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【全文無料】エッセイ『私のコーヒー時間』ふくだりょうこ

#文芸誌Sugomori の7月の特集は #note の投稿テーマでもある #私のコーヒー時間 です。本日の特集テーマ書き手は #ふくだりょうこ さんです。

 飲みすぎはいけない、と思いつつ、飲んでしまう。
 コーヒーの話だ。

 朝、メイクしながら甘めの一杯。仕事をしながらラテを一杯、二杯。夕食のあと、原稿もうひと頑張りのためにブラックコーヒーを一杯。

 数年前、夫がコーヒーメーカーを買ってくれたので、それが仕事のお供だ。去年は大活躍してくれた。部屋の中がコーヒーの香りで満ちていくのはなんとなく、気分がいい。丁寧な生活をしているっぽい。

 夏はアイスカフェオレが定番。濃いめのコーヒーを百均で買ってきた製氷皿に入れて凍らせてコーヒー氷を作る。そのコーヒー氷をコップに入れて、牛乳を注ぐ。氷が溶けていくにしたがってカフェオレが濃くなるというわけ。良いコーヒーで氷を作れば、よりおいしいカフェオレになるのかもしれないけれど、あいにく我が家はインスタントコーヒーで作っている。実はもらいもののインスタントコーヒーがたくさんあるので。
 で、このカフェオレを飲むようになって気がついたことがある。明治の「おいしい牛乳」は本当においしい。ほかの牛乳で作ったときよりも段違いでコクがあってびっくりする。ありがとう明治、ありがとうおいしい牛乳。

 というわけで、あれやこれやと日々コーヒーを楽しんでいる。ただ、仕事をするときしか飲まないので、コーヒーの香りでリラックスできないのは残念だなあ、とは思う。
 リラックスタイムに飲むのは何かな、やっぱりお酒かな。お酒は飲みすぎている。

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