SugiS -kouki sugitani-

尾道の端っこの方で一人、革と向き合い10年、作ったり、直したり、綺麗にしたりすることに…

SugiS -kouki sugitani-

尾道の端っこの方で一人、革と向き合い10年、作ったり、直したり、綺麗にしたりすることに特化した小さなお店です。 広島県尾道市高須町1288-1 0848-38-2157 HP https://sugis-leather.com/

マガジン

  • 尾道に生きる SugiS=僕

    僕自身のコト、思いについての投稿をまとめています

  • Remake

    SugiSでのremakeに関する投稿をまとめています

  • Repair

    SugiSでのrepairに関する投稿をまとめています

ストア

  • 商品の画像

    The トートバッグ

    これはいわゆる「フツウ」のトートバッグ 詳しくはブログにてhttps://note.com/sugis/n/n8af65b26c2b6 size 縦約25cm 横約34cm(上部)マチ約12cm 素材 cow leather ご購入いただく前にattentionページをご確認ください。 https://sugis-leather.com/free/page-attention 傷、表情の違いなどを確認されたい方は、 より詳細な画像をお送り致しますのでご連絡ください。 受注生産の際の仕上がり日時など、その他ご不明な点等ございましたら些細なことでもお気軽にお問い合わせください。
    38,500円
    SugiS
  • 商品の画像

    tote square

    四角い箱みたいな、バッグ 詳しくはブログにてhttps://note.com/sugis/n/nd39bdb977ecc size 縦約23cm 横約20.5cm(持ち手含まず) マチ約13cm 素材 cow leather ご購入いただく前にattentionページをご確認ください。 https://sugis-leather.com/free/page-attention 傷、表情の違いなどを確認されたい方は、 より詳細な画像をお送り致しますのでご連絡ください。 受注生産の際の仕上がり日時など、その他ご不明な点等ございましたら些細なことでもお気軽にお問い合わせください。
    44,000円
    SugiS

記事一覧

革のお店として10年経ったSugiSの一つの着地点を長い話で包んで、長い題のプレートに真っ赤に燃える情熱を沿えて

どこかにありそうな料理の名前風の題にしてみました。 こんな題にした意味なんて別に特にありませんが、情熱だけは思いっきし込めました。 是非読んで欲しい 野鍛冶 ト…

「10年物の名刺入れが名刺入れと手帳カバーに」その先の未来にも期待するリメイクの話

「およそ10年前のSugiS製名刺入れ」 なんて文字にすると、どこか、どこだか煙がかった雰囲気のオールド感ある匂いがしてくる。 10年前 2014年 僕が大阪での革の修行を…

2024.8.23~26「四人展」ありがとうございました

無事終える、 写真と共に少し振り返ってみます。 遠くて行けんかったわーな方も、 たまたま、何かの縁でこのページを開かれた方も、 どうぞどうぞ、目で見てやってくださ…

4

バッグの持ち手の側面の修理のバリエーションの一つとして

革で出来た持ち手がついたバッグを使ったことあります? なんて質問は、ヤボなくらい皆さん使ったことがあったり、現に今この瞬間にも使われている方も多いと思いますが、…

「四人展」 2024.8.23~8.26

毎年の恒例、夏の終わりの展示会。 これまで何年も長らく三人展でしたが、 今年は一人増えて四人展となりました。 より濃く楽しくなりました。 暑い、熱い今年の夏。 果…

「ペンは剣よりも強い」革の筆箱

鉛筆やペンを入れるアイテム、革で出来た物はどれもペンケースという。 どうして横文字になるんだろう? イメージと言ってしまえば、確かにその通りでそれまでです。 僕…

21

蜂蜜と?

広島県は東にある港町、尾道にて。 革の「モノづくり」「ケア シューケア」「リペア リメイク」を主として 革とあなた、一人、一つのモノにこだわり向き合っている小さ…

2

一枚の革は長くて重いという当たり前の話の先に求める想像力

牛の革が鞣され素材として使える、その段階の状態見たことあります? 皮から革へ。鞣しを経て、漢字と共に皮から革へ。 そんな革がバッグやら財布やら、何かしらのカタチ…

2

ティッシュケース box

か弱い か弱い 水に濡れようものなら、すぐにふやけてダメになる。 濡れなくたって、少しの力ですぐにビリビリに。 そんなマイナスポイントなんて普段考えもしないぐらい…

2

re:re:start online shop

はい、SugiSさんハジメマシタは何年前のことですか? 記録を見ると2017年、もう7年も前。 少しして、なんだか性に合わないとヤメル 次のハジメマシタはコロナ真っ只中、…

コバの補修について、なんだそれって人へ

という題にしても、分かるのは革を扱う人だけでしょう・・か? コバなんて呼び名だから分かりにくい、いわば革の切り口です。 人参を寝かせて切ったなら、その切断面です…

3

革の廃材を利用したゲンカンノマットの完成形

およそ一年ちょっとの間、SugiSの入り口を楽しくしてくれた玄関マット。 使用する中で見えてきた改善点などをより良いカタチにして、完成度を高めた仕様で販売します。 前…

Theトートバッグを製作しているときに巻き起こる感情

SugiSの定番であるTheトートバッグを製作させていただいていると、 いつもとても困ったことになる。 お店にあるバッグサンプルをベースとして、 使用する革を変えたセミオ…

1

経年変化する革か?しない革か?しない革でもする革でも、あなたに最適な革を選ぶということ。

経年変化 革が好きな人の多くは、使うたびに色濃く、艶が出てくる、いわば経年変化する革が好きな人が多いと思いますが、 今回はそれとは違う牛革 革は革でも、少し違う…

4

思い入れのあるキーホルダーを、身につけられるバングルへ リメイク

やっぱりね リメイクしたいモノっていうのは、どう転んでも大切なモノということに他ならない 今一度、生まれ変わらせるには既存の形の中に無理矢理はめこむ なんてこと…

革が医療に活きたコトと情熱の話

おい SugiS なんの為に 革でモノをつくるのか? 自己の表現の為にだけじゃない 自分思考の中から生まれてきたモノをつくり、 社会に向けてのメッセージ、誰かと共感し…

4

革のお店として10年経ったSugiSの一つの着地点を長い話で包んで、長い題のプレートに真っ赤に燃える情熱を沿えて

どこかにありそうな料理の名前風の題にしてみました。 こんな題にした意味なんて別に特にありませんが、情熱だけは思いっきし込めました。 是非読んで欲しい 野鍛冶 ト SugiS その在り方こそ、SugiSの着地点 全てを羨望の眼差しで見て聞いてしっかりと心に焼き付けた。 感動したから書く、いつか読んで欲しい人がいるから書き記す。 さぁ召し上がれ。 それは農鍛冶とも村鍛冶とも書く 読み方は「のかじ」「のうかじ」「むらかじ」なんとも日本的で好きな響き 日本語だから、当

「10年物の名刺入れが名刺入れと手帳カバーに」その先の未来にも期待するリメイクの話

「およそ10年前のSugiS製名刺入れ」 なんて文字にすると、どこか、どこだか煙がかった雰囲気のオールド感ある匂いがしてくる。 10年前 2014年 僕が大阪での革の修行を終え、故郷である尾道に帰ってきた直後に製作した名刺入れ。 そんな時分に誰が注文してくれた? うん そう 友達です。 そのまま10年使ってくれた、名刺入れをね、 新たな名刺入れにリメイクすることに。 合わせて同じ革を使った手帳カバーの製作も。 10年経って作らせてもらうアイテムが一つ増えました。

2024.8.23~26「四人展」ありがとうございました

無事終える、 写真と共に少し振り返ってみます。 遠くて行けんかったわーな方も、 たまたま、何かの縁でこのページを開かれた方も、 どうぞどうぞ、目で見てやってくださいませ。 造形 shinsyohさん 恵谷さん 陶 わしさん 絵 漫画 SugiS 僕 載せれる写真が全然ないっす、 まぁ僕のはいいでしょ。笑

バッグの持ち手の側面の修理のバリエーションの一つとして

革で出来た持ち手がついたバッグを使ったことあります? なんて質問は、ヤボなくらい皆さん使ったことがあったり、現に今この瞬間にも使われている方も多いと思いますが、使っているからこそ起きる困ることの代表の一つ。 革の切り口、側面が、なんかわさわさになったり、なんか色が剥がれたり、なんか色のついたビニールみたいな物がぴーっと引っ張って取れたり(ボンドや接着剤で自分で付け直すという人も多いですが、絶対に剥がれますし、そもそもひっつかない・・)ひどい時には糸も取れちゃったり、なんか

「四人展」 2024.8.23~8.26

毎年の恒例、夏の終わりの展示会。 これまで何年も長らく三人展でしたが、 今年は一人増えて四人展となりました。 より濃く楽しくなりました。 暑い、熱い今年の夏。 果たして今年は夏の終わりの展示会となるでしょうか? 終わってなくたって、暑くたって大丈夫、冷房の効いた橋本家具のSHOWROOMでそれぞれの製作したモノと冷房の恩恵を受ける濃い四人で四日間、あなたをマッテマス! 良いタイミングがありましたら、是非!

「ペンは剣よりも強い」革の筆箱

鉛筆やペンを入れるアイテム、革で出来た物はどれもペンケースという。 どうして横文字になるんだろう? イメージと言ってしまえば、確かにその通りでそれまでです。 僕はこれまで、どれだけそんなペンケースをつくろうとしても、なにか納得できない心持ち、巷に溢れかえるレザーペンケース群を横目に正直それでもよくある形で作ってたことはあります。 ただ、これを世に生み出す必要なんてあるのかな?なんて思う日々を経て、しまいには作るのを長く辞めていました。 そんな日々が過ぎる中、ようやくわ

蜂蜜と?

広島県は東にある港町、尾道にて。 革の「モノづくり」「ケア シューケア」「リペア リメイク」を主として 革とあなた、一人、一つのモノにこだわり向き合っている小さなお店SugiSです。 広島県内は広い 尾道市というくくりの中だけでもまぁまぁ広い 地元なのに、いや地元だからこそなのか? 全然知らないことばかりでまだまだ可能性あるなーなんて、なんとか自分の気持ちに折り合いをつけながら楽しく過ごしております。 そんなある日、 同じ尾道市しまなみ海道の途中の島、因島から陽気

一枚の革は長くて重いという当たり前の話の先に求める想像力

牛の革が鞣され素材として使える、その段階の状態見たことあります? 皮から革へ。鞣しを経て、漢字と共に皮から革へ。 そんな革がバッグやら財布やら、何かしらのカタチとなった時には、およそ元の一枚の革としての状態なんて想像もつかないし、想像するということさえもない。 ただただ、その形になったモノを見て「ふーん本革かー」「綺麗な革だなー」「雰囲気ある革だなー」或いは、「良いなー」「使えそうだなー」「欲しいなー」そんなところでしょうか? 当然ですね、それで良いに決まってます。

ティッシュケース box

か弱い か弱い 水に濡れようものなら、すぐにふやけてダメになる。 濡れなくたって、少しの力ですぐにビリビリに。 そんなマイナスポイントなんて普段考えもしないぐらいに、+の要素の塊というか、手を伸ばせばすぐに届く範囲に当たり前にある日常生活の必需品ボックスティッシュ。 そんなか弱いティッシュを守るためのケースなのか? おいおい、誰がどの角度から見ても違うでしょう? そんなか弱いティッシュを守る箱なんて、売ってる時点で最初からついている。 じゃあ、何の為のケースであるべき

re:re:start online shop

はい、SugiSさんハジメマシタは何年前のことですか? 記録を見ると2017年、もう7年も前。 少しして、なんだか性に合わないとヤメル 次のハジメマシタはコロナ真っ只中、小さいお店ですが、(いやなのでか)開けられないのは致命傷、こういう時こそ、オンラインショップだと息巻いてre:start 全然売れないし、程なくしてコロナも収まり、やっぱりなんだか性に合わないしでまたしてもヤメル 三度目の正直か? 二度あることは三度あるか? 性懲りもなくonline shop re

コバの補修について、なんだそれって人へ

という題にしても、分かるのは革を扱う人だけでしょう・・か? コバなんて呼び名だから分かりにくい、いわば革の切り口です。 人参を寝かせて切ったなら、その切断面です。 金太郎飴の出てくる出てくる金太郎です。 それがコバ。 そんな地味な場所ですが、革でモノを作る人にとっては気持ち悪いぐらいにこだわる場所の一つ、ここがバシッと決まるかどうかでモノの見え方が全然違ってくるのです。(長く使っていく為の補強ということも当たり前にあります) そんな切断面に革職人は何をするのか?

革の廃材を利用したゲンカンノマットの完成形

およそ一年ちょっとの間、SugiSの入り口を楽しくしてくれた玄関マット。 使用する中で見えてきた改善点などをより良いカタチにして、完成度を高めた仕様で販売します。 前回書いた記事は↓ というわけで、SugiSで使用しつつ、改善しつつ、形になりました。 糸で綴じる 屋外用マット やはり糸で綴じるだけだと、使用している内にほどけてきたりと強度に欠けるところが見受けられたので、ならば・・と。 既製品で売ってるマットじゃあ、満たされない。 (正直、良い物ほとんどなくないで

Theトートバッグを製作しているときに巻き起こる感情

SugiSの定番であるTheトートバッグを製作させていただいていると、 いつもとても困ったことになる。 お店にあるバッグサンプルをベースとして、 使用する革を変えたセミオーダーでの製作をさせていただきました。 見た目にはなかなか分かりにくいかもですが・・ 良き革のセレクト&より使いやすくなる仕様で、使われる方の「らしさ」が加わったバッグになっているかと思います。 是非、見て ちょ。 で、何が困ったことになるのか? もうね、これで良いんじゃないかと完結したくなるんで

経年変化する革か?しない革か?しない革でもする革でも、あなたに最適な革を選ぶということ。

経年変化 革が好きな人の多くは、使うたびに色濃く、艶が出てくる、いわば経年変化する革が好きな人が多いと思いますが、 今回はそれとは違う牛革 革は革でも、少し違う革 何が違うのか? 加工方法(鞣し方)が違う革 僕の中ではお化粧をした革 お化粧をした革って? 革に対して人間がより扱いやすいように、綺麗に見えるように加工を施した革 人間でいう、すっぴんの状態からナチュラルメイクではなく、がっつりメイクするみたいなイメージで良いかと そういった経年変化の少ない革、

思い入れのあるキーホルダーを、身につけられるバングルへ リメイク

やっぱりね リメイクしたいモノっていうのは、どう転んでも大切なモノということに他ならない 今一度、生まれ変わらせるには既存の形の中に無理矢理はめこむ なんてことじゃあ、最善とはいえません。 そのモノ 状態 しっかりと見て どう使っていきたいか?どう生まれ変わらせるか? そうして新たなカタチになるにはなったが、長く使えない 使いにくい、なんてことになるぐらいなら、やらない方が良い なんてこともあり得ます。 リメイクは一期一会 ここぞとばかりに、一つのモノに向き合うこと

革が医療に活きたコトと情熱の話

おい SugiS なんの為に 革でモノをつくるのか? 自己の表現の為にだけじゃない 自分思考の中から生まれてきたモノをつくり、 社会に向けてのメッセージ、誰かと共感したいだけじゃない、己で愛でるだけじゃない そんなアーティストなはずがない 一人の人間として、誰かのために、誰かの幸せのために あなたがよりあなたらしく生きていけるための モノをつくる なおす きれいにする つくりなおす その素材として選んだのが革なんです そんなことを思いながら、実行しながら こ