだが、目をやると、全く動いていなかったりして、これが結構心にクる。
私の手術した箇所は、沢山の神経が通っているらしい。そこからボルトや鉄板を入れたのでもしかしたら神経を刺激して、指が動かなくなっているのかも知れないというような事を言われた。
足の内側の損傷が激しく、同様に裏の損傷も激しかった為、開ける箇所がソコしか無かったのだと担当医に謝られた。
先生が謝る必要はコレっぽっちも無い。
私の為に最善を尽くしてくれた。
不可解に曲がっていた私の足を元通りにしてくれた。
片足の指が動かなくなったところで問題は無い。
足の指なんか、床に落ちた物を手繰り寄せる時ぐらいにしか使っていなかったし。(下品)
足の内側と、裏は未だ赤黒い。
変な凹凸もある。
腫れは未だ酷いが、痛みは半減した。
私に携わってくれた全ての医療従事者の方々に凄く凄く感謝をしている。
なのに、希死念慮を拭い去る事が出来ずごめんなさい。🅾️先生に言われた言葉が胸を刺す。
"皆あなたの為に尽力しているのにどうして"
どうして、って、私が一番知りたいよ、先生。
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