日本最速?!でクラウドファンディングを立ち上げた男。地方活性化のカギは二拠点生活にあり。

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やらない後悔よりやって後悔という論理が世の中にある。
しかし『やらない現状維持』も選択肢としてあっていい。
やって後悔はそんなにいい選択肢ではないはずだ。
『やって成功』が一番大事。
成功しないのなら、どちらも『後悔』という形は同じだとおもう。
しかし地方活性化を考える中で、やらない現状維持は壁となりえる。

地域活性化を目指し頑張ってる方は「やらない後悔よりやって後悔だ」と考えるでしょう。しかし昔から住んでいて、今の生活に何も不便なことはない。特に変わることを望んでいない人となると「やらない現状」を望むのは当然。何かをすることはとても体力がいるし、かなりめんどくさい事だ。

地域活性化を目指す人。現状維持を望む人。
どちらも正論である。

両方の想いを、くみ取りながら地域活性化へ物事を進めることなんて不可能なんじゃないだろうか?絶対突破口はある!私が地域活性化に一年間真っ向から取り組んできて出した今の答えは「シェアオフィスをつくる」ことでした。

■地域が衰退していく理由は、人口減少

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地域活性をするには人口減少をとどめることがやはり重要課題ではないかと思う。今私がが住んでいる地域には中学校までしかない。高校進学と同時に田舎から出て行かなくてはいけないのだ。田舎から出た子供たちはその後、田舎に帰ってくるのだろうか?いやほぼ皆無に等しくなる。…なぜか?って。それは働く場所がないからだ。

では、働き場所を作って雇用を生む動きをすれば地域活性化に繋がるのではなか?

実際、有田焼の職人さんのお話をお伺いした時に、雇用を生むことが簡単ではないことを目の当たりにした。
結局のところ、雇用を生むためにはお金が必要、しかしそのお金を生むために必要な商品が売れない。伝統工芸品を次世代に伝えていきたいが、給料が払えないから雇うことができない。すると伝統も伝えられず、その伝統が失われ、継手が現れない。だから、今の現状をどう維持していくかに、執着をしなければいけなくなる。雇用を生み、地域活性なんてできるわけがない。

それは有田焼の職人さんだけではない、農家さんも同じ、大工さんも同じ、すべての職業に共通することなんじゃなかと思う。

私は最近まで移住という言葉に特に思うことはなかったのだが、最近特に移住という言葉には重たさを感じる。「移住」という言葉の先に、「その地域での仕事になじめるのか」「生活資金は十分に稼げるのか」という現実的な問題が見え隠れするからではないかと思っています。

移住したいなと考えている方に「移住してください!この地域はこんなきれいな風景があるんですよ。ごはんもこんなにおいしいものがそろっているんですよ!」なんて話しても、移住を考えている人にとっては一つの判断材料になるだけで、決定打にはなりえない。

「何かが足りないのである」


■地域活性は気軽に来てもらえることが重要なポイント

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高度経済成長の時代、会社に勤めるサラリーマンやOLが増えていった。どれだけ時間をかけて、働いで残業もバンバンやって、それが仕事の美学とされていた。泥水をしこたま飲んで我慢したものが仕事だと思い込まされてきた。数十年後その概念が見直されることになる。それが、働き方改革である。

副業を許され、会社に行かず在宅でできる仕事はオンラインでする。残業を減らし、自分の時間を大切にする。そうすると、幸せという価値観を大きくかわってきたんじゃないのではと思う。その選択肢の一つとして移住がある。とは言っても、仕事を辞めてまで地方に住むリスクを冒すのはできない。

仕事を辞めてまで移住はできない。でも移住には興味はある人。
住んでほしいが、仕事がない。でも受け入れたい人。

気持ちの面ではマッチしているのに、なぜかミスマッチになる。もったいない。取りこぼしている。そこに気軽さを足してみるとどうだろうか。

オンラインでできる仕事であれば、そのまま地方に仕事を持ってきてもらえばいい。もしその人が田舎暮らしや、伝統工芸に興味があれば体験してもらえれば、関係人口として地域の人口も増えるようにあるのではないか。仕事をしながら地域の良さを知ってもらえれば、もしかしたら移住に繋がるのではないか。

もっというと、地域の方とも交流を持ってもらえれば、継手問題や空き家問題、山の土地問題なんかも解決できるのではないか。

今、地域活性化に足りないものは、気軽さだ。

どんなけ卓上の空論を並べていても何も進まない。しっかり考えるのも大切だと思うが、チーム全員が同じように石橋を叩き、一つ一つ慎重に進むようであれば、その石橋は叩きすぎて必ず壊れる。こんなことがあったら面白そうだと、とりあえずやってみるぐらいの気軽さで物事を始めたほうが、前に進むスピードは速いこともある。水に浮かべた板の上をダッシュで走り抜けることだってできるでしょ。不安定ではあるかもしれないが、とてつもないスピードで前に前に足を出して走る抜ける。気づけばこんなに進んでたんだと驚くことでしょう。

生きている意味ってなんだと思いますか?って聞かれるけど、あまり意味がないと思います。意味を考えてしまうと、それに合わせて行動しなきゃいけなくなるし、考えすぎちゃうとつまらなくなってしまうような気がする。もし意味があるとすれば、面白そうだなって思えることが生きている意味でしょうか。真面目に考えすぎて面白くなくなるのであれば、ふざけてバカになっていたいなと思います。それぐらい気軽に考えていたい。

地域活性化を進め一歩が、気軽に二拠点生活を楽しめるシェアオフィスをつくること。それがこれからの地域活性化のカギになると思う理由である。

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